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夢でトキメキましょう
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●バニーガールドリーム
気付けば、バニーガールになっていた。
肉感的な肢体は黒のバニースーツに包まれ、その頭にはピョコンと黒いうさ耳が生えている。
(……これは、なんとも)
自身の変わりように
アケーチ・タッマーキ
は瞳を輝かせた。後ろを振り返れば自慢のプリ尻は健在で、そこには黒いもふもふした兎のしっぽが生えていた。
「これは良い世界ですね、トキメキます、ふふ……!」
どうやらアケーチは夢だとは気付いてないようだ。彼は歓喜に身悶えていたが、ふと前方に明かりが見えるのに気が付いた。
(この素敵な世界、ぜひ探検してみましょう)
アケーチはゆさゆさの胸とプリプリの尻を思う存分揺らし、小走りに明かりに向かい駆けていった。
そこは、バニーガールやバニーボーイばかりの世界だった。街を行き交う老若男女、みんながみんな、バニースーツに身を包み、うさ耳をひょこひょこ揺らしている。ただどの耳も白やピンクばかりで、黒い兎は1人もいなかった。
「素晴らしい……ッ!」
アケーチは変態全開で自身の黒耳をねじり悶えた。美しいバニーガールがハァハァしている姿は、現実世界であれば一部熱狂的な需要があるかもしれない。しかし、ここはバニーが普通の世界だ。けれども、バニー姿は普通なのに……アケーチの頭についている黒いうさ耳は、明らかに浮いていた。
白とピンクの可愛らしい住人の中で、アケーチの黒い耳は神が与えた変態の焼き印のようだ。よだれをたらさんばかりに自分達を見てくる黒耳のアケーチに、住人達は眉をひそめた。
「何、あいつ」
あんたは違う。私達とは違う。姿も、考え方も、何もかも。
美しい住人達に駆け寄ろうとしたアケーチは、その刺すような視線に足を止めた。アケーチが動きを止めたので、住人達は関心を失ったのかふいと視線を逸らし、何事もなかったかのように振る舞い始めた。
(まぁ、仕方ありませんね)
アケーチは自分の黒耳を撫でた。どこに行っても自分は異質だ。あの白とピンクの美しい世界を、この黒で汚すこともあるまい。……自分は、その美しさを見ているだけで満足なのだから。
その時、横から可愛らしい声がした。
「皆、自分と違うものに冷たすぎるよねっ」
振り向けば、瞳をくりんとさせた桃色の耳を持つバニーガール少女が自分を見上げている。アケーチは静かに微笑んだ。
「私は気にしませんよ……ふふ」
「でも、皆と仲良くなりたいでしょ?」
「いえ、私は……」
そう言いかけてアケーチは止まった。「仲良くしたくない」とは言えなかったのだ。
いつも世界とどこかずれてしまう自分。1人なのは、仕方がないと思っていた。しょうがないと諦めていた。けれど。
(……私は、1人が寂しい)
心の奥底にあったものが、抑えきれずアケーチを包む。アケーチは少女にこくんと頷いた。
「……よかった! 私も、あなたと仲良くしたかったから」
パアッと少女は笑うと、アケーチの手を取った。
「じゃあ、一緒に皆のところに行こう?」
「え……でも」
アケーチは掴まれた手を引っ込めようとする。しかし少女は離さなかった。
「大丈夫。そうだ、あなた何か特技とかない?」
「特技……ですか? そうですね、絵は少々描けますが」
「それよ! みんなの似顔絵を描いてあげればいいわ! 行きましょう!」
ぐいぐいと少女は住人の許にアケーチを引っ張って行く。黒耳アケーチは為すすべもなく住人達の輪に放り込まれ……、初めは訝しげにアケーチを見ていた住人達は、少女の説明に興味を引かれた顔になる。そしてアケーチが絵を描き始めると、あっという間にバニーだかりができ……いつの間にか白もピンクも黒も笑顔になっていた。
*******
(よかった……)
満ち足りた思いでアケーチは目を覚ますと、静かに体を起こした。
(夢だったんですね)
平らに戻った胸を名残惜しそうに撫で、アケーチは腕を下ろす。と、その手にもふりとした触感がした。
何かと思いそちらを見ると、そこには1匹のピンクの小兎。アケーチの手のひらに顔を擦りつけてくる。アケーチは驚いて小兎を抱き上げた。
「貴方……これからも一緒に居てくれるのですか?」
小兎はフンフンと鼻を動かす。その瞳が夢の少女と重なり、アケーチはそっと小兎を抱きしめた。
「では……まずは一緒にご飯を食べましょう。大丈夫、1人と1匹くらい何とかなります」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月03日
参加申し込みの期限
2017年06月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年06月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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