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寝子島高校
【ホワイトデー】学生達のWhite Day!
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【日中】
(今日は楽しいステージだ! っていうのに……学校があるなんてねえ)
登校した
オルカ・ヴィヴァルディ
は教室の出入口で、いつもよりほんの少し騒がしいような気がするクラスを、その深く青い瞳で見渡した。
ホワイトデーに少し浮き足立っているような学校。オルカもその1人であったが、他のクラスメイトとはちょっと理由が違っていた。
今日放課後、寝子ヶ浜海浜公園のステージに、
獅子目 悠月
と一緒に立つのだ。それはいわば、前哨戦。まだまだたくさん場数を踏み、ネコフェスまでに悠月と度胸も力量もつけていきたいとオルカは考えていた。
獅子目悠月。大事な相棒。今日は彼が心配しない様に、元気な姿を見せようかとオルカは学校に来たのだが……彼はふっと苦笑しながら首をさすった。
俺のすごいところは……あっという間に悠月を見つけられるとこだよね。
ざわめくクラスメイトの奥に、凜と佇む悠月の横顔。ふと気付いたその黄玉の瞳が、真っ直ぐにオルカを見た時、彼は白旗を揚げた。
―――あんなに意志の強い輝いた瞳を、見逃せる訳がないだろう?
悠月の視線に絡め取られた己の心を楽しみながら、オルカは悠月に近付いて行った。
*******
キーンコーン。
寝子島高校に、1限目開始の鐘が鳴り響く。オルカはその音を屋上に寝そべりながら聴いていた。
(絶好の Siesta 日和ってね)
オルカは、結局授業をサボったのだ。
こんなにワクワクする心を抑えられる訳もなく、そんな状態で授業を受けても身につくはずもなく。
勿論悠月にもエスケープする前に「どぉ~?」なんて声をかけた。しかし意志が強く、事をいい加減にしない悠月が誘いに乗るはずもない。「いや、いい」と、非常に簡潔な悠月らしい言葉に苦笑しながら、オルカは1人屋上に来たのだった。
抜けるような青い空。風の強い今日は、浮かぶ雲も気持ち良いくらいの速さで流れていく。それを見上げるオルカの瞳を覗けば、彼の持つ空の中で、雲が心のままに流れていくようだ。
何とか見つけた屋上の僅かな影の下、オルカは鮮やかな空を切り取るように目を閉じた。
大きく息を吸って、吐く。身体が欲するままの動作に、ようやくオルカは想像以上に自分が興奮していた事を自覚した。
今日は朝から学校中もフワフワしてたし、それでなくても盛り上がってる気持ちを刺激されちゃったかな。
「……ちょぉっとクールダウンしないと」
独り呟き、オルカはまた、吸って、吐いてと、呼吸を繰り返す。その頬に春めいた風が悪戯っぽく吹き付けた。
誰もいない屋上で、自分のゆっくりとした呼吸だけを全身で感じる。その波に心を乗せながら、オルカはつらつらと自分の頭の中を整理した。
今のこの気持ち。不安なんかこれっぽっちもない。これは純粋な興奮。
悠月と2人なら絶対に上手くいく、それが楽しみで仕方がなくて。
オルカの心がトクン! と跳ね上がる。いけないいけないと、オルカはまた深呼吸した。
今日のために選んだのは、ホワイトデーらしい恋の歌。
恋人や、それ未満のカップルさんの為に! ……なんて悠月には言ったけど。
半分くらいは俺の為。
ホワイトデー。自分の母国にはない文化。
折角そういうお祭りなら、愛する相棒と音楽への愛を全力で叫びたいじゃん?
静かだけど、メロディアスで、焦がれる心を切なく歌う恋の歌。
君の声はステージにどう響くのだろう。
俺は唯一の君を想い、音楽を想い、歌い上げるよ。
君と俺の心の叫びは混ざり合って、きっと全ての観客の心を揺さぶるに違いない。
オルカの青い瞳がパッチリと開いた。
(……ああ、寝ればいけるかなって思ったけど、ダメだな)
ステージを思えば、悠月を想えば興奮する。そんなの、当たり前の事かもしれないけど。
オルカはまた目を閉じ、苦笑する。そしてそれなら、とオルカはそのまま歌い出した。
それはライブ向きじゃないと辞めた曲。そこに溢れる思いを託して吐き出すように、オルカのハスキーな声が3月の空に溶けていく。
(早く、一緒に歌いたいな)
寝子島の夜空に響く2人の歌声に思いを馳せながら、オルカは青空に歌うのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
恋愛
定員
1000人
参加キャラクター数
44人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年03月05日
参加申し込みの期限
2017年03月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年03月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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