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寝子島高校
【ホワイトデー】学生達のWhite Day!
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午前授業という事で日も高いうちからたくさんの生徒達が下校する寝子高正門前。その門に佇む1人の女子中学生がいた。
(うふふ。お兄ちゃん、今日はどんなお返しくれるかな? 待ちきれずに高校まで来ちゃった)
ショートカットの髪を少し強めの風に揺らし、
鬼崎 つくし
は千切れた雲が所々流れる青い空を仰ぐ。あの雲は、お兄ちゃん。その隣の雲は私。……ああっ、何で離れていくのっ?!
つくしはパチンと目を閉じ、今の青空を無かった事にした。そしてまたその瞳が開いた時、もう彼女は恍惚の表情を浮かべていた。
(今日はホワイトデーですね。この日をどんなに待ち望んだ事か……バレンタインの事を思い出します)
ここで唐突につくし愛の回想が始まる。お付き合い願おう。
~回想開始~
バレンタイン前日から、あやめお姉ちゃん……義姉
鬼崎 あやめ
監修の下、私は本命チョコを作りました。それは大好きなお兄ちゃん、
冴木 竜司
のため。勿論ただのチョコじゃありません。そこには私の大量の愛と、ちょっとした隠し味(イモリの黒焼き粉末と私の髪の毛1本。ささやかなものですわ)が入っています。
そして当日、妙に機嫌が良かった学校帰りのお兄ちゃんにプレゼントしたんです。そしたらお兄ちゃん、
「つくしちゃん、今年もプレゼントしてくれてありがとう。嬉しいよ」
ってとても素敵な笑顔で言ってくれて……きゃっ。
そんな素敵な紳士なお兄ちゃんだから、きっとホワイトデーは三倍返し……つまり、その……恋人としてフォーリンラブっ! あんな事やこんな事やええっ?! そんな事までぇ♪ ……してくれるに違いないんです!
~回想終了~
最後の方は回想というより妄想に近かった気がするが。
まあともかくつくしはそのちっぱい胸にたくさんの
野望欲望
想いを抱いて、この1ヶ月を過ごしたのである。期待しすぎて中学校が終わってからすぐ高校に駆け参じ、竜司の出待ちをしても致し方ない……のか?
そんな妄想乙女が竜司の登場を今か今かと門の陰に隠れて中を覗いていると、彼女に聞き慣れた声がかけられた。
「あら、つくしちゃん?」
「あ、お姉ちゃん!」
先に出てきたのは義姉あやめだったようだ。勿論つくしはあやめも大好きなのでガッカリする事はなかったが、その眉が心配そうにひそめられた。
「……何だか疲れてるみたいだけど大丈夫?」
「え?! だ、大丈夫よ?」
あやめは額は青く、頬は赤くという器用な芸当をしながら、慌てた様子で耳を押さえキョロキョロと周囲を確認する。そしてふうと一息つくと、改めてつくしに向き直った。
「つくしちゃん、どうしてここに? 迎えに来てくれたの?」
「え? そ……そうだよ! お姉ちゃんを待ってたんだよ! でもさ、もう少しここで待ってよ?」
つくしはぎこちない笑みを浮かべて言うと、またこそこそと校内を覗く。その様子をしばらく首を傾げて見ていたあやめが、ようやくああと気が付いた。
(……冴木さんですか)
彼女の脳裏に先月頑張ってチョコを作っていたつくしの姿が思い浮かぶ。可愛い義妹の恋。あやめは何も言わずにこにことつくしと一緒に待つ事にした。
10分程経っただろうか。呑気に校舎から出てきたのは2人の女の子を待たせている竜司だ。(1人は完全付き添いだが)
(帰りにあやめちゃんとつくしちゃんの所に寄ってかないとな……)
そんな事を考えながら歩いていると、門の前から熱視線を感じた気がして顔を上げた。
「あれ?」
そこには、まさに今考えていた2人が自分を凝視している。竜司は驚いて走り寄った。
「2人ともこんな所で何してんの?」
待ちに待っていた竜司が駆け寄ってくる。つくしはあわあわとしながら答えた。
「お、お兄ちゃん! き、奇遇ですね!」
いや、ガン見してただろう。しかしつくしはそんな些事に構わず乙女パワーで強引に続けた。
「その……今日は……特別な日ですし……一緒に帰りませんかっ?!」
「こっちこそちょうど良かった。一緒に帰る前に渡したい物があるんだ」
「えっ? 渡したい物?!」
つくしの瞳が光り輝く。滅茶苦茶期待されてる視線の中、竜司はジャン! とラッピングされた袋を2つ取りだした。
「2人ともバレンタインにはチョコありがとう! これお返しな!」
「わぁ! ありがとうございます!」
「まあ、私もですか。どうもありがとうございます」
「いやいや。あやめちゃんにはお世話になってるし、つくしちゃんの事も(妹的に)愛してるぜ!」
「あ、愛してるだなんてお兄ちゃん! ようやくチョコのイモリが効いたんですね!」
ビシバシビシバシ! つくしは真っ赤になって竜司の背中を思い切りはたき倒す。あやめが微笑みを湛えながらそっとつくしを羽交い締めにした。
「お願い、つくしちゃん少し落ち着こうか?」
しかしつくしはそのまま飛んでいきそうな勢いだ。するとイタタと背中を押さえながら竜司が言った。
「喜んで貰えて良かったぜ。まゆ先生の大好きなニャルキー3月限定バージョンなんだ」
つくしの足が地面にめり込んだ。
「えっ……もしかしてお兄ちゃん」
「ああ! まゆ先生にも同じのを渡した!」
すがすがしい笑顔を竜司が見せる。つくしが灰になった。
「……ワァ、ウレシイナ……」
「つくしちゃん、つくしちゃーーんっ?!」
粉になり地面に還っていく義妹に、あやめは血相を変えて呼びかける。それを薄れいく意識の中で聞きながら、つくしは思うのだった。
(とりあえず、あのヒトの胸をもぐ黒魔術を探してやる……)
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
恋愛
定員
1000人
参加キャラクター数
44人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年03月05日
参加申し込みの期限
2017年03月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年03月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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