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現実侵食エスケイパー
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■経過時間2:00~
「あれが沢山沸いてきたらマズいし、止めに来ないわけにはいかないわよね」
自販機の横に張り付いて横断歩道の信号機をにらむ緑。
アウトレットモールで人混みに紛れていた彼女だが、なんとか人混みを生産しながら寝子高へとやってきた。
いや、正確にはまだたどり着いていない。校舎は見えているのにうまく近づけないのだ。
なんと言っても寝子高まで距離があるし、その間にハンターにちょくちょく出くわしそうになり、うっかり目があおうものなら全力疾走で逆方向に走ることになる。
今など青信号になった所でハンターが路地の向こうを横切っていくせいで道を渡れずにいる始末である。
人混みが出来ることを狙ったメモも、周囲にそれほど人が居ないせいであまり効果がない。車が徐行運転するようなメモを破いて短い距離をちょこちょこ移動するばかりである。
「けど、この辺りで出くわすってことはハンターが学校に集まってないってことよね。それは、喜ぶべきことかも……」
一方その頃寝子高では。
「こういうときに頑張るのが、正義のサイボーグ……デス!」
マリナが寝子高の校舎をよじ登っていた。
一見何言ってるのかわかんないと思うが、ああいった横に長い建物は思ったより頑丈な突起物が多いものである。ネコがうまいことぴょんぴょん登っていくような感覚で、マリナはビルクライムを楽しんでいた。
この辺りがマリナが特技欄に『パルクール』と書くゆえんである。踏破速度を競うフリーランニングよりも障害を乗り越える確実性と精神性を尊ぶのがパルクールなのだ。
さておき。
「おっと」
窓から校舎に入ろうとした所で、廊下を歩くハンターを発見した。咄嗟に身を隠すマリナ。といっても両手の握力だけで絶壁につかまってる状態である。半端な姿勢を継続するにも限度がある。
そんなときである。
「こっちよ、ついてきなさい!」
バスケシューズを踏みならした碧南がハンターの注意を引きつけた。
すぐさま振り向き猛ダッシュで捕まえに行くハンター。対する碧南はここぞとばかりに教室に飛び込み、机と机の間を俊敏なカーブで抜けながら見事にハンターとの距離を稼いでいく。
そして、窓越しにマリナへウィンクした。
頷き、別の窓へと移動するマリナ。
やがて校長室へたどり着いたのは、刀が校長室に飛び込んだのと同じタイミングだった。 窓と扉がどうじにがらりと開き、校長先生が『うひゃあ』と言ってぷるぷるしている……のをよそに(そして軽く謝りつつ)デスクの上に積み上げられたパスを手に取った。
どうやら校長にはパスが見えてないようで、きょとんとしたまま椅子に座っている。
「失礼しました」
刀はピッと挨拶すると校長室を出て――階段を上がってきたハンターに発見された。
「ここまで来てつかまってたまるか!」
逆方向に走る刀とマリナ。
しかし逆方向からもハンターが現われ、こちらめがけて走ってくる。
万事休すか……と思われたとき、マリナが窓を開いて身を乗り出した。
正気を疑うところだが、刀には直感があった。
「同じことできる!?」
「やってみよう」
二人は頷き、ハンターが彼らを捕まえる一秒前に窓から飛び出した。
「JET!」
マリナは身体にスラスターを生み出してジェット噴射。しかし下方向ではなく『壁から見て斜め下』へと向けた。壁に両手と靴底をこすりつけて減速し、着地寸前の所で蹴りつけて地面をごろごろと転がった。
一方で刀は精神を加速させ、窓の縁を幾度か掴んで段階的に減速。最終的にはトタンでできた駐輪場の屋根をクッションにして着地。そのまま転がって離脱していった。
「あとはこのパスを駅まで持って行くだけだ……!」
パスを求めて学校へ行くのはそれだけでリスクとなる。
人混みや身を潜められる場所が多いアウトレットモールなどに籠もる選択肢もあったのだが……意外なことに皆がこのミッションにトライしていた。
「スパイダー、ふふふふーん、ふーっふふーん」
まもるはまるで本物のクモのように中学校の外壁を登っていた。
「中学校久しぶりだなー。ひゅー、高いところから見るとハンターがいるわいるわで……おっとやばい」
窓ごしにハンターを見つけて身を翻り、壁に背面で張り付くまもる。
ハンターがやってきて窓を開くが、彼には気づかずに去って行く。
仮に気づいたところで捕まえるのは難しいだろうが……。このまま壁にくっついてやり過ごし続けるのはフェアじゃないかな、とまもるは思ったり思わなかったり。
同じく中学校へやってきていた桜。
物資運搬用の小型エレベーターを利用してこっそり目的の階へと到着した。
「勝手知ったるなんとやらね……」
壁際に背をつけたままそーっと歩き、廊下を覗き込む。
どうやらハンターはいないようだ。
足音を立てないように、そして土足だと悪いからという理由で靴を脱いで廊下を小走りに抜けていく。今鉢合わせたらアウトだな、と思うと心臓がばくばくと高鳴る。
「これだからフツウの世の中は……」
ぶつぶつと言いながら校長室の扉を開く。
と、同時に窓ががらりと開いた。
窓からのっそりと身を乗り出すまもると目が合う。
桜は半眼になって呟いた。
「……これだから」
ねこったーの共有タグで高校と中学のパス獲得の知らせが届いた。このまま彼らのうちひとりでもハンターにつかまること無く駅に到着すればリーチがかかることになる。
一方で修は、(近いからこそ慎重に)小学校の攻略を目指していた。
校舎を慎重に移動する。
「それにしても、小学校に来ると不思議な気分になるな」
「時間が戻ったような気持ち?」
修と一緒にひっそりと校内を移動するねむる。
ねむるに振り返り、修は苦笑した。
「まさか。校舎の天井がこんなに低かったのかって、思ったよ」
「確かに、今なら軽々天井に手をつけられそう」
とか話していると、外から『ひゃあー!』という美咲紀の悲鳴が聞こえてきた。
囮になるべくハンターを呼び寄せているのだ。今現在校庭のトラックをぐるぐる走っている。
既に三人ほどハンターが駆けつけていて、つかまるのも時間の問題だろう。
「……急ごう」
「うん」
修たちが比較的安全にパスを手に入れている頃、美咲紀はハンターにつかまる十秒前だった。
「い、いきが……いきがやばいのです……!」
校庭のフェンスの破れ目を潜って道路に出ると、(車に気をつけつつ)外へと逃げる。
走り続ければ追跡を振り切れると思ったが、スタミナ無限の猛ダッシュから逃れるのは一筋縄ではない。これが複数ともなると……。
「!?」
次の角を曲がって振り切ろうと思った矢先、正面からもハンターが走ってくるのが見えた。
よもやここまで。ぜーぜーいいながら立ち止まった――瞬間、自分の身体がふわりと浮き上がった。
否、誰かに抱えられたのだ。
地面がみるみる遠ざかり、民家の屋根へと着地する。
その誰かとは――。
「に、新田さん!」
「俺もスタミナがいつまでも持たない。とにかくここを離れるぞ」
亮はバテた美咲紀を抱えて民家の向こう側へと着地すると、そのまま全速力で走り出した。
亮の全速力とは六倍にまで強化された肉体による速度である。早回し映像みたいな速度で町を駆け抜けていく。
「ど、どこを目指すんです?」
「駅には用は無くなる。ハンターもあっちに集まるだろうからな。今安全になるのは恐らく、九夜山だ……」
やがてパスを獲得した修や刀たちは駅に集まり、三つのパスを合わせてハンター列車の到着を阻止した。
絵面が地味なので無表情で電車に詰め込まれたハンターの群れが電車ごとゴーッと駅を通過していくさまをご想像いただきたい。
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
スポーツ
ゲーム
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年03月13日
参加申し込みの期限
2017年03月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年03月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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