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■夜明け前の決戦
暫くの間一進一退の攻防が続いた。
駅前、高校、スタジアムと三つのポータルに加えスタートポータルまでを均等に警備する必要にかられたケイサツたちは2~3人体勢でそれぞれを警備。
対するドロボウは警備状態が偏らないようにばらばらに攻めながらも、ある程度仲間がつかまったらスタートポータルに集中攻撃を仕掛けるという形で取り返していた。
ケイサツもケイサツで砦を築いたり道を塞いだりとあらゆる手を使ってドロボウをはねのけていた。
どのポータルも陥落しないままの時間が何時間か続いた。
お互いに疲労が蓄積した頃、ようやく事態は動き出したのだった。
「そろそろ、かな」
幾度目かの駅前ポータルトライ。立樹は仲間に合図を送り、三人同時に飛び出した。
それまで囮を出して相手の数を減らす作戦をとっていた彼らの一点攻勢に、さすがのねむるたちも対応しそこねた。
というより、駅前ポータルの守備がねむると美咲紀だけであったことも致命傷となった。
「こうなったら、相打ち覚悟で死守するのです!」
「相打ちって、僕ら死なないけどね?」
「しなばもろともなのでーす!」
「しなないけどね!?」
ポータルの両脇でガッと構えたねむると美咲紀。
ドロボウの二人が自らタックルを仕掛け、逮捕されながらも二人を拘束。
「いまだ、いけ!」
「ここまで囮になってくれてたんだ。恩返しはするぜ!」
仲間に活路を開かれる形で、立樹は強く頷いた。
大地を蹴り、ポータルに手を伸ばす。
そして、最初のポータル陥落通知が参加者たちに流れたのだ。
一方こちらは寝子高前。
蝶に変身して上空から様子をうかがっていた梢は、新たに現われたドロボウに注目した。
変身を解除して、手すりにすとんと着地する。
「壬生先輩、ドロボウが来てますよ。正面から隠れもせずに」
「壁でも駆け上がるつもりかなぁ?」
電気実験に使われるエナメル線を能力でぐねぐね動かしながら由貴奈は小首を傾げた。
これまで壁をよじ登ったり非常階段を利用したドロボウは現われたが、由貴奈と梢による剛柔そろった無敵の守りを突破できる者はいなかった。
今度もカモネギ案件かしらと思っていた……ところへ。
「一気呵成に、駆け上がらせて貰う……!」
刀が、ろっこん能力を発動させた。
精神と肉体の加速。
そして空気を足場とする非常識な足場作り。
校庭から見えない階段でも伸ばしたかのように超高速で駆け上がった刀は、由貴奈の作った即席電気フェンス(ちょっと驚く程度の電流を流している)を無理矢理に飛び越えて、ポータルの上へと跳躍した。
「こずえちゃん」
「させませんって!」
蝶になって飛び上がり、変身を解いて刀に掴みかかる梢。
対する刀は空中で三角飛びするというズルいくらいの変速軌道で梢を回避。ポータルにタッチして、屋上の地面をごろごろと転がった。
「これで、二つ目のポータルを攻略し……ぐあっ!?」
由貴奈の即席スタンガンをくらって脱力する刀。
「俺……今回、こういうの多くない……か?」
ばたんと倒れた刀を捕まえてから、由貴奈と梢は頷きあった。
残るポータルは一つ。
全てのドロボウが集まる、最終決戦が始まろうとしていた。
勝利を目前として、今度はドロボウたちにピンチが訪れていた。
「うわうわうわ、制限時間がもうすぐだよ。救出チームはなにやってるの」
「最悪、私たちだけで行くしか無いわね」
スタジアムポータルを前にして、ジュストと莉鳥は攻めあぐねていた。
ポータルを守るべくスタジアム内には体力自慢のレナをはじめ、美咲紀とねむる、更に由貴奈や梢までもが集結していたのだ。
残るケイサツもこちらに向かっている。マップの表示がそれを物語っていた。
一方で救出チームは。
「二度はない。そう言ったはずだよ」
修は分解能力を駆使して、転倒したドロボウたちを次々に捕まえていた。
その横では透が捨て身の突撃を仕掛けたドロボウを難なく捕まえている。
「なんでこんなアッサリと……。作戦は完璧だったはずなのに」
「すみません、その作戦なんですが」
透は困ったような顔で手を振った。
「こちらに筒抜けでした」
ドロボウを捕まえて油断したフリをして、相手が完璧だと信じて疑わない作戦をフルでカウンターする。
それが透の作戦であった。
修もその作戦に快く乗り、二人して眠たそうに椅子でふねをこいで見せたのだった。
「残りの人数は……そう、三人といった所ですかね」
透が振り返ると、修は小さく首を振って見せた。
「悪いが、俺たちの勝ちのようだ。制限時間まであと五分もない。……いや、違うな」
自分で勝利を確信したようなことを言って置いて、修はすぐにそれを撤回した。
「勝負は最後まで分からない。俺がベストを尽くしたように、最後まであがくプレイヤーが現われるとも限らない、だろ?」
「……さあ、どうでしょう」
透は肩をすくめた。まるで彫刻のように美しく整った笑顔でもって。
遠くの朝陽がのぼり始める。
莉鳥は物陰に隠れるのをやめて立ち上がった。
「行きましょ」
「……うん」
同じく立ち上がったジュストは、指を鉄砲の形に構えて……そしてやめた。
「作戦は?」
「ない」
莉鳥はあくまで正直に、そしてまっすぐに、ポータルへ向けて歩き始めた。
スタジアムの中央で回る招き猫。最後のポータル。
それを阻むように並ぶ五人のケイサツ。
その中央で、レナがにんまりと笑った。
「ジュストみーっけ。にがさんぞ、姉の偉大さを思い知れ!」
「逃げないよ。弟がいつまでも小さくないってこと、教えてあげるから!」
ドロボウの二人は歩き出し。
ケイサツの五人は歩き出し。
両者は歩調を早め。
歯を食いしばり。
一斉に走り出す。
「またせたな、俺がきたからに――にゃん!?」
空気を読まずに飛び出してきた三人目のドロボウが、由貴奈の放った鉄パイプによって押し倒された。
パイプの先端にくっついていた梢が変身を解き、ドロボウを確保する。
「一人!」
「二人目はおまえだぁ!」
飛びかかってくるレナをスライディングで回避するジュスト。
そんな彼をヘッドスライディングでホールドする美咲紀。
「こんどはにがさないのです!」
「うわーはなせー!」
無理矢理逃げようと暴れるジュスト。
彼を両手でがっしりと確保して満足げなレナ……に、ジュストはにんまりと笑いかけた。
「やったね」
瞬間、レナは本能で罠を察した。
小柄で素早そうなジュストに気を取られ、一切の小細工をしなかった莉鳥からガードが外れたのだ。
「捕まえろ!」
レナの呼びかけに応じたのはねむるだった。
こうなれば能力も何も無い。
直線のダッシュが予想以上に早い莉鳥に今から追いつくことはほぼ不可能。
となれば、飛びかかって転倒させるほか無い。
「指先だけでもあたってくれっ」
ねむるは両腕を伸ばしてジャンプ。
莉鳥の足首をがしりと掴む。
前のめりにかたむく莉鳥。
と同時にじんわりと脳を眠気が支配し始める。
頭から遠いとはいえなかなかの効力。
これで届かなかったら終わりだ……と、思ったその矢先。
莉鳥の指先がポータルに触れた。
ギランと光り輝くポータル。
そして、全てのプレイヤーの視界にメッセージが表示された。
最後のポータルが攻略されました。
『ドロボウ』チームの勝利です!
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担当ゲームマスター
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
バトル
ゲーム
定員
15人
参加キャラクター数
11人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年04月23日
参加申し込みの期限
2017年04月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年04月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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