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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
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【裏球技大会】落神多弾交叉飛球演武～前半の死闘～
＊その４
一方、白猫組の内野へと落ちたボールは、花太郎の手へと落ちていた。
「さあ、俺様にひれ伏すがいい！」
ボールを持ったとたんテンションが上がる花太郎。
しかし、持ったのは黒い球……。
それに花太郎は気づいて……なかった。
「さぁ、どいつに俺の世界を見せてやろう。てめえか？！ てめぇか！？」
「なんなの、あいつ」
「……さぁ？ 暑くなってきたから変なのがわいて出てきたかもしれないな」
ものすごく冷めた目で見る黒猫組の翡翠と容赦の無い感想の貴弘である。
「てめえら俺を馬鹿にするのか！？ くっ……使いたくなかったが仕方が無い。くらえ、セブンスシンフォニー！」
「ぐぁっ！？」
「？？？」
ろっこん、『セブンスシンフォニー』それは花太郎の脳内で想像したものの幻覚を相手に見せるというものだ。
「ふはははぁ！ これぞエターナルフォースブリザードだ！」
「ぎゃぁぁぁぁ！」
「えーっと、うん。どうしよっか？ というかなんなの？」
苦しむ貴弘、何が起こっているか分からない翡翠。
「何をしているか、だと？ ふっ、凡俗にはこの力、見ることすらできんか！」
黒いボールを片手に自慢げに言う花太郎。
ちなみに、ボールの上にいつのまにか５という数字が点灯していることには気づいていない。
「あぁ、寒いよ、暗いよ、怖いよ。なんなんだよぉぉぉぉ！」
「もっとだ、もっと苦しめ！ 貴様ら低俗な人間などに俺の至高で究極の世界を見せてやっているというのだ！ どうだ！ ふはははははは！」
「……他人のフリでもしよう」
その間にも４，３，２とカウントがされていく黒いボール。
まぁ、チームメイトである以上、貴弘は見捨てるわけにも行かないので、自分のろっこんである『トランス・キャットピープル』を上手く使えないかと思案するが、そう言う場でも無い。
「……退避したほうがいいかな」
「ふはははっ！ どこへ行こうというのだぎゃぁぁぁぁ！」
といった瞬間、カウントは進み、１が０になってドカーンッ！ と爆発した。
もちろん、演出過多になっているので、周りの人間が身をすくませそうなくらいの音がした。
実際は、花太郎のみにダメージが行っているのだが……。
「……がくっ」
『ほうちでいいのかな？』
海は審判の男に聞くと男はさっさと崩れ落ちている花太郎を場外に引きずって放置した。
『どうも』
ぺこりとお辞儀をしながら海は白猫組の内野へと入った。
一方、爆発の余波はある意味不幸を巻き起こした。
「危ない！」
「わっ」
ドンッと言う音と、ベチャ！ という音がした。
翡翠に突き飛ばされた貴弘は見事泥濘の中に突っ込んでいた。
「あ、ご、ごめん！」
「はっ！ 俺は今まで何を！」
気がついてない貴弘。
「猫村さんが助けてくれたのか！ ありがとう！」
泥まみれになりながら感謝を述べる貴弘。
「あ、えーっと……その。ろ、ろっこんだったみたいだし仕方ないよ！ うん！」
つつーっと目をそらしながらいう翡翠であった。
とりあえず、そういうことになった……なった！
＊その５
さて、黒猫組の外野へと投げ込まれたボールは刀の手元へと来ていた。
「ほう、八神の言っていたとおりだな」
実はボールが来るチャンスを待っていたのは刀だけではなかった。
そして、その刀の見据える先には陽二が自分の足下から釘を取り出してこっそりと地面に差し込んでいた。
ろっこん『俺の聖域』のために内野に釘を刺して回っているのである。
ちなみに、刀が持っているのは赤い炎球だ。
刀はボールをキャッチしつつ、頭の中でガチンッ！ と撃鉄が落ちる様をイメージした。
ろっこん『加速』で飛躍的に上昇したスピードで一気に接近し、火のついたのと同時に投げる。
「げっ、しまった！」
「やらせはしない！」
投げられた後に陽二は気がついたのだ。
刀の出現に気がついて、何とかしようとしてももう遅い！
炎を滾らせたボールが迫る！
「くっ、って熱っつ！ 熱！」
ボールはむなしく陽二にヒットした。
ボールから逃げるフリをして、さり気なく刺して行くというのは悪くなかったが、まさかマークされているとはという感じだ。
そして、マークしていた修は情報の共有を事前に図った。
つまり、それだけで負ける要素のろっこんに対する意識が違ってきていたのだ。
修には修なりの目的があるようだったが、刀はそれに乗るだけの食券１０枚という魅力があった。
「アウトだな」
「くっそ～、まだ負けたわけじゃない！」
こうして、陽二は薫子と交代したのであった。
一方、白猫組の内野へと落ちたボールは、花太郎の手へと落ちていた。
「さあ、俺様にひれ伏すがいい！」
ボールを持ったとたんテンションが上がる花太郎。
しかし、持ったのは黒い球……。
それに花太郎は気づいて……なかった。
「さぁ、どいつに俺の世界を見せてやろう。てめえか？！ てめぇか！？」
「なんなの、あいつ」
「……さぁ？ 暑くなってきたから変なのがわいて出てきたかもしれないな」
ものすごく冷めた目で見る黒猫組の翡翠と容赦の無い感想の貴弘である。
「てめえら俺を馬鹿にするのか！？ くっ……使いたくなかったが仕方が無い。くらえ、セブンスシンフォニー！」
「ぐぁっ！？」
「？？？」
ろっこん、『セブンスシンフォニー』それは花太郎の脳内で想像したものの幻覚を相手に見せるというものだ。
「ふはははぁ！ これぞエターナルフォースブリザードだ！」
「ぎゃぁぁぁぁ！」
「えーっと、うん。どうしよっか？ というかなんなの？」
苦しむ貴弘、何が起こっているか分からない翡翠。
「何をしているか、だと？ ふっ、凡俗にはこの力、見ることすらできんか！」
黒いボールを片手に自慢げに言う花太郎。
ちなみに、ボールの上にいつのまにか５という数字が点灯していることには気づいていない。
「あぁ、寒いよ、暗いよ、怖いよ。なんなんだよぉぉぉぉ！」
「もっとだ、もっと苦しめ！ 貴様ら低俗な人間などに俺の至高で究極の世界を見せてやっているというのだ！ どうだ！ ふはははははは！」
「……他人のフリでもしよう」
その間にも４，３，２とカウントがされていく黒いボール。
まぁ、チームメイトである以上、貴弘は見捨てるわけにも行かないので、自分のろっこんである『トランス・キャットピープル』を上手く使えないかと思案するが、そう言う場でも無い。
「……退避したほうがいいかな」
「ふはははっ！ どこへ行こうというのだぎゃぁぁぁぁ！」
といった瞬間、カウントは進み、１が０になってドカーンッ！ と爆発した。
もちろん、演出過多になっているので、周りの人間が身をすくませそうなくらいの音がした。
実際は、花太郎のみにダメージが行っているのだが……。
「……がくっ」
『ほうちでいいのかな？』
海は審判の男に聞くと男はさっさと崩れ落ちている花太郎を場外に引きずって放置した。
『どうも』
ぺこりとお辞儀をしながら海は白猫組の内野へと入った。
一方、爆発の余波はある意味不幸を巻き起こした。
「危ない！」
「わっ」
ドンッと言う音と、ベチャ！ という音がした。
翡翠に突き飛ばされた貴弘は見事泥濘の中に突っ込んでいた。
「あ、ご、ごめん！」
「はっ！ 俺は今まで何を！」
気がついてない貴弘。
「猫村さんが助けてくれたのか！ ありがとう！」
泥まみれになりながら感謝を述べる貴弘。
「あ、えーっと……その。ろ、ろっこんだったみたいだし仕方ないよ！ うん！」
つつーっと目をそらしながらいう翡翠であった。
とりあえず、そういうことになった……なった！
＊その５
さて、黒猫組の外野へと投げ込まれたボールは刀の手元へと来ていた。
「ほう、八神の言っていたとおりだな」
実はボールが来るチャンスを待っていたのは刀だけではなかった。
そして、その刀の見据える先には陽二が自分の足下から釘を取り出してこっそりと地面に差し込んでいた。
ろっこん『俺の聖域』のために内野に釘を刺して回っているのである。
ちなみに、刀が持っているのは赤い炎球だ。
刀はボールをキャッチしつつ、頭の中でガチンッ！ と撃鉄が落ちる様をイメージした。
ろっこん『加速』で飛躍的に上昇したスピードで一気に接近し、火のついたのと同時に投げる。
「げっ、しまった！」
「やらせはしない！」
投げられた後に陽二は気がついたのだ。
刀の出現に気がついて、何とかしようとしてももう遅い！
炎を滾らせたボールが迫る！
「くっ、って熱っつ！ 熱！」
ボールはむなしく陽二にヒットした。
ボールから逃げるフリをして、さり気なく刺して行くというのは悪くなかったが、まさかマークされているとはという感じだ。
そして、マークしていた修は情報の共有を事前に図った。
つまり、それだけで負ける要素のろっこんに対する意識が違ってきていたのだ。
修には修なりの目的があるようだったが、刀はそれに乗るだけの食券１０枚という魅力があった。
「アウトだな」
「くっそ～、まだ負けたわけじゃない！」
こうして、陽二は薫子と交代したのであった。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2013年05月29日
- 参加申し込みの期限
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- 2013年06月05日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2013年06月05日 11時00分
