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Seed~人を喰う種
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【調査その3:永森から話を聞く】
一方。
サキリ・デイジーカッター
と
八神 修
の二人は、シーサイドタウン駅近くのビジネスホテルに泊まっている永森 保に会っていた。
「……事件の真相を教えてもらえないだろうか」
ホテル内にある喫茶店の一画におちつくと、サキリは言った。
「真相……ですか」
永森は、幾分怪訝そうに問い返す。
「ああ。永森さんは、すでに犯人が誰か見当がついていて、その人をかばおうとしているんじゃないか?」
うなずいて、サキリは再び問うた。
そう、彼は永森の天利への依頼が、不自然だと考えているのだ。
逃げた窃盗犯を放置したままなのは、犯人を捕えたくないからだと、彼は推測した。
ちなみに、窃盗の動機は金儲けではなく、B社への復讐ではないかと彼は考えている。
(もしかしたら犯人は、隠蔽されたかつての事件を、世間に知らしめたかったのかもしれない)
そんなふうにも思う。
犯人は、アンゲリシュの栽培方法を知っていた。つまり、研究の関係者でもある可能性が高いということだ。
B社に恨みを持っていて、研究の関係者でもある人間――岡崎 佳代子こそが犯人ではないかと、彼は考えている。
だが、サキリの問いは永森には意外なものだったようだ。
一瞬目を丸くしたあと、笑い出した。
「残念ながら、窃盗犯の目星など皆目ついてはいませんよ。ただ、そちらよりノートの捜索の方を優先したのは、世間に三十年前の事件を蒸し返されたくないからです」
言って、自嘲気味に肩をすくめる。
「私は、会社の命令で動いています。会社は、何よりもまた被害者が出て、悪い意味で世間の注目を集めることを恐れているのです」
「だから、警察にも届けなかった――と?」
問うたのは、修だ。
彼は事前にネットで新聞記事を検索して、種の盗難が記事になっているかどうかを調べていた。
記事になっていれば、警察に届けたということだが――実際には、それはどこにもなかったのだ。
「そうです。そもそも、種が残されていたことは、社内でもごく一部の者しか知りません。ましてや、社外に漏らすなど、もってのほかです」
「なるほど。いかにももっともらしい答えだが――普通、毒は解毒剤とセットで商品になる。種の盗難を警察に届けず、犯人確保よりも薬の製法の方を求める……つまり、B社はこれをセットで、非合法に売りさばこうとしているんじゃないのか?」
修の問いに、永森は呆れ顔になった。
「B社はごく普通の健康食品会社です。たしかにアンゲリシュの件では、保身に走りました。だが、実の性質は偶発的なもので、意図的に付与したものではありません。薬は、我々研究者のせめてもの償いの気持ちでした」
「では、ノート確保はB社の命令か、君の意志かを教えてもらいたい。……確保目的も合わせてな」
対して修は、あくまでも冷徹に言う。
永森は、小さく吐息をついた。
「社の命令です。だが、私の意志でもあります。……ノートが見つかったら、そこに書かれた製法を元に私が薬を作り、被害者にはそれを渡すつもりです。さっきも言ったとおり、社はかつての事件を蒸し返されたくないのです。そして私――いや、私たちアンゲリシュの開発に関わった者は、もう誰も種の犠牲にしたくないのです」
「被害者の名前や住所はわかっているのか?」
尋ねたのは、サキリだ。
「ええ、だいたいは」
永森は答えた。
B社には、窃盗犯の残した販売リストや、社に問い合わせて来た者たちの連絡先が記録されているという。
それを聞いて、サキリと修は顔を見合わせた。
永森の言葉に、嘘はないようにも思える。
だがサキリは、彼が窃盗犯をかばっているのではないかという思いが、消えなかった。
「永森さんは、本当にそれでいいと思っているのかな?」
改めて問う彼を、永森は再び怪訝な顔で見やる。
サキリは続けた。
「僕が言うのもなんだけど、B社へ恨みを持つ者が、また似たような事件を起こすかもしれない。そうなる前に、今回の犯人も含めて事実を公表し、過去の清算をするべきだと思うよ」
対して永森は、肩をすくめて返す。
「犯人については、私はいっさい知りません。そして、公表するしないを決めるのは、私ではなく会社です」
その言葉に、サキリは再び修と顔を見合わせる。
永森の気持ちは変わらないということだろう。
二人は、これ以上彼から聞き出せることはないと判断して、席を立った。
外に出て、修は小さく吐息をつく。
「彼は、少なくともノートの確保目的については、嘘は言ってないように見えた」
「ああ。……でも、犯人をかばっているという、僕の持論は変わらないな」
うなずいて、サキリは返した。
「推理に自信があるんだな」
苦笑して、修は空を見上げる。
あたりはすでに、暗くなり始めていた。
「明日の放課後は、寝子高で岡崎 佳代子のことを調べようと思っているんだが――」
どうする? と問うように、修はサキリをふり返る。
「なら、僕もつきあおう」
サキリも、うなずいた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
織人文
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
ホラー
定員
10人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年03月22日
参加申し込みの期限
2017年03月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年03月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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