１０１匹にゃんこ大移動！　にゃんころ星人ＳＯＳ！｜リアクション

１０１匹にゃんこ大移動！　にゃんころ星人ＳＯＳ！

■さよならにゃんこ星人
　さて、一方こちらは修チーム。
　三台のタクシーがそれぞれ到着したのは、にゃんこ星人のポット前だった。
「ありがとうございますにゃ。これを受け取ってほしいですにゃー」
　『にゃんこいん』という金色のなんか可愛いコイン（ネコの顔型）を受け取って、夏朝は名残惜しそうににゃんこ星人を下ろした。
　めっちゃこねたかったし、なんならタクシーの中で軽くこねていた。
「さよなら。きをつけてね」
「これはお土産なのです」
　美咲紀は手持ちのお菓子を袋に詰めてにゃんこ星人に手渡した。
「今度は、地球で観光をさせてあげるよ。元気でな……」
　寝子島を囲む海を見ていたにゃんこ星人たちはどこか嬉しそうだった。そんな風に思いつつ、修は手を振った。
　船が空へと上がっていく。
　星に紛れて見えなくなるまで、三人は空を見ていた。

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