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妄想<ウソ>が現実<ホント>になるところ。それが、らっかみ!
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【タイムスリップ・寝子島】
「『街行く人々が、みーんな着物姿になる!』……っていうのは、どうですか?」
筋金入りの歴女こと
日々野 結衣香
のついたウソが作り出したなんとも雅な光景には、居合わせた
三宅 葉月
も、思わずほうっと感嘆の息を漏らしてしまいます。
「これは……創作意欲がかきたてられてしまうわね」
「ふふ。たまにはこんなのも、楽しいでしょう?」
「ええ、素敵だわ」
細かい時代考証やらなにやらは、ひとまず置いておくとしましょう。大事なのは雰囲気です。
あちらからしゃなりしゃなりと歩いてくるのは、十二単の綺麗な女性。烏帽子をかぶった男の人たちに付き添われて、まるで平安時代の貴族のようです。
おや、向こうからがしゃがしゃとやってくるのは、戦国時代の武将たちです。馬に乗り、いかめしい甲冑を身にまとい、これから合戦にでも向かうところでしょうか?
街並みはすっかり時代劇のような様相へと様変わりし、行き交う人々の装いもまた、誰もかれもが着物姿!
「わぁぁ、きれいなお姉ちゃんたちだなぁ!」
結衣香と葉月のところへ、質素な着物姿の子どもたちがやってきて、からからと笑いながら言いました。
葉月は普段のかっこうからして浮世離れしていると言いますか、耽美なゴシック調のものを好んで身に着けていますけれど……本日は結衣香のウソに乗っかりまして、お城に住むお姫さまといった豪華絢爛なお着物をお召しになっております。少々動きづらいくらいのぞろりとした小袖に豪奢な柄の打掛を羽織り、葉月もどうやら気に入ったらしく、まんざらでも無さそうなお顔です。
言い出しっぺの結衣香はと言いますと、ここはあえての町人スタイル。素朴ながら可愛らしい桜柄の着物に前掛けを身に着け、腰には赤い帯とリボンが揺れています。服装こそシンプルながら、そこはさすがの歴史好き。着こなしはまさしく完璧で、そのなり切りっぷりときたら、本当に江戸時代からタイムスリップしてきたかのような佇まいでありました。
「三宅さん、すっごく綺麗ですね!」
「あなたもとても似合っているわよ、日々野さん」
手を振りながら元気に駆けていく子どもたちに笑顔を返して、ふたりも歴史的な情緒あふれる街並みをそぞろ歩きます。
憧れの古き良き時代へと浸る結衣香はもう、終始にこにことしていて、
「ああ、楽しいなぁ……!」
「本当に好きなのね、こういうの。でも、私も案外嫌いじゃないかもね」
「ふふ、良かったです♪」
葉月もまた、お姫さまルックに身を包んで歩くのはなかなかに快感なのでした。
そうして街を歩くうち、いつも読んでいる時代小説の情景を再現したような光景に、結衣香が思わずひゅるりぴいひょろと吹いたのは、とある時代劇のテーマソングのメロディ。
たちまち、ぼわん!
「あっ、ござるさん! ござるさんも一緒に行きましょう♪」
現れたのは結衣香のろっこん、武士召喚によって呼び出された戦国時代の名もなき武士、通称ござるさん!
「ござるさん? ああ、そういう能力なのね」
葉月もあっという間に納得……というのも、元より武士であるござるさんの容姿はあまりにも周囲にマッチしていて、違和感ゼロなのでした。
ござるさんは女の子のふたり連れになにやら気を利かせたらしく、近くのお茶屋さんでお団子を買ってきて、ふたりに手渡してくれました。
「わ、ありがとうございます、ござるさん!」
「ありがとう。いただくわね」
主を立てる武士の気質のたまものか、彼は自己主張せず、以降ふたりのボディガードとして同行することになりました。奥ゆかしく謙虚、深い忠義心を心に秘めた、これぞサムライの鑑であります!
「あら? あれは何かしら……」
と、団子をはむはむしつつ葉月が指差した先には、なにやら人だかり。
「御用だ!」
「御用だ御用だ!」
十手に御用提灯を掲げた岡っ引きたちが十重二十重。どうやら、誰かを追いかけているようです。
ござるさんはお嬢さまたちが騒ぎに巻き込まれないようにと前へ出てにらみを利かせますけれど、結衣香はちょっぴり興奮気味。
「うわぁ、捕り物ですよ! こんな時代劇みたいなシーンに出くわすなんて、感激……」
「……でも、あの追いかけられているのって、うちの学校の生徒じゃないのかしら?」
なんてことを葉月が言ったもので、結衣香は目をぱちくり。
指差す先には確かに、なぜだかひとりだけ寝子島高校の制服を着た背の高い女の子が、わき目もふらず逃げておりました。
「ちょ、ちょっと待ってよー! 私、追いかけられるようなことなんて何もしてないってばー!?」
「御用だ、御用だ!」
「ええいこの娘っこめ、神妙にしろーい!」
ずどどどどっ!! あっという間に、岡っ引きと追われる女子高生は目の前を駆け抜けていきました。
「何だったのかしら……」
「エイプリルフールですからね。きっとなにか、ウソをついて楽しんでたんじゃないでしょうか」
「なるほど、そういうことね。あら、あっちのあれはなにかしら?」
「うわぁ、楽しそう! 行ってみましょう!」
お団子はむはむ、ふたりは時代劇のような空気をすみずみまで堪能すべく、軽やかな足取りで歩いていきます。
情緒あふれる街並みに吹く風は、桜の香りをはらんでおりました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
イエローシナリオ(50)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
109人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月09日
参加申し込みの期限
2017年06月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年06月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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