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【星幽塔】第一階層、第二のオーブ
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【ミャトゥ遺跡への道のり(裏)】
さて、北の森には、フォルカ達一行とはまた別のルートから、遺跡を目指す者達の姿もあった。
「……ミャトゥ遺跡。そこに第二のオーブがあるというが、いったいどういうことなんだろうな」
「ミャトゥ遺跡、か。なんだか可愛い名前☆」
「二人とも気をつけてください。どんな生物が襲ってくるかわかりませんから」
八神 修
、
椿 美咲紀
、
常闇 月
の三名であった。
彼らは、森の主と黒い影、そして第二のオーブの噂を聞きつけて、すぐさまチームを組み、仕度を整えて、遺跡を目指してやってきたのだった。
「二人とも急ぎましょう。森の主さんを助けなきゃ☆」
美咲紀が白い翼のついた杖を掲げ持って、ひときわ張り切った声をあげる。
というのも、彼女は植物が好きで、森の主も植物の一種だと思ったからだった。
「椿さん。待ってください。単独行動は危険ですよ」
放っておくと、一人で先に行ってしまいそうな美咲紀に月が鬱蒼と茂る木の合間を通り抜けながら言う。
「そうだぞ、美咲紀。森の主を助けたい気持ちはわかるが……」
修が苦笑しつつ、美咲紀の背中を追おうとしたときだった。
「……っ、美咲紀、虎――いや、影の狼だっ!」
視界の端に、虎視眈々と獲物を狙う黒い狼の姿を発見して、修は声を限りに叫んだ。
「えっ……?」
と、美咲紀が我に返ると同時、カサリと草むらの音が鳴る。
振り返ると、そこではすでに黒い狼が手足を曲げて今まさに飛びかかるための力を溜めている。
刹那、影が美咲紀に向かって襲い掛かった。
「椿さん!」
月が、既に動いている。
グローブから射出した鋼糸を頭上の枝に絡ませて、アクロバティックな動きで美咲紀を抱えて影から逃がす。軽々と人を抱えられる膂力は闘士の光によるものだ。
『!?』
黒い狼が視界から消えた獲物を探して、あたりを見まわした。
「こっちだ!」
と、その意識を引きつけるように、修が魔水の光を宿した刀で斬りかかる。
『!?』
狼は後方に大きく跳躍すると、低い唸り声をあげて遠吠えをした。
すると、ぞろぞろと森の奥からさらに二匹の黒い狼が揃って姿を現した。
「シュ、シューくん、どうする……?」
「突破して遺跡に向かうなら、私が単独で囮になりますが」
美咲紀と月が指示を仰ぐように、修を見やる。
「いや、ここにも狼がいるということは、それだけ森の主と直接対峙している狼が減っているということだ」
修は限られた情報から、状況を冷静に判断する。
「だとすれば、ここは敵を分断したまま、各個撃破するのが妥当だ」
「で、でも相手は虎みたいに大きい狼ですよっ?」
と、少し狼狽え気味に言ったのは、美咲紀だった。
彼女の不安はもっともだ。敵が大型であることを踏まえれば、3対3という状況は不利でしかない。
だが、
「大丈夫。エンシェントエントを心配しているのは俺達だけじゃない」
修がそう言ったのとほぼ同時、森の木々の間を抜けて、一本の矢が狼達に放たれた。
『!?』
予想外の角度から放たれた矢に、狼の群れに動揺が走る。
その隙を突いて、ロビンフット帽を被った少年――
新田 亮
がひらりと木の枝から地上に降り立った。
「こいつらが噂の黒い狼か。手を貸そう」
「ああ、助かる」
修がにやりと笑って頷いた。
そして、戦力比は3対4となる。
いや、そうではない。心が繋がった仲間達であれば、その戦力は実数以上に大きくなる。
4の二乗か、あるいは三乗か。
少なくとも、たかだか狼三匹ごときに遅れをとる要素は一つもなかった。
「……皆さん、敵が来ます!」
月の声が、樹木を揺らす。
4人は落ち着いて、それに対応する。
前衛の修が魔水、亮が魔風で狼の動きを制限しつつ、後衛の美咲紀と月がいつでも回復と反撃に出られるように隙を覗っている。
「新田、常闇、美咲紀。できれば無益な殺生はしたくない。手を貸してくれるか?」
鞘から抜いた刀に魔水をまとわせつつ、修が三人に視線を流す。
「……連携か。いいだろう。俺もできれば殺したくない」
「私は初めから八神さんの作戦に従うつもりでしたから」
「私もオッケー。アテにしてるからね、シューくん」
三人が頷いて、心強い言葉を修に返した。
「よし。じゃあできるだけそれぞれの狼を群れから引き離して、各個撃破だ!」
修の指示が飛び、それぞれが行動を開始する。
* * *
先陣をきったのは、亮だった。
「まずは、敵の陣形に風穴を開ける!」
亮が手のひらを前方にかざすと、旋風が狼の群れに吹きつけて、三匹の狼が一匹と二匹に別れる。
陣形を崩された狼のうちの一匹が、単独で亮に向かってくる。
亮は、そこで群れから引き離すべく、しばらく逃げ惑うふりをして走った。
そして、
「よし、いまだ!」
程よく離れたところで、亮は城下町で入手したアンモニア入りの小瓶を狼の近くに投げつけた。
小瓶が、ガシャンと音を立てて割れる。
『!?!?』
直後、独特のアンモニア臭に狼が呻くような声を漏らした。狼の嗅覚は鋭く、それゆえにアンモニアの匂いには耐え難い嫌悪感を抱いてしまう。
狼はたまらずその場を移動しようとするが、そこに亮は旋風を起こして匂いを狼の周囲に封じ込める。
結果、狼はその匂いに耐え切れず悶絶して気を失ったのであった。
* * *
他方、亮の魔風に分断された二匹は修と美咲紀を挟撃するように左右から襲い掛かろうとしていた。
しかし、その行く手を阻むように、月がそのうちの一匹の前に躍り出る。
「貴方の相手は私です」
宣戦布告のナイフを投げる。威嚇が目的なので、当てることはしない。
『!?』
目の前にナイフを突き立てられた狼は、一瞬ビクリと動きを止めた。
それから、目標を亮から月に変更して、彼女に向かって駆ける。
月はあたかも敵に追われるようにして、自分を狙う狼を群れから引き離した。
そして、頃合いを見て、鋼糸を使った高速立体機動で狼の背後を取った。
『!?!?!?』
狼は敵を見失い、動揺していた。
「これで終わりです!」
そこで、月は狼の急所に一撃を加えた。
狙いはあやまたずに急所に的中し、狼はそこで戦闘不能状態に陥った。
* * *
そうして、瞬く間に、三匹の狼のうち動けるのはただ一匹だけとなっていた。
『……!』
それでも狼は果敢に目の前の修と美咲紀を狙って襲い掛かってきた。
修はあえてこちらから前へ出ると同時に、魔水をまとった刀で狼に水の塊をぶつけた。
『!?』
狼は一瞬怯んで動きをとめる。
その隙に、修は刀の切っ先で宙に無数の円を描いて、いくつもの水球をその場に発生させた。
「美咲紀、頼む」
「わかったわ!」
美咲紀は白い翼を持った杖を高く掲げ、魔風の力で無数の水球を操作してオールレンジから狼の目くらましを続けた。
その隙に、修は一つだけ残された水球にテルミツ唐辛子をすり潰したエキスを注射器のような器具で注入した。
そして、魔水の力でその水球を操り、狼の頭を覆った。
『!?!?!?』
刺激の強い液体に頭部をすっぽり覆われた狼はかなり混乱しているようだった。
唐辛子の刺激と、呼吸困難の二重苦から逃れようと狼は地面を転げまわった。
「その水球からは逃げられないよ。息ができなくなって気を失うか、辛さで悶絶するか、そのどちらかだ」
そう告げた修の表情はすでに勝利を確信したものだった。
事実、修の宣言通りに、狼は程無くしてその場で気絶した。
修は一つ息をつくと、まわりに美咲紀、月、亮の全員が無事に戻ってきていることを確認した。
「よし、みんな無事だな。それじゃあ先を急ごう」
かくして、4人もまた遺跡の内部へと進んでいく。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年02月26日
参加申し込みの期限
2017年03月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年03月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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