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不思議な街のトラブル訪問
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【常連客】の二人、
八神 修
と
椿 美咲紀
は、困り果てていた主人に話を聞いていた。
「人手が足りないんだ。あと二つと一匹なんだけど、手伝ってくれるかい?」
「もちろん」
「困った時はお互いさまなのです。原因的に無関係とも言い難いし、品物探すお手伝いをするですよ」
ぱぁぁと主人の顔が輝く。
あの強い香りの中、余裕たっぷりに座っていた女主人はどこへ。
内心苦笑しながらも、修は抱いた猫のミルクに声をかけるように語る。
「お前も何かあったら教えてくれ」
にゃあ、とミルクからも頼もしい声。
「俺ももう一人当てがあるから連絡してみる」
「それでは、私は泳ぐ魚さんを探すです」
美咲紀は長い柄の虫取り網を持って、準備は万端だ。
友人同士の二人は頷き合う。
「何かあったら連絡する」
「わかりました!」
びしっと敬礼して、美咲紀は一人駆けていく。その後ろ姿をしっかり見送ってから、修は主人に向き直った。
「猫の詳しいこと、教えてくれませんか。猫の名前と好物、好きな場所や癖、あと特殊な能力とか」
「あの子の名前は、美夜(みや)。女の子に化ける。見た目は、黒髪長髪の小さい子供だ。ああ、あの子にちょっと似てるかな」
「あの子?」
「せり……いや、言っても手掛かりにはならないだろうねぇ。とにかく、好物はミルク。好きな場所はとにかく高い場所だ」
主人は一瞬言い濁るが、その後はぺらぺらと続ける。
その間、修もじっと聞き入る。ミルクもじっとしていた。まるで主人の心情を表すかのように。
「癖は尻尾で腕や足を巻くことかな。……これで役に立つかい?」
修は力強く頷く。そこには確信があった。
「必ず見つけます」
「そうかい。……頼んだ」
立ち去ろうとした修を、主人は呼び止める。
「多分、今回大脱走を首謀したのは、美夜だ。まだ何か企んでいるかも。注意してほしい」
それを聞き、一層修の気は引き締まる。強く頷き、立ち去った。
シーサイドタウン・マリンパラダイス内
「うひゃー迫力ありますねー」
目の前をサメが泳いでいく。
長い虫取り網を持った美咲紀は浮いていた。しかし彼女は気にしない。目の前にある興味だけが彼女の武器であり味方だからだ。
カップルや親子連れが多い。
「他の商品もありそうですねぇ」
匂い袋……? 透明な飴玉……?
とにかく目の前の品物を探すことに専念しよう。とした矢先。
ふよ~と幻想的な場面に出くわす。
暗くなり水槽をライトアップされるように調節されたマリンパラダイス内に、骨の標本のような魚が泳いでいく。
「ふぁ~! 綺麗です!」
ん?
「待ってください!」
自分が見つけていたものだと瞬時に切り替え、虫取り網を構え追いつけ追い越せの大脱走を繰り広げる。
やがて。
「はぁ……ぜぇ……。さ、作戦をたててきたのをすっかり忘れてました」
虫取り網をつっかえ棒にして、立ち上がる。
ここにくるまでに事前に用意してあった、シラスや小女子をばら撒く。
「これで!」
誘われるように骨の魚がふよ~と近づいてきた。
チャンス!
「えい!」
狙いを定めた一撃は、泳ぐ魚を無事ゲット!
網の中にしっかり入っているか確認して、さらに勝利を噛みしめる美咲紀。
追う、追われるを経験したので、かなり嬉しい。
早速スマホで連絡をとる。
「もしもし、シュー君? 泳ぐ魚捕まえたよ! あと残ってるのは何?」
立ち上がり、スカートの裾を払いながらうんうんと聞く。魚はとっくに主人から借りた袋に入れてある。
「猫と香り袋ね。どっちか手伝う? 袋のほうね。わかった。とにかく合流するね」
ぴっとスマホを切った後、自分の周りの散らかりようにハッとして、美咲紀は慌てて魚を片付けたのだった。
「もしもし? なんや、八神か。なんやて? 急用だから手伝えて。ちょい待て。俺の都合はなしかい!」
受話器の向こうから無慈悲な一言、『ない』。
がっくりと肩を落としつつも、そうそうこういう奴やなと
須藤 清一郎
は話に耳を傾けることにする。
要は。
フツウじゃないものが町中に逃げて、それを回収するのを手伝ってほしい。ということらしい。
なんだシンプルじゃないか、と清一郎は更に話を聞く。
あと残っているのは香り袋と猫。
「なんやどっちも気が乗らんなぁ」
そこで修から爆弾が落とされる。『猫は女の子に化ける』。
「せやったら合流するわ。女の子いうたら、女の子のおる場所におるやろ?」
『猫は高い所が好きらしい。俺は猫を探すから、香り袋のほうを頼む』
そう言われれば、仕方ない。
清一郎とて高い所は好まない。
仕方なく、町中の女性の好みそうなカフェに向かった。
さすが女子に人気のカフェ。綺麗どころから可愛いまでより取り見取りだ。
清一郎は伸びる鼻を抑えて、じっと周囲に目を向ける。
まだ猫の女がいる可能性を捨てきっていない顔だ。
(「しかし」)
女性も多いがカップルも多い。すでに彼氏がいる女性は問題外だ。
そう思いながらテーブルに肘をついた清一郎の手元に、見慣れぬ古ぼけた小袋がある。
「お?」
なんだこれ、そう持ち上げかけて、甘ったるい匂いにくらりと眩暈がする。
「わーーー! 嗅いじゃだめー!!」
が。
現れた美咲紀と清一郎の視線がばっちり合う。
美咲紀はマスクをかけて完全防塵。
「オネエさん、俺とお茶飲みまへんか!?」
「わーーーーん、間に合わなかったーーー!?」
「任せな!」
どこからともなく現れた女主人が、何かの液体を清一郎に振りかける。
ハッとしたように意識を取り戻した清一郎は、自分が何をやったのかわかっていなかったようで。
目の前の美咲紀に、不審な目を向けている。
「わ、私のせい?」
「誰やあんた」
「ないすちーむぷれい!」
香り袋を袋に詰めた主人は、二人を労う。
なんかよくわかんないけど、無事に最後の一品も回収!
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年04月21日
参加申し込みの期限
2017年04月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年04月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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