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ネコジマ警察24時
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■大追跡ネオオオサカ
七色に輝くシャイニング通天閣の下を、ネオオオサカ警察のパトカーが走っていく。
助手席には
八神 修
。のんびりと両手を頭の後ろに組んで空の青さを楽しんでいた。
運転的の
椿 美咲紀
はそんな彼を横目にして唇を突き出した。
「いいお天気だからって、お昼寝したらダメですからね。パトロール中なんですから」
「しないよそんなこと。けど、平和と日光を享受する権利くらいはあるだろう?」
「へりくつなのです」
そう言いながらも路地を曲がろうとした所で……。
おかしな挙動をする男を発見した。
警察車両を見て身体をびくつかせ、顔を伏せるようにする。
修はゆっくりと身体を起こすと、ハンドルをコンと一回ノックした。
「止めてくれ」
美咲紀も、修が急に本気そうにするのは慣れていたのかすっと車を停車させた。
車を軽やかに下りて目的の男へと近づく修。
「やあ、お散歩かな?」
職務質問でもどうだろう。そんな調子で話しかけると、男は急に修に背を向けて走り出した。
即座に追いかける修。
「シュー君なにごとです!?」
「指名手配班だ。シロイコナの不法所持の容疑がかかってる」
「シロイコナ……!」
ぴきーんと額に光を走らせる美咲紀。
そうこうしているうちに男は細い路地へと駆け込んでいく。
「車じゃ終えない。回り込みつつナビをしてくれ」
「りょーかいです!」
ネオオオサカを舞台とした大捕物の始まりである。
『ブロック塀をかんかんとやってびゅーんといくと裏にでるのですっ!』
実に抽象的なナビを聞きながらも、修はゴミ箱や自動販売機を素早くよじ登り、走るような速さで障害物を乗り越えていく。
フリーランニングと呼ばれる特殊な移動方である。
男も男でそんな彼から逃げるべく、建物の中を通り抜けたりその辺りのものを倒したりして時間を稼ごうとしてくる。
「無駄だよ」
崩れたビールケースタワーを飛び越え、路地を抜けて塀を跳び越える。
すると――。
「タスケテー!」
「ふふふいいじゃ無いのハアハア女の子同士仲良くヌメヌメになりましょうよハアハア!」
温泉の更衣室で女性に襲いかかる
朝野 未沙
がいた。
っていうか手足がイカやタコみたいな触手になって襲いかかっていた。
「朝野警部」
「あっ……」
振り返り、ぴたりと動きを止める未沙。しかし動きを止めない触手。
「これは違うのよ。触手が勝手にっていうか本能に忠実にっていうかその」
「せっ!」
未沙の後頭部をガッてやってから、修は犯人を追って再び走り始めた。
余談だけどこのお話は警察官をみんな『警部!』って呼ぶ火サス空間と同じルールを取り入れています。クロロホルムがガッやればカクッてなるあの嘘ルールです。なので後頭部をガッてやると気絶するのです。
続いて車で回り込んでいた美咲紀はデパートの中へ逃げ込んだ犯人を追いかけていた。
「まつのです! しんみょうにおなわにつきなさい!」
婦人服売り場へ飛び込んであたりものを投げながら時間を稼ごうとする犯人。
美咲紀も負けじと距離を詰め、犯人が飛び込んだと思しき婦人服売り場の試着室カーテンをシャッと開けるとそこには……!
「タスケテー!」
「ヒャヒャヒャここかここがいいのねフフフひゃーっほーう!」
触手を全力全開でうねらせた未沙が女性店員を襲っていた。
「女の子の一番素敵な衣装は全裸だって古事記にも書いてあっ……」
「ていっ!」
未沙の後頭部をガッてやってから犯人を追って走り出す。
続きまして温水プール。
「ヤメテー!」
「ええじゃないかええじゃないか! 水着を上からむいていってもええじゃ……あっ」
「えいっ!」
続きまして駅のトイレ。
「ハナシテー!」
「あたしのいるトイレに入ってくるとか襲ってくれと言ってるようなもの……あっ」
「くらえっ!」
続きましてカレー店。
「ナマステー!」
「異文化交流! 異文化交流!」
「駅前留学!」
たびたび現われる未沙をたびたびガッてやりながら犯人を追いかける二人。
そしてついに犯人を路地のこう、なんていうの、不自然なほどブロック塀で囲まれた迷路のハズレ道みたいなとこに追い詰めた。
「君には弁護士を呼ぶ権利がある」
銃を抜く修。
男はまさか撃たないよなと言って塀をよじ登ろうとするが、そんな彼の脇を抜けてブロック塀に弾頭が突き刺さった。
驚く男に詰め寄り、手錠をかける修。
しかし……。
「俺を逮捕したって何も解決しないぞ」
「何?」
修は背後に走る何かの気配に振り返った。
スモークガラスの窓を閉じ、走り出す車。
一瞬だけめいた美女の横顔に、修の脳がスパークした。
「美咲紀、車をよこしてくれ! 指名手配班がもう一人いる!」
ネオオオサカ・ハヤイハイウェイを周囲の倍ほどの速度で駆け抜ける二台の車がある。
一台は犯人車両。もう一台は美咲紀の運転するパトカーである。修はその助手席で応援を呼ぶべく無線機を操作していた。
「シューくん、今だから言うことがあります!」
「なんだい急に」
「ジブン、ミナミのもんですんで大阪なまりがあるんですわ!」
「急に!?」
今までキャラ付けを忘れていたかのごとく急になまった美咲紀は、イナズマのようなギアチェンジと共にアクセルを踏み込む。
「でもって、ドラテクはネオカンサイいちなんですわ!」
自動車を次々に追い抜いて、トラックの脇から距離を詰めていく美咲紀。
車は自動車の群れを抜け、料金所を強引に抜け、そして彼らはネオオオサカ城の天守閣へとたどり着いていた。
「手を上げるのです!」
「大捕物の最後はここと相場が決まってるのかな。とにかく、終わりだ」
銃を向ける修と美咲紀。
美女は小さく首をふると、手にしたアタッシュケースを掲げ――。
「現行犯逮捕ー! からの所持品検査よ!」
キシャーといって飛び出してきた未沙が美女に触手で絡みついた。
銃を向けたまま停止する修と美咲紀。
「シューくん……」
「ああ、言ってなかったね。未沙警部は容姿のいい女性犯罪者を追わせたら右に出る者はいないんだ」
「私たちって……」
「言わないでくれ」
二人は銃を下ろし、犯人たちに背を向けた。
「タスケテー!」
犯人の悲鳴が、ネオオオサカの空にこだました。
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3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年03月04日
参加申し込みの期限
2017年03月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年03月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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