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――小鳥カフェ&ホテル『TABE=TYA=DAME』にて。
「ちょ、ちょっと待ってください!」
事務所スペースからホールに出てきた
小鳥遊 風羽
を、森宮 檎郎が追いかけている。風羽はそのまま店を出てしまうかに見えたが、檎郎のこの一言でぴたりと止まった。
「営業中です」
「……そうでしたね~」
相変わらずの笑顔で振り返り、風羽は言う。
「じゃあ、今日は午後から休業にしましょうか~」
「何かあったんですか?」
そこで、青いマメルリハと一緒に遊んでいた
御巫 時子
は、何か緊急事態が起きたのかと2人に近づいた。風羽はカウンターに入って椅子に座ると、話し始めた。
「猫を探しに行くんですよ~」
その少し前、
八神 修
は本屋でPM2.5と脱顆粒関連の学術書と川釣りについての実用書を仕入れ、心もウキウキと『TABE=TYA=DAME』に向かっていた。修にとって、勉強は履歴書の趣味欄に本気で記入できる娯楽である。知らないことを知るのも好きだし、問題を解くことも正解の達成感も好きだった。受験勉強も、それ以外の勉強もどんどんやりたい。
(今が一番勉強に打ち込める時だしね)
社会人になったら自由時間は殆どなくなってしまうだろう。勉強を楽しむとしたら、今しかない。
小鳥カフェで仲良くなった鳥たちとコミュニケーションを取りながら買ったばかりの本を開こう。
そう思ってカフェを訪問すると、カウンター周りで風羽と檎郎、時子が何やら話をしていた。檎郎がどこか困ったようにしているのを見て、彼が話題になっているのかな、と修は察した。
「森宮さんがどうかしたんですか?」
「あ、八神さん~。いつものブラックコーヒーでいいですか~?」
風羽はちゃっかりと商売を開始しながら、檎郎から聞いた話を改めて彼にも説明した。
「私も、猫探しに協力したいと思っています」
時子が微笑みながら言う一方で、修は檎郎の夢について少し慎重に考えた。
(本当に猫が飼いたいのかは、本人にしか分からないだろうな)
若者特有の閉塞感や焦燥感が動機の根底にある可能性を考える。一時的な感情であれば、動物を飼うのは見送った方が良いだろう。
だが、そこを突っ込むのは無粋だと、修は笑顔で時子に続いた。猫を探すことで、自分を見つめなおすこともできるだろう。
「俺も猫を飼ってますから、お力になれると思いますよ」
事務所で風羽に話した時はこんな展開になると思っていなかったのか戸惑っていた様子の檎郎だったが、時子と修の言葉を聞いて調子を取り戻したらしい。
「よし! じゃあ早速猫を探しに行こう!!」
大声で、近くにいた鳥たちが壁際に飛び去って行った。
「営業中です~」
「あ!」
ということで、午前の営業時間が終わった後に4人は猫探しに出発した。
「実家ではお婆様が「しろ」という白猫を飼っていますがとても可愛いですよ。そのままの名前を付けるのはお婆様譲りですね」
店を出て街の中を歩きながら、時子はそう言ってくすっと笑った。
「ヨタカさんもヨタカさんですものね~」
風羽は凛々しい姿の鷹を思い出す。隣で、檎郎が思いついたままであろう質問をした。
「その猫は何年飼ってるんだ?」
「……もう10年ぐらいでしょうか?」
時子は「しろ」と出会った時の子供の自分を脳裏に思い描いて言った。「しろ」も小さな小さな子猫だった。
「人懐こくて、青い瞳と毛並みの綺麗な猫さんです。ただ御巫家の者以外が来たら隠れてしまう恥ずかしがり屋さんですけど」
「だったら、会うのは難しいかもしれないな」
修は時子の言葉から猫の姿を想像する。猫をたくさん飼っている彼は、その猫がどれだけ綺麗で美しく可愛らしいのかが分かる気がした。
「今度実家に帰ったら写真を撮ってきますね」
何となく残念そうな雰囲気になったのを見て時子が言う。そんな会話をしていたら、前から
佐藤 英二
が歩いてきた。
「あ、佐藤さん~」
「偶然だな、英二!!」
風羽と檎郎が彼に気づき、声を掛ける。英二は、あっ、と笑顔になって立ち止まった。
「茶室で1回会ったよね」
「1回? ああ……実は2回会ってるんだぜ!」
英二の顔を見て、檎郎はにかっと得意気に笑った。
「え?」
「1時間経ったら呼びにくるミ!」
「あっ!」
みかん宇宙人の声音で突然聞き覚えのある台詞を言われて、英二はびっくりした。修と時子も驚いた顔をしている。
「あの中に入ってたんだ……」
「みかん宇宙人が俺の真の姿だミ!」
「「「…………」」」
着ぐるみに入らないでそのしゃべり方をされると奇妙なことこの上ない。即刻やめてほしいということで、檎郎の正体明かしタイムは終わった。
「猫探し、僕も手伝うよ」
新しく飼う猫を探していると聞くと、もともと散歩をしていた英二は、その延長みたいなものだしと彼等に同行することにした。
(迷子の猫を探すのなら大変そうだけど、寝子島には猫が多いし、その中から飼いたい猫を探すならそんなに難しくはないかな)
迷子猫を探すという話であっても英二は協力したが、切迫していない分、のんびりとした気分でいられるのは確かだ。
「そういえば……」
と、英二は気軽に雑談をしながら猫を探すことにした。
「バイト先の仲の良かった先輩兄弟がアメリカへ引っ越すことになったんだ」
「アメリカですか~。それは寂しいですね~」
「寂しいけど……悲しくはないんだ」
「どうしてだ?」
檎郎は、アメリカへ引っ越す兄弟のうちの1人がみかん宇宙人のストラップを防虫剤もとい愛用(?)していたことを知らないままに英二に聞いた。
「会おうと思えば会いに行けるからね。夏休みに遊びに行けたら良いな、と思ってるんだ」
「ああ、飛行機に乗ればアメリカまで行けますからね~」
風羽はまるで、車に乗れば本土へも行けますよね~というようなノリで相槌を打つが、飛行機は乗せてと言ったら乗せてくれるものではない。
「うん。だから、その旅費捻出用にバイト代をコツコツ貯める予定なんだ。元々、バイト代ではひと昔前のアニメ作品のDVDボックスをいろいろ買って一気鑑賞とかしようと考えてたんだけど、今まで貯まっていた分もあわせて、先に旅費に充てるつもりだよ。……あ、猫が走ってくる!」
英二の視線の先を追うと、アーモンド色の猫がこちらに向かって走ってきていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
沢樹一海
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
動物・自然
定員
15人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年05月17日
参加申し込みの期限
2017年05月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年05月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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