双界からの試練　―紅玉の阿修羅姫ケイファ―｜リアクション

双界からの試練　―紅玉の阿修羅姫ケイファ―

「何かい？　あたしらも知らない事をあの姫さんは知っているのかぃ？」
「そういう事になりますね」
「冒険者の皆様しだいですよ、知る事ができるのは」
「そうなるよね……。すっごく気になるなーっ！」
「あっしたちが直接手を貸すことが出来ないから、腹立たしいんだよぃ！」
「まぁまぁ、――殿。ここで憤っていてもはじまりません」
「私達で異界の戦士の魂を育て上げ、敵を討つしかないんですよ」
「極天使と魔侯爵ですら介入できないようにしちゃってるみたいだし、あれは」
「……しょうがないねぇ。あっしと――はんは最後だとして、次はお前さんに行ってもらうとするよぃ」
「わたくしからもお願いしますわ、――」
「かしこまりました。私でよろしければ。コズエルとユヅキールに比べ力は弱いのですけれども」
「頼んだよー♪　きししっ♪　わたしも早く戦いたいなー！」

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