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寝子島高校
<三羽烏の襲撃2の3>寝子島高校が空に浮上しました
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●ループ:07・寝子島高校の入学式……らっかみ(1)●
【講堂上空:時計塔直上】
『あんた達全員のろっこんを……これからまとめて、強制暴走させてあげるわぁ〜!』
クローネLとクローネRの2羽に分裂したカラスは、そう言うなり間髪入れずにもう1羽の自分に羽根を撃ち込んだ。この後の時間軸に当たる九夜山でもやっていた、あの暴走能力の暴走だ。
クローネRの羽根が、隣りのLの身体に突き立った途端、その場にいた全てのもれいびが一斉に、自分の身体に異変を感じた。
(ナニカが入ってくる……あたしの中に)
すでにろっこんを暴走させられている、
夢宮 瑠奈
もまた例外ではなかった。
邪悪な禍々しい意思が瑠奈の奥深くまで侵入し、彼女の心と頒ちがたく結び付いていた、もうひとつの魂の欠片を蝕んでゆく。胸の奥底で、宝石にも負けない光を放っていた輝きが、ざらつく闇に侵食されていく。
「ののちゃん!!」
その神魂の元の持ち主が飛んでいった空に向かって、瑠奈が悲痛な叫び声を上げる……すると、その瑠奈のいる時計塔を、耳をつんざく轟音と共に、幾束もの衝撃波が襲った。
「きゃああああっ!?」
思わず目をつむる瑠奈、しかしその身体を爆心地にして巻き起こった爆風が、衝撃波の束を強引に捩じ曲げ、ことごとく地上へと逸らした。
ちゅどどどどどどんっ! 衝撃波に穿たれ、たちまちボコボコの穴だらけになる寝子高のグラウンド、
「わああああ! るっ、瑠奈ちゃんゴメエェン!」
その声にエッと目を開けた瑠奈は、向こうの空中の足場でエンドレスな爆音に目を回している、友達の姿を見付けて声を上げる。
「りっ、凛ちゃん!?」
雨寺 凛
だ。凛が360度の全方位に向かって、ろっこんの衝撃波を無差別に放っているのだ。
「と、止めたくても止まらないよ〜!」
▼
雨寺 凛
ろっこん【加虐的虚偽声楽】
☆通常能力……自分の声の代わりに、好きな音や声が出せる。
☆進化能力……とても大きな音を出した際、同時に音量に応じた強さの衝撃波を出す。
↓
★暴走能力……自分の意思に関係なく、全身から衝撃波を無尽蔵に放つ。
毎回皆勤で暴走してる凛だけど、これまでは口から発射していた衝撃波を、今回は身体中からオールレンジで撃ちまくっている。まるで衝撃波のシャワーだ。
「あっ……いけません、講堂が!」
凛のその無差別爆撃が、講堂の建物の方にも降りそそぎ、
スハイル・アルムーリフ
が慌てて声を上げる。同様に、近くの足場で体勢を立て直していた
獅子目 悠月
も、頭上を振り仰いで叫んだ。
「まずい、あっちもだ。衝撃波が野々の方にも向かっている」
見れば、羽根を刺されてなお上昇中の ののこを追随するように、数本の衝撃波がぐんぐん空に向かって伸びている。すぐに獅子目が判断する。
「野々には俺が障壁を張る。スハイルさんは、講堂の方の防御を!」
「分かりました……やってみます!」
歌声を発してコピーろっこんを発動させるスハイル、すると講堂全体を包み込む障壁が即座に出現し、降りそそいだ衝撃波の全てを、その境界面上で食い止めた。
(えっ、大きい……!?)
とスハイルが障壁の予想外の規模に目を瞠る。通常時なら半径1メートル程度に過ぎないドーム障壁が、建物全てをカバーし、さらになお拡張を続けているのだ。
同様に獅子目の方も、展開した巨大障壁でののこへの着弾を防いでいた。
(だが、何だ? 障壁の膨張が止まらない?)
障壁のサイズを制御できない。獅子目たちが戸惑っている間にも、天と地の双方で球状障壁は異様な膨張を続け、バチイッ! ついに2つの障壁が接した瞬間、その接触面で無数の雷光がスパークした。
同時に双方の球面に激しい振動と亀裂が走り、スハイルが思わず歌声を止める。
「これは……悠月君と私の障壁が、互いを打ち消し合ってます!?」
▼
獅子目 悠月
&
スハイル・アルムーリフ
ろっこん【Holly Knight】
☆通常能力……歌が続く限り、自身を中心に半径1m・半透明の障壁ができる。障壁が傷つく度疲れる。
☆進化能力……視界に入る範囲で守りたいと意識した人物の周辺にも、同様の障壁ができる。
↓
★暴走能力……任意の対象の周囲に、半径数十メートルから数キロメートルの球状障壁を展開する。
同種の障壁や結界は侵食し、その防御効果を無効化する。
以前、敵に洗脳された
十文字若菜が獅子目を苦しめた、あの暴走
と同じ効果だ。
「まずい……障壁にヒビ割れが!」
歌うのを止めても障壁が消せない事態にも戦慄しながら、獅子目が叫ぶ。
スハイルのろっこんは獅子目のろっこんを丸ごとコピーしたものだから、どちらの障壁もその性能や強靭さは互角だ。寝子電スタジアムの時のように、暴走した方がもう片方を一方的に蹂躙するという結果にもならず、どちらの障壁も同じように傷付き、ヒビ割れていく。
バリィィイイイイイイインッ!
そしてついに獅子目とスハイル、2つの障壁が同時に砕け散り、細片となって消失した。
「わわっ、また講堂が無防備に……!」
その講堂上にいる瑠奈が、また悲鳴を上げて慌てる。このままでは凛の暴走衝撃波が、今度こそ講堂を破壊してしまう。自分の身体からはまだ断続的に暴風が噴き出しているけど、いつまでも衝撃波を逸らし続けられはしないだろう。
一方の凛は、逆に自分の方にも突進してくる瑠奈の暴走風を見て、素早く覚悟を決めた。
「私の衝撃波で、みんなを傷付ける訳にはいかない……
こうなったら、イチかバチか!」
エイッと足場から身を躍らせ、荒れ狂う風に自ら飛び込んだ友達の姿を見て、瑠奈が目を疑う。
「そんな、凛ちゃん!?」
「えいやああああああああああああッ!」
そのまま暴風に乗って上空へと駆け上がり、一気にクローネ達のいる高度に達する凛、
飛行手段を持たない凛の決死の判断に、これにはクローネ達も不意を突かれた。2羽で顔を見合わせ、
『へえ? なかなか無茶するじゃな〜い?』
『なりふり構わない、捨て身の特攻ってワケね♪』
ボールのように空中で身を丸めて、凛は一瞬の躊躇もなくその2羽のカラスの間に飛び込み、
「相討ち覚悟でいい、クローネ!
この戦いを……これで終わらせる!」
超至近距離からの全方位衝撃波──
バックォオオンンン!!
放たれた無数の衝撃波が2羽のクローネに直撃し、空中で2つの爆発が立て続けに起こった。
『
『アギャーーーーーーーーーーーーー!!?』
』
「凄い、やりましたわ!」
地上の
上下 左右
が手を打ち鳴らしながら、空に広がる爆発を見上げ、
「あっ、でも雨寺先輩が!?」
その爆発の只中から墜落してきた凛の姿を見て、一気に顔が青ざめる。クローネ撃破と引き換えに自分自身の暴走ろっこんに巻き込まれた凛は、全身ズタボロの状態だった。もう衝撃波が身体から出ていないのは、瀕死の彼女が意識を喪失しているからに他ならない。
それを見た
椿 美咲紀
が、向こうの足場ですぐさま叫ぶ、
「大丈夫! 私がろっこんで回復させるです、
最後まで誰も死なせたりなんかしませんっ!」
入学式の会場から失敬してきた祝花を手に舞い、発動させるのは【舞花の祈り】──それとほぼ同時に、墜落している凛に向かって、1枚のシールが唸りを上げて飛んでいた。
「そうだよ、今度こそ誰も死なずに……
皆でハッピーエンドを迎えるんだ!」
恵御納 夏朝
だ。夏朝が凛に向かって、ねこシールを射出したのだ。
(全員のろっこんが暴走してるなら、僕の能力だって、きっと!)
夏朝がそのねこシールに、自分の暴走に希望を託す。
(【重く軽く】で、雨寺さんの重量を【軽く】する──
極限まで軽くすれば、重力が反転して宙に浮くかも!
それなら、雨寺さんの落下を止められる!)
シールが当たったのを見てすぐさまろっこんを発動させると、夏朝の願い通り、凛の落下速度が減衰して、ふわりとその身体が宙に浮いた。並行してみるみる彼女の怪我が治っているのも分かる、美咲紀の治療ろっこんが効いているのだ。夏朝が嬉しさのあまり足場の上でバンザイする。
「やった! これでクローネを倒して……雨寺さんも助けられたよ!」
ドコオオオオオオオオオンッ!
その凛の身体をゴム毬のように空高く跳ね飛ばして、講堂が浮上した。
「……………………えっ?」
講堂が浮上した。夏朝の願ったろっこんの暴走で。
▼
恵御納 夏朝
ろっこん【重く軽く】
☆通常能力……対象の重量を変化させる。
↓
★暴走能力……対象をふわふわ浮遊させる。周囲の人も建物も無差別に。
ズモオン、と浮上した講堂の会場の中から漏れ聞こえてくる、新入生たちの悲鳴に被さるように、
『アッハハハ! アハハハハハハハハ!』
と夏朝の頭上の空から聞こえてくるのは、あの女の耳障りな笑い声だ。
『だからぁ〜。暴走した能力のコントロールなんて、
出来るワケがないって言ってんの〜。
ホ〜ントあんた達って、どこまでもお目出度いわねぇ〜。
ほらほら大変、あんたのお仲間まで、空に浮いちゃってるわよ〜?』
その声にハッと夏朝が周囲を見回せば、各足場に避難していたメンバーまで、宙に浮いてしまっていた。鴻上や楢木、獅子目とスハイル、時子、ティクス、風雲児、そして美咲紀も八神も、地上にいた左右までもが。例外はカラスの山田と、講堂の壊れた時計塔のテッペンに必死にしがみついてる、瑠奈の2人ぐらいだ。
暴走中の夏朝本人もまた同様に、足場の支えを離れてふわふわと空へと浮き上がる。
やがて上空の爆発も晴れ、煙の中から姿を現したあのカラスを見て、全員が呻いた。
「あぁ……そんな……」
『ハイ、無敵のクローネさん、ご期待に応えてあっさり復活ぅ〜♪』
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ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
バトル
動物・自然
定員
50人
参加キャラクター数
47人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月11日
参加申し込みの期限
2017年06月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年06月18日 11時00分
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