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【ホワイトデー】学生達のWhite Day!
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乃木 成美
とお弁当を挟み、
仲村渠 鳴
はドキドキしながら座っていた。
(慣れない……慣れないのよっ)
そもそも成美にランチの誘いをかけられた時から鳴は緊張していた。思わず、
「……!! は、はい!」
と声が裏返り、成美が忍び笑いをする前で真っ赤になって黙るしかなかった。
何度も成美とお弁当を一緒にしているが、まだまだやっぱり慣れない。
「うう、わかってても緊張する……」
小さく呟いた言葉に成美は静かに微笑んだ。
「何が?」
「な、なんでもないの、こっちの話!」
慌てて言えば成美はまた楽しそうに忍び笑い。……うう、悔しい!
赤くなる鳴を愛おしげに見ながら、成美が言った。
「じゃあ、お弁当食べようか、鳴」
(今日もすごく美味しいなあ……)
彩り豊かな成美のお弁当を頂きながら、鳴はしみじみと思っていた。
付き合い始めてから、成美は前よりもっと料理に気合いが入ってる気がする。
(あたしも料理の練習してるけど、追いつけなさそう……)
彼女としてはとても複雑な境地なのだが、実際とても美味しいのだ。鳴はだし巻き卵をパクリと食べ、幸せの溜息をついた。
「美味しい? 鳴」
成美がにこやかに訊いてくる。鳴は大きく頷いた後、ハタと気付いた。
「ご、ごめんね! あたしばっかり食べちゃって」
「ううん、いいよ。鳴のために作ったんだし」
その言葉に鳴が思わず赤くなる。成美の目が嬉しそうに細くなった。
「鳴と一緒だと楽しいな。鳴のおいしいって笑顔が見れるだけで僕は幸せな気持ちになるんだから」
「成美……」
甘い笑顔に鳴はそのまま俯いてしまう。その頬にスッと成美の手が伸びた。
「ほら、鳴ってばほっぺについてるよ?」
ヒョイ、パクリ。成美は鳴の頬についていたごはん粒を優しく取り、ナチュラルに自分の口に運ぶ。
「~~~!」
声もなく首まで真っ赤になってしまった鳴に、成美は微笑んだ。
「ふふ、顔を赤くして恥ずかしがってる鳴も可愛いよ」
(これ、これなの~っ!)
2人で見つめ合いながら(鳴は視線が逸らせられないだけだが)鳴は心の中でジタバタしていた。
前からたまに言われてはいたが、付き合うようになって可愛いと何度も言われるようになった。正直人生においてこんなに可愛がられたことがなかったから、鳴はどう反応していいのか分からない。
「あの、そんなに言われると、恥ずかしいんだけど……」
ようやく成美の甘い視線から目を逸らし、鳴は言った。圧倒的に恥ずかしくて、圧倒的に嬉しいこの気持ちはなんだろう。こんな気持ちはきっと成美しか作ってくれない。鳴は視線を落としながら小さく小さく言った。
「成美だって、そ、その、かっこい……」
これ以上続けられなかった。鳴の乙女限界値を突破してしまったのだ。
(ううー、ダメ、恥ずかしい……!)
呼吸困難に陥りかけた鳴の耳元に、低い声がした。
「……ありがとう、鳴」
ビックリして横を向けば、すぐそこには鳴を見つめる成美の顔。鳴の乙女メーターが完全に振り切れた。
そんなこんなで楽しく食事は進んでいく。成美は綺麗に空になったお弁当箱を片付けると、鞄から新たにタッパーを取りだした。
「ほら、デザートにどうかな?」
そう言って成美は蓋を開ける。中には滑らかな飴に包まれた苺が並んでいた。
「わあ! 今日のデザート、すごく豪華だね!」
「こんな形になったけど、ホワイトデーの飴を受け取ってくれるかな」
成美の言葉に鳴の顔が輝いた。
「そっか、ホワイトデーのお返し……ありがと、嬉しいよ……! ふふっ、感激しちゃうなあ」
鳴は嬉しそうに苺飴を1つつまんで口に入れる。そしてコロコロと味わい、目を細めて言った。
「うん、美味しいよ成美!」
その様子を見て成美はにこりと笑った。
「僕の好きって気持ちで、君という苺を包んでみました……なんてね」
悪戯っぽく言う成美に「もう……!」と鳴は頬を赤らめたが、ちょっと下を見るとポケットに手をやった。
「あ、あのね……あたしからもプレゼントがあるの。ほら、成美もバレンタインに花をくれたから……」
俯きながら恥ずかしそうに言うと、鳴は成美に手のひらを差し出す。そこにはレザーの紐に和風のチャームが付いたネックレスが載せられていた。
「凄く素敵だ。いいのかい?」
嬉しそうに言う成美に、鳴は頷いた。
「もちろん。これ、手作りなの……あの、着けてあげるね! じっとしてて」
鳴は身を乗り出し、成美の首に手を回した。しかし留め具が小さく、なかなか着けられない。
(もうちょっとなんだけど……)
鳴はえいと身を寄せる。そこで初めて気が付いた。
……あれ? この体勢、なんだか、抱きついてるみたい……。
(あたし、すごく大胆なことしてる……?)
1度気付いてしまえば、もうダメだった。鳴はその姿勢のままカーッと赤くなってしまった。
「……鳴?」
動きが取れない成美が小さく言う。その吐息が首元に当たり、鳴はぞくりとしてしまった。
「ご、ごめんなさい、そんなつもりじゃないんだけど! すぐ着けるからちょっと待ってて……」
成美に、全世界に言い訳したい。……ほんとにそんなつもりじゃなかったの!
鳴は必死の形相で留め具と格闘する。しかし慌てれば慌てるほどちっともはまらない。
「て、手が上手く動かない……!」
「いいよ、鳴? ゆっくりで……というかこのままでも」
「それはあたしが困るの~っ!」
まるで自分がせまっているような体勢におおいに焦りながら、鳴はなんとか留め具との死闘を終える。ようやく成美から体を離し、ほーっと大きく息をついた。
(し、心臓が止まるかと思った……)
何とか気を落ち着け成美を見れば、彼はしげしげと胸元のネックレスを眺めている。そして嬉しそうに顔を上げた。
「とても嬉しいよ、鳴。どうかな、似合うかな?」
「―――うん、とっても」
自分が一生懸命作ったネックレスが、今彼の首元にある。成美の嬉しそうな様子に、鳴も幸せな気持ちになった。
(これからもこんな感じで、恋する日々を過ごしていくのかな)
そんな風にじんわりと思っていると、いつの間にか成美が鳴の目の前でチョコンと正座をしている。鳴は目をぱちくりさせた。
「どうしたの、成美?」
「お返し」
一言言うと、成美は膝立ちになっていきなり鳴を抱きすくめた。
「?!?」
体格差もあるから鳴はすっぽり成美の腕の中だ。あわあわする鳴に成美は楽しそうに言った。
「やられっぱなしは悔しいからね……僕の好きっていう気持ちで、君を包んでみました……なんてね?」
「し、しげよし~っ!」
腕の中で煮え死ぬ鳴と、そんな彼女を楽しそうにますます抱きしめる成美。
2人の甘く楽しいランチタイムが過ぎていく。
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担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
恋愛
定員
1000人
参加キャラクター数
44人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年03月05日
参加申し込みの期限
2017年03月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年03月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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