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柊 誠志朗
&
上泉 睡蓮
の場合
綺麗な子だなぁ、と自分のすぐ隣を歩く少女を見ながら、改めて
柊 誠志朗
は思った。
上泉 睡蓮
。白い肌と長い黒髪の対比が印象的な、まごうことなき美少女。
(でも、なんか引っかかるんだよな……)
そう。引っかかる。
まず1つは彼女が手に持ってるもの。白い羽がついた扇。
(あれって、歴史上の有名な軍師が持ってるあれだよな……?)
なんにせよ、この可憐な女子高生の手には間違っても似合わない。なのに、なんでこんなものを彼女は持っているのか。
実際に、さっき尋ねてみた。すると返ってきた答えは。
この白羽扇を手にすると、知力が+1されるんですよ。まさに鬼に金棒、睡蓮に白羽扇ですね。
というものだった。
「ふふふ、なんだかワクワクが止まりません。隠された宝。示された謎のヒント。今こそ、様々なゲームで鍛えたこの謎解き力を発揮する時ですねっ」
「上泉さん、ゲームするんだ?」
「はい。私、ゲーム大好きなんですよ。以前は赤点取ったらゲームを隠されてたんですけど、今は寮暮らしなのでいくらやっても大丈夫。まったく、素晴らしき寮生活ですねー」
「はは……そうなんだ」
そして2つ目が、知力+1発言から続く、彼女の言動だ。
発せられる言葉がどことなくおかしい。女子高生というより男子高校生、いや男子中学生、いや男子小学生……ともあれ、この可憐な女子高生には間違っても似合わない。
この2つから導き出される答えは……。
(この子、もしかして残念美人……いや、残念美少女なのか?)
「さぁ、待っててください、景品さん。もうすぐこの天才軍師、
上泉 睡蓮
が見つけてあげますからねー♪ 鬼に金棒、睡蓮に白羽扇ですよー。ふふ♪」
自ら作った言葉がよほど気に入ったようで、羽扇をひらひらさせながら、楽しそうに睡蓮は歩いている。
(うん、間違いないな……この子、残念な子だ……)
はぁ、と心の中でため息をつく。こんなに可愛いのに、心底惜しい。惜しすぎる。
(……でもまぁいいか。楽しそうな子だし。せっかく参加したイベントなんだから、俺も楽しもうっと)
「それでさ、上泉さん。『あなたの包むものの歩みの物語』のヒントが何を示してるか、見当はついてたりする?」
どこを探すか、お互いに特に希望はなかったので、誠志朗が持っていたサイコロで決めた。そして出た数字は、4。
「そうですねー。包むものですから……洋服……制服? 制服図鑑とかでしょうか」
「制服図鑑なんて、この学校にあったっけ?」
「むむ……うーん、どうでしょうね……」
「まぁ、とりあえず探してみっか」
「はい。あっ、これは?」
「どしたの?」
「見てください。床が光っています。これは間違いなくツルツルの罠ですよ」
「おっ、ホントだ。ワックスかなんかかけられてんのかな」
「さっきの、ヒトハという者の仕業ですね。敵もなかなかの策士と見ました。侮れませんね。あやうくスッテンコロリンするところでした」
そこでふと、頭の中に浮かんだ考えがあった。でも口に出すのは少々ためらわれる。
(……いや、これは互いの安全を考えてのことだしな。決してやましい気持ちで言うわけじゃない)
「おし、じゃあ転ばないように手でもつなごうか?」
「あっ、いいですね」
「え、いいの?」
「はい。なんだかピクニックみたいで楽しそうです♪」
(軽いなぁ……)
嬉しそうな微笑みとともに、睡蓮が手を握ってくる。細い指だった。
「さぁ、行きましょう」
「あ、あぁ」
やっぱり可愛いなぁと、その笑顔を見て誠志朗は思う。
(残念でも別によくないか……? お茶目で可愛い子だって思えば問題ないんだし……うん、そうだよ。残念で何が悪いんだ。何も問題はない)
「謎解き、謎解き、楽しいなー♪」
歩きながら、睡蓮は楽しそうに手をぶんぶん振っている。照れなんか微塵も見えない。心底楽しんでいる。
「鬼に金棒~♪ 睡蓮に白羽扇~♪ 猫に小判~♪」
(問題ない……よな……?)
図書室へ入ると、本棚の間で楽しげに会話をしている2人組の姿が見えた。
何やら本の話題で盛り上がっているようだ。
(たしかあの人たちもイベントの参加者のはず……おっと、こうしている場合じゃありません。制服図鑑を探さないと)
「どの辺りから探しましょうか、ひーくんさん?」
ひーくんさんというのは、睡蓮が付けたあだ名だった。親しみと敬いを同時に現したナイスなあだ名だと自分でも思う。
「……せっかく付けてもらってわりぃけど、そのひーくんさんってやめてくんねぇかな」
「えっ、もしかして気に入りませんでした?」
意外や意外。まさかこのナイス名付けを拒絶する人がいるとは。
「まぁ……うん。できれば他のがいいかな」
「そうですねぇ……じゃあ、ギラさん」
「ギラさん?」
「ひいらぎだからギラ。ギラギラしてる感じでかっこよくないですか?」
「……普通にひーくんとかにならない?」
「ひーくんですかー。ありきたりでちょっとどうかと思いますけど、まぁ本人がそれでいいというなら構いませんよ。というわけでひーくん、どこから探しますか?」
「制服図鑑のある場所かぁ。わかんねぇから、手当たりしだいに探してみようぜ」
「了解です♪」
しかし、いくら探してもそれらしき本は見つからなかった。
そのうち、図書室にだんだん人が増えてきた。全員、イベントの参加者だろう。
「やべぇな。早くしないと先越されちまう」
「なかなか見つかりませんね。制服図鑑ではないのでしょうか」
「あなたを包むものかぁ……包むもの……風呂敷……上着……布団……あー全然わかんねぇ」
「直接的に包むものではないのかもしれませんね……となると……」
「愛とか優しさとか、そういうこと? でもそんなのいったいどこに」
「あっ!」
「うわっ、びっくりした」
「閃きましたよ、ひーくん。包むものとはすなわち、建物のことです。私たちを包んでいる建物、つまりはこの寝子島高校!」
「包むものの歩み……学校……そうか、学校史だ! すげぇ、すげぇよ上泉さん!」
「いやいやーそれほどのことではー♪ もっと褒めていいですよー♪」
「急ごうぜ。他の奴らに取られる前に」
「はい♪」
2人で本棚を回り、学校史を探す。そして、やがて目的の本が見つかった。
(ドキドキワクワク。いったい景品はなんなのでしょう。さぁ、いざご対面!)
表紙を開くと、1枚の紙が挟まれていた。何か書かれている。
『おめでとうございます。この紙と一緒に挟まっている景品をお取りください。紙はのちほど運営のほうで回収いたしますので、そのまま挟めておくようにお願いします』
紙にはそう書かれていた。しかしそれ以外には何も見当たらない。景品などどこにない。
「……いや、景品ありませんけど。何も挟まってませんけど!」
「あらら、きっと誰かに先に取られちゃったんだな」
「ぐぬぬ……一足遅かったというわけですか……」
その時、どこかから声が聞こえてきた。それは無情にもイベント終了を告げるもので、同時に『天才軍師上泉睡蓮終了』の合図でもあった。
「うー……せっかく答えにたどり着いたのに成果なしとは……」
「まっ、いいんじゃねぇか。少なくとも俺は楽しかったぜ。上泉さんと一緒に過ごせて」
「そうですか……しかしこの天才軍師
上泉 睡蓮
としたことが一生の不覚です……」
「まぁまぁ、元気出して。えっと……それはそうと提案なんだけどさ……残念会ってことで、この後お茶でも飲みに行かない? 俺、おごるからさ」
「ふえ、おごってもらえるんですか!?」
「まぁ、楽しい時間のお礼ってことで」
「行きます行きます! お供します!」
なんという幸運。まさに苦あれば楽あり。禍福はなんとかのなんとかのごとし。
「よし。じゃあ、行こうか」
「はい!」
(わーい、なんていい人なのでしょう。ひーくんとペアになってよかったです♪ やっぱり友達っていいものですね♪)
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
北見直弥
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
推理・サスペンス
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2012年12月18日
参加申し込みの期限
2012年12月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2012年12月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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