this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
<三羽烏の襲撃2の3>寝子島高校が空に浮上しました
<< もどる
1
…
44
45
46
47
48
…
55
つぎへ >>
●ループ:07・寝子島高校の入学式……らっかみ(6)●
【第1グラウンド:北校舎付近】
クローネがまたしても願いを叶え、今度はろっこんをコピーする星の力(虹)を身に付けた。
雨寺 凛
の【サディスティック・フェイク・ショウ】の能力をコピーし、そのまま北校舎を挟んで凛と衝撃波の撃ち合いを始めたクローネを見て、さすがの
鴻上 彰尋
も呆れ顔になる。
「いや確かに野々さんの能力が暴走中だから、俺の願いも叶った訳だけど。
自分の複製の次は、ろっこんまでコピーするなんて……」
「いよいよもう、なりふり構わなくなってきたという感じだな」
淡々とそう述べる
獅子目 悠月
に、
風雲児 轟
がビシイッとポーズをキメて熱く返す。
「な〜に、それだけ奴が追い詰められてる証拠だぜッ!」
「ポジティブだなザ・ストレイト……」
その
ティクス・ソル
の隣りでは、同じほしびとの
スハイル・アルムーリフ
が眉を顰めて、
「にしても、星の力をあんなふうに使われるなんて、不快ですね」
「つーかクローネの奴……
星幽塔の知識
もあったのか」
と、このコメントは
楢木 春彦
。パワーアップした敵に驚いたと言うよりは、概ね「呆れ」な皆の反応に、
『ちょ、ナニその感想? もっとちゃんと絶望しなさいよ〜ぅ!』
思いの外ギャラリーの反応がイマイチなクローネが、癇癪を起こす。
『なら、これでどう〜!』
すると、凛とクローネの間で穴だらけになっていた北校舎が、念力のパワーでぶわりと浮き上がった。回転しながらそのままグラウンドの上を転がり、凛に向かって突っ込んでいく校舎を見て、向こうの空で
雨崎 荒太郎
が悲鳴を上げる。
「念力って…… Σ ぎゃーーーす!!
それ、ぼくの【コノオオゾラニー改】の能力!?」
『アハハそう、裏切り者のあんたのろっこんも、
勝手にコピーさせて貰ったわよぅ〜』
「って、わああああ!?」
慌てて凛は身を翻してこの物理攻撃を避ける、しかし北校舎は猛回転しながら、今度はクレーター中央の講堂に向かって突進していく。獅子目が振り向いてスハイルを呼ぶ。
「狙いは最初からそっちか……スハイルさん!」
「ええ、分かってますとも!」
スハイルが応じて、2人の歌声で即座に出現するW障壁。ズガアアアンッ! 強固なドーム障壁にぶち当たった校舎はそのまま直上に高々と跳ね上がり、そして講堂に不吉な影を落とす。
『フン、まだまだ〜!』
クローネがノリノリで次の攻撃に移る、
『今度はこの校舎を、極限まで【重く】して落下させちゃお〜っと!』
標的となった講堂の上にいる
恵御納 夏朝
が、怒りと驚きに目を見開いて、
「僕の【重く軽く】の能力まで盗むなんて!?」
『アッハハハハハハハハ! さ〜〜ぁ、
九夜山1つ分の重さまで【重く】したこの超重量級校舎に、
そのW障壁とやらが、どこまで耐え切れるかしら〜?』
「あんにゃろ、言いたい放題の攻撃を……!」
歯噛みする楢木の隣りに、ティクスが並んで言う。
「春彦! 俺達もあれをやるぞ!」
「おう! 獅子目たちに出来て、俺達にできない筈がねぇかんな!」
2人が揃って左耳を撫でるのと同時に、W障壁の直上の空に出現する、W空気の足場。クローネには見えないその特大のクッションが、落ちてきた北校舎と山1個分の質量エネルギーを、その中心でキャッチする。
▼
楢木 春彦
&
ティクス・ソル
ろっこん【Stairs of air】
☆通常能力……自分にだけ見える空気の足場を宙に作る。
☆進化能力……足場の硬さを任意に変化させることが出来る。
↓
★暴走能力……直径百メートルのW空気の足場を作る。足場の硬さも任意で変更可。
『へっ……落下がナニカに邪魔された? ちょ、何よぅ〜!?』
「んにゃろ、どうだ……っ!」
狼狽するクローネに、楢木たちがニヤリと笑う。彼ら2人には、受け止めた校舎の重さで撓みまくっている足場が見えるけど、気体のクッションなので柔軟性がある。楢木が続けて相棒に叫ぶ。
「ティクスさん! 足場の弾力を変えて、このまま跳ね返すぞ!」
「おおッ!」
その瞬間、限界まで撓んでいた足場が、掛かっていた全荷重を一気に跳ね返した。
バチィィイイイイイイイイインンッ!
北校舎が今度は空に向かって、凄まじい勢いで撃ち出される。講堂の防衛に見事成功し、「見たか、やったぜ!」と互いの手を打ち合わせる楢木たち。
けれど、もういちど空を見て校舎の行方を追ったティクスの表情が、ぴたりと凍り付いた。「いや待て春彦」と言われて見上げた楢木も、その校舎と正面衝突するコースで落ちてくる、アホ毛の神様の姿を目にする。
「って、のわああああっ!? やべっ、上に野々がいるのを忘れてたあぁ!」
『うわっ、野々!?』
『ののこさん!!』
講堂の上でののこの落下を待っていた2羽のカラス、
山田 勘三郎
と
御巫 時子
も、その緊急事態に慌てる。このままでは ののこは講堂に落下する前に、校舎に轢かれてペシャンコだ。
だがその時、落下するののこを追って上空から急降下する、もう1人の人影を時子は目撃した。噴射する風で自身の身体を駆り、ののこを救おうと必死に彼女を猛追しているのは、
『あれは瑠奈さん……! でも……』
時子が悲痛な声で叫ぶ、
『駄目です、それでも間に合いません……っ!』
【寝子高上空:講堂直上】
「ののちゃん! ののちゃん! ののちゃん!」
夢宮 瑠奈
は、落ちていく ののこに向かって、何度もその名前を呼ぶ。先行するののこの行く手には、壁のように迫りくる北校舎の屋上、このままでは ののこどころか、自分まで北校舎に衝突しドカンだ。
それでも瑠奈はスピードを緩めず、さらに加速して目の前の ののこを追い掛ける。耳鳴りがする。噴き出す風の轟音がうるさくて、もう自分の声も聞こえない。
「ののちゃん……っっ!」
ののこに声が、届かない。
ののこがこちらを振り向かないし、今どんな顔をしているのかも分からない。
もし振り向いてくれても、もうあの笑顔じゃないかもしれない。
瑠奈が助けの手を差し伸べても、また不思議そうな顔をされるだけかも。
さっきの時計塔の、ファーストコンタクトの時みたいに。
初めて会った、知らない人を見るみたいに。
(ののちゃん……)
それはそうだ。実際、本来の時間軸上では、自分はまだののこと出会ってはおらず、この時点では2人は友達でも何でもないのだから。見ず知らずの、赤の他人でしかないのだから。
だから今、瑠奈がののこに出来ることは、2つもある。
(それなら)
(あたしは)
(歌うよ!)
瑠奈の口から、アップテンポのメロディが飛び出す。持ち歌の中でも彼女がいちばん好きな、とびきり元気が出るアイドルソングだ。
前を行くののこが、ぴくんと耳を立てて顔を上げる。
追いかける瑠奈の胸の神魂が、曲のビートに合わせて、ウキウキと明滅する。
不思議そうな顔で振り向いたののこが、そこに見知らぬ女の子の姿を見つけて、びっくりする。
曲がBメロからサビに差し掛かる。耳馴染みの良いフレーズを、弾むように繰り返す瑠奈につられて、ののこの口が真似して動く。
いっしょに歌お?、って感じで、瑠奈が右手を差し出す。
ぱあっとののこが笑顔になって、迷わずその手を取る。
あの時、めいっぱい伸ばしても届かなかった、瑠奈の右手を握り返す。
(届いた……っ!)
次の瞬間、直下から猛スピードで飛んできた北校舎が、2人の少女に激突した。
【講堂:屋根の上】
『うわああああっ、野々!! 夢宮っ!?』
北校舎が上空の2人にマトモにぶち当たるのを目撃し、山田が悲鳴を上げる……けれども。
奇妙なことが起こった。2人に直撃した校舎の輪郭が、ぶわりとゆがんだように見えたのだ。エッ?と山田は、もういちどよく空を凝視する。いや、目の錯覚ではなかった。
直方体の校舎の輪郭がみるみる崩れてカタチを失い、空に散開したのだ。意志を持った巨大な生き物のようにも見えるその不定形のカタマリは、けれどよ〜く目を凝らして見ると、砂粒のような無数の点の集合体だった。
その粒の1つひとつが騒然と鳴き交わし、押し合いへし合いしながら、いっしんに上を目指しているのである。山田が呆然とつぶやく。
『鳴き……交わし? だと?』
遅ればせながら山田が、そのカタマリの正体に気が付く。
『アレ全部……鳥か! 鳥の群れなのか!』
『良かった、発動が間に合ったみたいですね……』
そこでほっと安心した声が聞こえ、山田が隣りにいたカラス──御巫時子の方を見る。
『御巫が? あれをやったのか? いったい何を……』
『衝突の寸前、ろっこんで校舎を鳥さんの群れに変えてみました。
安心して下さい、お2人はあの中で無事ですよ……!』
▼
御巫 時子
ろっこん【鳥の囀り】
☆進化能力……スズメ目の鳥に服や小物込みで変身。
↓
★暴走能力……北校舎をスズメ目の鳥の群れに変える。
【寝子高上空:講堂直上】
たくさんの鳥たちの羽ばたきに包まれ、瑠奈とののこは互いの手を繋いだまま、ただただ驚きに目を見開いていた。2人の身体をもみくちゃにしながら、下から上へとものすごい数で通過していく、鳥の群れ。
ほんとうに、数え切れないほどの鳥だ。
ヒバリ、ウグイス、ミソサザイ、ホオジロ、エナガ、カラス、シジュウカラ、セキレイ、ツグミ、ツバメ、ヒヨドリ、ムクドリ、メジロ、モズ、それから沢山のスズメ、スズメ、スズメ、スズメ、…………
それらの鳥がぺちゃくちゃと喧しく鳴き交わしながら、落ちていく2人と擦れ違い、
やがて、ぽんっっ! その群れのカタマリからも抜け出て、また空中へと放り出される彼女たち。
そのまま地上に向かって落ち続けながら、瑠奈とののこは揃って口を開けたまま、しばらくポカ〜ン。2人の服や髪には、ぽわぽわの羽毛があちこち絡まってるだけで、身体の方には怪我ひとつなく無事だ。
それから、上空にぐんぐん遠ざかっていく鳥たちを、もういちど見上げれば、その群れがまた1カ所に寄り集まって合体し、ガキーーンと元の校舎の建物へと戻るのが見えた。
2人は手を繋いだまま、どちらからともなく顔を見合わせ、そして目を輝かせて言い合う。
「すごかったねぇ、ののちゃん!」
「ねー! あんなにたくさんの鳥、初めて見たかも!」
「びっくりしたけど、でも……なんか楽しかった!」
「うんっ。も、すっごい楽しかった!」
あははははっ、と興奮で頬を上気させて、2人は笑い合う。
それから改めて瑠奈は、今の自分がののこにできる、もう1つのことをした。
「えっと、はじめまして。
あたし、夢宮瑠奈っていいますっ」
まだ友達じゃないののこに出来る、もう1つのこと。
まだ友達じゃないコにできる、とってもカンタンなこと。
「ののちゃん、あたしと友達になろうっ!」
それは、
友達になることだ。
パッと顔を輝かせて、もちろんののこはこう答える。
「うんっ、いいよ! 友だちになろっ!」
こうして地上に落ちてきた神様に、地上で最初の友達ができる。
<< もどる
1
…
44
45
46
47
48
…
55
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
<三羽烏の襲撃2の3>寝子島高校が空に浮上しました
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
鈴木二文字
前回シナリオ
<三羽烏の襲撃2の2>ループ世界に囚われ、無限ループ中です
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
バトル
動物・自然
定員
50人
参加キャラクター数
47人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月11日
参加申し込みの期限
2017年06月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年06月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!