this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【お花見】しづ心なく花の散るらむ
<< もどる
1
…
84
85
86
87
88
…
98
つぎへ >>
鼻歌まじりに歩く彼女は
桜庭 円
、おろしたての白いワンピースが風になびく。
今日はとくに目的も予定もない。単なる散歩中だ。でもそういうときに予期せぬ幸運に出くわす場所が寝子島だと、円は経験上知っている。
このときも目の前に、ひらりと淡い桜の花びらが舞い込んできたので、おっ、今日のボクってラッキーかな? と彼女は思った。
その一秒後に10センチ程度の小さな御剣刀が、今にも世界が終わりそうな「ウオー!」という声を上げて顔面に突っ込んでくるまでは。
「危うく叩き落としそうになったじゃない……! 手のひらが刀くんの返り血でベッタリ染まったらどうする気だよ」
「怖いことを言わないでくれ。……俺も、まだ飛び方に慣れてなかっただけだ。そもそも、この『半妖精』の状態だと人間の手は触れられないから大丈夫だ。自分から見せようと思った相手でないと、姿も見えないそうだ」
まもなくさくも現れて、
「わたしの話、聞いてほしい。わたし話す」
と、身振り手振りを交えて、自分が置かれている状況を説明したのだった。
「ふーん」
さくの話と刀の話、その両方を聞いて円は腕組みした。この頃にはもう、円も10センチ手乗りサイズの半妖精になっている。
「ということは……これが……非日常の入口……!」
「まあそうなるな」
「仕方ないなぁ……いよいよデビューしましょうか……魔法少女に!」
タイトルコールは
『魔法少女☆円』
がいいだろうか。決まった!
「いまの円、魔法かかっただけの人。魔法少女かける側。だから魔法少女、違う。強いて言うなら『魔法かけられ少女』」
……
『魔法かけられ少女☆円』
では、ちと厳しい。
「えー違うのー? 衣裳とかないの? あぁ、そう……」
両肩を落として円は、これ以上ないほどのがっかり感を表現するのである。
「魔女のこととか、飛べることとかは、まあわかったよ」
気を取り直して円は言う。
「でもさくちゃん、この半妖精の状態から元の人間体にはどうやって戻るの?」
「さくとキスする。10秒くらい」
この瞬間、クワと円はまなじりを釣り上げていた。
「ちょっと刀くん! この子8歳くらいだよっ! キミという人は……!」
「待て話は終わってない! 他の方法もあるんだよ! 俺もそれ以外の方法を試すつもりだから!」
その頃
ルーク・ポーラスター
と
アリス・ミーティア
も、刀と円とは別の場所で似た展開を演じていた。
ルーク、アリス、そしてさく、三人そろってやはり10センチサイズとなった上で、
「ルーク……こんなちっちゃい子にキスするつもりだったの?」
アリスは普通に引いている。顔はいくらか青ざめており、足もじりじりと後退をはじめていた。返答次第によっては友だちづきあいも考える、といった勢いだ。
「違うっ! 勇者になる男はそういうふしだらなことをしないぜ! くすぐってもらう予定だ!」
「ちっちゃい子にくすぐられるのが趣味なの!?」
「ますますもって違ーう!」
というやりとりがあって、ようやくアリスも事情を理解した。
「それならそうと早く言ってよね」
「言ったつもりなんだが……」
いずれにせよ安心したので、アリスはさくにこう告げたのである。
「義を見てせざるは勇無きなり、って言うじゃない? 及ばずながら手を貸すよ」
アリスは、太もものホルスターから銃を抜いて弾数を確認した。銀の銃身のリボルバーだ。エアガンだが、片手で持つとズシリとした重量がある。左手で固定し右手を滑らせ、蓮根に似た形の弾倉を外した。
「……よし。全弾装填済みね」
くるっと弾倉を戻して回した。チリリと冷たい金属音を立て、シリンダーは最初の位置に戻る。次の瞬間にはもう、銃はホルスターに収まっていた。まさしく目にもとまらぬ早技だ。
「頼もしい。アリス。頼もしい!」
さくは興奮気味に目を輝かせ、左右の拳を握ってフンと鼻息した。
「任せて! 大船に乗ったつもりでいてね! まさか寝子島に花見に来ていきなりこんなことになるなんて思わなかったけど……。ま、これもいい経験よ」
ルークもやる気は十分だ。
「困っている者を無視はできないからな。小さくなって飛べるようになったってのも、考えてみれば面白そうだぜ」
と言うと剣を鞘ごと肩に乗せ、白い歯を見せた。
<< もどる
1
…
84
85
86
87
88
…
98
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【お花見】しづ心なく花の散るらむ
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
117人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年05月20日
参加申し込みの期限
2017年05月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年05月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!