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狼子島人狼殺人事件
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● 犯人はあんただ!
「あーあ、残念。バレちゃった」
血濡れた白衣に、春彦の頭を殴ったと思しき血濡れた鉄製の身長計。
鷲尾先生は嫣然とそこに立っていた。
「どうして楢木を殺したんです、か」
目を真っ赤にしたアカリが食って掛かろうとするのを、衛が背中から羽交い絞めにして止める。
「やめろアカリくん」
「だって……!」
鷲尾先生はくすりと笑った。
「楢木君を殺した理由? 簡単なこと。『犯人はあんただ!』なんて言うんですもの」
あのー、とトワの声がする。
「謎はすべて grand father の手の内デス、鷲尾先生」
茂の影に隠れたトワが、胸元の赤いリボンを口元に当て、似てない茂の声真似で言った。
「ダイイングメッセージがノノコの字なら『わしお れみ』だと思ってましたデスケドー」
「わり、実は俺も」と衛も言った。「ののこくんがそんな捻ったダイイングメッセージ残せるわけないだろーなーって。ぶっちゃけそのまま犯人の名前を書いたんじゃねーかなって思ってんだよな。つまり犯人は『おれ』が名前に含まれる人物かなーって」
遥斗も頷く。めずらしくドヤ顔だ。
「俺も直感でそう思った。『おれ』という言葉が名前の中にあるのは鷲尾礼美であるということ。野々が『鷲』という字を書けずにとばし、ひらがなで二文字書いて力尽きたか、とな」
「ののこちゃんならありそうー」
円は遥斗に尊敬に近いまなざしを向ける。
「私も……『おれ』は犯人の名前の一部。鷲尾礼美先生が犯人だと思いました。私は直感と言うより、捜査や聞き込みの結果と、珪先生は絶対に犯人じゃないという確信から、推測を深めたんですけど……」
「ダイイングメッセージについては、絵本を調べていて分かったことがあるんだ」
とアカリが言った。目顔で合図すれば、衛はわざとらしく『エビのこしはなぜまがったか』と『ならなしとり』の二冊をみんなの前で広げて見せる。
「あれれー? これおかしいよ? こことここのページに血がついてる」
『エビのこしはなぜまがったか』は、上には上がいるという昔話で、この絵本ではワシが巨大な伊勢エビの髭で休息するというシーンが登場する。
また、『ならなしとり』は三人兄弟が、病気になった母親のために、なら梨の実をとりに行く話だ。
ののこの指でつけられた血のあとはまさに、『鷲の絵』と『なら梨の実の絵』のところを指していた。
「つまり――
『ワシ』『おれ』『み』
――そう……貴女だ、鷲尾礼美先生!」
(決まった……!)
衛はちょっとじんとする。
「わしおれみ、……なるほど、フルネームで示されていたわけね」
それだけではない。衛にはもう一つ推理の根拠があった。
「先生、不思議なこと言ってましたよね。『フジコ先生に怒られて、絶望したとか?』――ってね。なんでののこくんがフジコ先生に怒られた事を知っているのか。それはののこくんに直接聞いたからじゃないんですか!?」
礼美は、まさかそんなところに綻びがあるとは思ってもいなかったというように目を見開き、それから甲高く笑った。
「すごいわ卯木くん」
高笑いを遮るようにして、能美子が一歩進み出る。
「私もわかっていたわ。ロコミケパンフから、大人の女性らしき殺意と、不思議な甘さが感じ取れたから。そしてもうひとつ。私は瓜山先生が貰ったという手紙にも触れてみた。すると、ロコミケパンフと同じ甘さを手紙からも感じたの。それで私は手紙を送ったの人物と、ロコミケパンフでののこさんを殺害した人物は同じであると断定した。犯人は女性。そして大人。そこで容疑者は瓜山先生、鷲尾先生に絞られた」
「ちょっと、あたしは!?」
フジコ先生が抗議したが能美子はスルーし、アカリを傍に呼び寄せる。
「俺は、容疑者の筆跡鑑定をした」
アカリが手紙と、同じ文章をそれぞれの容疑者に書いて貰った紙を取り出す。
「瓜山先生がもらったという手紙と同じ筆跡だったのはこれ――どの教室の壁にも貼ってある『保健だより』だったんですよ、鷲尾先生」
次々と明らかになる事実に、瓜山先生は小さく首を振りながら、一歩、また一歩と後ずさる。
「鷲尾先生……どうして……」
瓜山先生を庇うように肩をいからせ、能美子は鷲尾先生を睨みつける。
「私もそれが聞きたい。鷲尾先生、どうしてののこさんを殺したの?」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年04月05日
参加申し込みの期限
2017年04月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年04月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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