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\ オーバータイム!/
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現実侵食エスケイパー
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■経過時間0:00~
アスファルトを踏みしめる感覚。腕を振って風を切り、重力を振りほどくかのように小道を曲がっていく。
呼吸を止めた全力疾走。心臓は激しく高鳴り汗が噴き出す。徐々に薄くなっていく酸素にあえぐように歯を食いしばって、
鎌八 まもる
は三度目のカーブを駆け抜けた。
暫く走り、膝に両手を当てて前屈みに頭を下げる。
息切れが激しい。こんなことをいつまでも続けていたら心臓と肺がヤバいが……。
「フ、知らなかったろ。幼稚園児時代に影踏みワールドジャンプと呼ばれていたことを……」
影踏み関係ないやんとツッコミを入れてくれる親切な人はいなかった。
ついでに後ろを全力疾走で追いかけてきていた黒服サングラスの謎人物もいなかった。
なんかハンターっていうらしい。視界にライトグリーンのドット文字でそんな説明が浮かんでいた。
呼吸を整え、自販機でピッてやってから酸素と水分を補給する。
そっと路地のさきを覗き込むと、先程のハンターが顔色も変えずにきょろきょろしていた。
「スタミナは無限みたいだが、一定時間見失うと追跡をやめるらしいな。」
見つかったときは運動神経が物を言う。そしていざとなったら……。
「オレの能力の出番、かな」
この時点で既にお気づきの方もおられようか。
突如始まった『鬼ごっこ』は、その実『かくれんぼ』を兼ねているということに。勿論完全な隠れ方は禁止されているが、ハンターに発見さえされなければ体力を温存したままやり過ごすことが出来る。
しかし一度見つかれば、スタミナ無限の全力疾走から逃げることは容易じゃあない。
「だから、走りかたを工夫しないとデス!」
マリナ・M・マディソン
はダッシュで勢いをつけるとガードレールに飛び乗り、さらなるジャンプで自動販売機の上へと飛び移った。
具体的には身体のバネと飛びつき、よじ登りと駆け上がりを同時に行なったわけだが、説明すると長くなるのでなんか身軽だなーくらいに思って頂きたい。
更に建物の屋根までよじ登ると、勢いをつけて隣の建物へとジャンプした。
はしごを登って追いかけてきたハンターを一瞥してから、空に向けて叫ぶ。
「JET!」
背中や腰にスラスターが出現。ジェット噴射によって加速したマリナは隣の建物の屋上へと着地し、ごろんと転がって再び走り出した。
こういうのをパルクールとかフリーランニングと呼ぶ。最近のアクション映画で大体必須スキルとしてる動きなので注意してみてみよう。実際学びたい人は埼玉や仙台を中心に教室があるからそこで……って話がそれた。
流石に建物の間を飛び越えるのは無理だと判断したハンターが屋上に取り残されて立ち往生している。
マリナはそれを確認すると、再び走り出した。細い小道を飛び越える。
飛び越えるマリナの下を、
椿 美咲紀
が息を潜めて歩いて行く。
すぐ頭上できょろきょろしているハンターに見つからないように、息を殺してそっーっと歩くのだ。
本来ならネコが通るような、建物と建物のスキマみたいなところを選んで通っているのである。このゲームは鬼ごっこでありながらかくれんぼ。人目につかない場所にで身を潜めていれば安全に時間いっぱい逃げ切れるのでは、と考えたのだ。
「勿論、隠れているのはこれだけのためじゃあないのですよ」
スマホを取り出してたしたしし始める美咲紀。
ネコッターに『分かる人だけ分かる』みたいな書き方をしてアップして、反応を確かめてみる。これで同じように息を潜めている参加者を見つけようという考え方だ。
ツイートしてから暫く待つと……。
「おや? このツイートって……」
一方その頃、自宅周辺の港へやってきた
新田 亮
は思うように動けずにいた。
何度も言うがこのゲームは鬼ごっこでありかくれんぼ。ハンターもハンターで曲がり角から急に現われて全力疾走を仕掛けてくるので、こちらは曲がり角があるたびに壁に背をつけそっと先を覗き込まねばならなかった。
どころか、前や後ろを何度も確認しながら慎重に進み、何かがあったら即座に全力疾走で逃げる準備をせねばならない。
「家の近所がこんなに動きづらいとはな。住宅街ってなんでこう曲がり角だらけなんだ」 小学生の頃にやった『人に発見されたら負けゲーム』みたいだった。帰り道で人の視界に入ったと思ったら一機死ぬという自分ルールである。他にも白線の上から外れたら死ぬゲームなんかもある。
別につかまったからといって死ぬわけではないが、三月の路上でぐーすか眠ると考えると非常につらい。翌日噂になりそうだ。
などと考えつつ、曲がり角でぴたりと止まる。
自分の家までもうすぐという所で、ハンターが二人ほど歩いているのを見つけたからだ。
「家まで行ければ道具を揃えられるとおもったけど、難しそうだな……」
それによくよく考えてみたら家に入った時点で反則負けになりそうだった。
「仕方ない。このまま行くか」
亮は意を決して、九夜山を見上げた。
羽生 碧南
の話をする。
と述べると『おんやあ今日も乙女ゲームの話でおじゃるな』と心の麻呂が眉尻を下げそうだが、今回は違う。
「…………」
口を小さく開き、浅く静かに、そして深く呼吸する。
堂々と人混みの中を歩き、しかしいつでもトップスピードになれるような足運びを続ける。
目は鋭く、猛禽類のように光をとらえていた。
そう、今の彼女はバスケットコートにたった時の彼女なのだ。
寝子島を巨大なコートに見立てた、一人のファイターである。
鋭敏な感覚は360度の気配をサーチし続け、細やかな音ですら身体が即座に動いてくれる。
問題はこれを五時間ぶっ通しで続けることなのだが……。
全力疾走をしなければ体力は温存できる。
あとは集中力だ。
それさえ続けば……。
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
スポーツ
ゲーム
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年03月13日
参加申し込みの期限
2017年03月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年03月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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