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● 告白
ここから犯人の告白タイムだと察したトワが、ネットで入手したフリーのサスペンスドラマの犯人自供シーンBGM(最近はそんな便利なものがあるんですね!)を流す。スローなドラムのリズムに乗せて、トランペットの黄昏れた主旋律が響き渡る。ざざーんと波音も入っていて、保健室がまるで断崖絶壁の崖になったかのように感じられる。
曲がいいかんじにクライマックスになるのを待って、鷲尾先生は、
「勘違いだったのよ」
とぽつり言った。
「そう。瓜山先生に手紙を出したのはこの私。私は密かに、瓜山先生に恋していたの」
思わぬ告白に、瓜山先生は目を瞠るばかりで声が出ない。
「あの時間、図書室に早川先生がいないことはわかっていた。だから瓜山先生を呼び出して、思い切って想いを告げようと思っていたのよ」
鷲尾先生の告白に、梢はひとりごちる。
「瓜山先生をおびき出した手紙は不運なラブレターだったというわけですか」
「ところが――そこにいたのは野々だった」
遥斗が続く言葉を引き取った。
正確には、鷲尾先生が見たのは人狼の後ろ姿だった。瓜山先生から最近視線を感じるという話を聞き、自分も同じような感覚を味わっていた鷲尾先生は、この人狼こそが視線の主ではないかと勘違いし、いったいどんな輩か確かめてやろうと抜き足差し足、人狼に近づいた。
窓の方を向いて絵本を読んでいた人狼は鷲尾先生の気配に気づき、振り向いて「がおー!」と声を上げ、襲い掛かろうとした。鷲尾先生の位置からは逆光になり、人狼の顔は見えなかった。
不運というよりほかないが、たまたま鷲尾先生の手には、図書室に来る途中、視聴覚室の前で拾ったロコミケパンフがあった。鷲尾先生はそのパンフを瓜山先生のものかと思ったのだ。
鷲尾先生は咄嗟にロコミケパンフを振り上げた。
「人狼が野々さんだと分かったときにはもう遅かった。
パンフの角は野々さんの額を直撃した。
『フジコ先生にまた怒られる……』それが野々さんの最後の言葉だったわ。
野々さんが持っていた絵本がバラバラと床に落ちた。それから野々さんの身体は傾ぎ、ゆっくりと倒れた。
血を流す野々さんを前にして、私が考えたことは何だったと思う?
『瓜山先生が来ちゃう。瓜山先生にこんなところを見られるわけにはいかない』――そんなことよ。
そのときは夢中で、野々さんがダイイングメッセージを書こうとしていたことも、散らばった本の中に『うりこひめ』が混じっていたことも知らなかった。もしも知っていたら、何か手を打ったでしょうけれど、そんな余裕はなかったというのが正直なところだったわ」
鷲尾先生は急いで図書室を離れた。
それからしばらくして瓜山先生が図書室を訪れ、次いでフジコ先生が3Fに上がって来て視聴覚室の前で桐山先生を観察した。瓜山先生はののこの死体を見つけて物音を立て、その物音を聞きつけたフジコ先生は早々に1階踊り場まで逃げた。瓜山先生も2Fの職員室に逃げ帰って、誰もが口を固く閉ざした――という次第であるらしい。
「保健室に戻ってみると、ますます私が殺したことを知られるわけにはいかないという気になったわ。どうしてかしらね、バレさえしなければ、瓜山先生を見続けることは出来るような気がして」
桐島先生は解放され、代わりに血濡れた白衣の鷲尾先生が、貴子と茂に両脇を固められて連行されていった。
「悲しい話ですね……」
綾花はさりげなく早川先生の方に身を寄せる。
一方、梢はしらじらと冷たかった。
「そうですかねー。桐島先生が感じてた視線はフジコ先生のもの。鷲尾先生が感じてた視線は桐島先生のものだったわけですが、瓜山先生が感じてた視線って鷲尾先生のラブ光線だったんじゃないですかー?」
「悲しき愛の連鎖、ですか……」
「綾辻さんがなんか字面良さげなこと言ってますが、うちのがっこって、ヘンタ……」
言いかけた梢の肩を、ぽんぽんと、流が軽く叩く。
「皆まで言うなって。ともかく、今度こそ、事件は解決なんだからさ」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年04月05日
参加申し込みの期限
2017年04月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年04月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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