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粘土にぶつける俺たちのパッション!
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【はげむ女の子、男の子】
「こうしてこねていると、そば打ちでもしている気分になるな」
粘土をこねながら、
青野 海仔
が言う。
気泡を抜きながら、海仔は何を作ろうかと考えた。
湯飲みは難しいだろうかとか、箸置きでは面白味がないだろうかとか。
置物よりも実用的なものにしようと思った矢先にひらめいたのだ。
「ふむ、実際に使えるかどうかは焼成次第だが……」
海仔はそばから発想を得て、そば用の食器を作ることにした。
そばつゆを入れる器と、つゆ用の皿を作る。
「うん。そばはおいしいからな。上手くいけばいいな」
そんな海仔を、真剣に見つめる人物がいる。
彼女をモデルに裸像を作成しようとしている、
北美浜 薫子
だ。
作業開始前はおっとりとした表情をみせていた彼女も、粘土をこねるうちに真剣な面持ちへと変化していた。
作業台には粘土細工に使用する道具が並ぶ。
「うーむ……」
かすかなうなり声をもらして、薫子は席を立った。
粘土で汚れた手を洗い、ハンカチで吹きながら海仔の元へと近づく。
「なぁ、青野。ちょっとええか?」
「ん、どうした」
真面目な顔で手を伸ばし、薫子は唐突に海仔の胸をむにむにと揉んだ。
「……北美浜さん?」
物事にあまり動じることのない海仔も、さすがに少々の驚きを表す。
「少し確かめさせてほしいことがあるのじゃ」
薫子の表情に浮ついたものなどなかった。
「うう、そうか。わかった」
薫子のあまりの真剣な眼差しには、説得力があった。
この熱意をむげにはできないと考えて、海仔は大人しく受け入れた。
薫子の両手が、体のラインや質感を確かめるように体を探っていく。
やがて納得のいった様子で、薫子は後ろに下がった。
「ありがとう、もうすぐ出来るけぇ。もうちょっとだけ付き合ってや?」
手のひらに残る感触が消えないうちにと、薫子は急いで作業台に戻り、細かい部分の形成に移った。
「完成だ」
自信満々で、
畑生 言嗣
が宣言した。
「もう出来たのか」
浮舟 久雨
が振り向くと、そこには丸くてよく見知った形状のものが鎮座していた。
「……は? え? おい、貴様! 何を作っているかっ」
それが女性のお尻だと気づいた久雨が、肩を怒らせた。
「ふざけているのか!?」
涼しい顔で、言嗣が否定する。
「まさか。美しさに魅入られた感動をそのままに表現したのだ」
「だからといって……」
いっそ壊してしまいたい衝動にかられたが、久雨は思いとどまる。
(くっ……、しかしこれも情熱の塊だ。他人の熱意を否定するわけにもいかん……)
理性をかきあつめる久雨の背中を、言嗣の言葉がどんと押す。
「そう、これは君の御尻なのだよ! いつまでも愛でていたい美しさではないか!」
「うわあ!?」
顔を赤くして目をつむり、久雨はやみくもに両手を払いのけた。
その手が御尻を吹っ飛ばす。
「あぁ、何をするのかね! 折角のモノが!?」
見事にぺしゃんこだと嘆く言嗣に、久雨の顔を青くする。
「わ、す、すまない!」
(しまった! 本当に壊すつもりなどなかったのだが)
文句のひとつでも言われるだろうと身構える久雨だったが、意外と素早く気持ちを切り替えた言嗣が、気にするなと声をかけた。
「粘土が崩れたところで、君の御尻の麗しさが損なわれるわけではないからね。構わないよ」
「言嗣……」
申し訳なく思う久雨に、言嗣は言葉を継いだ。
「じっくり観察して、君の御尻の事は、この私の頭に刻み込んだからね。安心したまえ」
久雨はきつく拳を握りしめた。
「このっ、……物好きめ!」
「あー、結構力いるんだなこれ……」
如月 庚
はろくろを回しながら、大皿の作成に取り組んでいた。
不慣れな作業に、無駄な力が入るのか、幾度か失敗しつつも挑戦している。
「あっ、くそ! また崩れた。……なんだよ、勝手に動くんじゃねぇよ!」
「庚ちゃん、何作ってるのだ? 腕がぴくぴくしてるのだー」
後木 真央
が、小ぶりな平たい皿の形をした粘土を持って通りかかった。
「ん? これな。でかい皿を作ろうと思ってよ」
「おー! お皿が大きいと、たくさん食べられるのだ!」
まさに、庚の狙いもそこにある。食べるというより、盛りつける、だが。
「しっかしこの、ろくろってのが難物でな」
「真央ちゃんも難しそうって思う!」
「だろ。平たくするとこまでできても、形を整えてるうちに崩れやがる」
「じゃあじゃあ、仕上げはろくろから外してやればいいかもなのだ?」
「あー、おお。まあな」
前腕の筋肉をビキビキとひくつかせながら、庚は大皿の形を整えていった。
「がんばろうなのだー!」
庚に声援を送った真央は、そのまま工芸室の隅まで行った。
人目につかないことを確認して、ろっこん『にゃにゃにゃがおー!』を使って、三毛猫を召喚する。
「がおー。お願いがあるのだ。この皿に、肉球ぺたぺた頼むのだー!」
三毛猫の足を取り、肉球スタンプを粘土の皿に押し当てていく。
「ありがとなのだっ」
仕上がりに満足した真央の顔がほころぶ。
「……あれれ、天野ちゃん発見したのだ!」
ろっこんを解除した真央は、同じように部屋の隅で背を向けて作業している
逆巻 天野
に気づいた。
「おーい!」
駆け寄ると、天野の肩がぎくりと震えた。
「あ、あ、ああ……。後木、か……」
天野が、真央の持つ平皿に羨ましそうな目を向ける。
凝ったものを作ることはできないと考えて、シンプルな皿を作ることにした天野だが、やはり生来の不器用さのせいなのか、どうしても形が歪んでしまうのだ。
「天野ちゃんも、お皿作ったのだ? おそろい!」
「うん、まあ。湾曲してるけど、ね」
少し恥ずかしそうに顔を歪めて、天野は自作の粘土を背中に隠した。
「こんなところにいたから、さっき探したときいなかったのだー」
「探してたの?」
真央が満面の笑顔をみせる。
「あのね、真央ちゃん、粘土でデスマスク作ってるのだ。魔除けの! 一緒にやろうなのだ!」
こうして、猫鳴館用に、眼鏡の跡もくっきりな顔型の魔除けがひとつ増えることとなった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月12日
参加申し込みの期限
2013年06月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年06月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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