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はじけてあばれろ、ゾンビモール!
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■フードコートにて
「ピッチャー、振りかぶってー」
新江 天懸
はベースボールミットの中で硬球を握ると、ぐっと片膝を上げた。
「殺したァ!」
豪快なオーバースローから繰り出したシンカーボールがゾンビの顔面に直撃。衝撃でゾンビが手すりの向こうへと落ちていく。
「ナイスボール」
手に粉をぱふぱふやると、ビールケースから新しいボールを取り出していく。
ここはアウトレットモールのフードコート。
椅子とテーブルが綺麗に並ぶこのエリアも、今やゾンビに囲まれていた。
しかしゾンビに囲まれるとデッドボール遊びをし始めるのがこの世界の流儀である。時には綺麗なフォームからボーリングのボールを投げてみたり電撃車イスにゾンビを乗せて爆走してみたりするのも流儀である。
「ったく、ババアインパクトでも起きたのか? せっかくゆっくりメシ食ってたのによー!」
今度はアンダースローからのソフトボール投げ。股間にクリーンヒットしたゾンビはウヴァアとかいってもんどりうった。
説明しよう。ババアインパクトとは、みんなで立てこもってるっつーのに子犬が逃げたとかいって勝手にバリケードを撤廃しはじめるババアによるセキュリティブレイクのことである。相手は死ぬ。ババアも死ぬ。
頭の中で実況解説遊びをしていた天懸だが、いくらなんでもゾンビに全方位から囲まれていては動かざるを得ない。なんでかって、ボールを投げて遊ぶには近すぎるからだ。
「仕方ねえ、場所を移すか。行くぜ『相棒』!」
天懸は前髪をキュッとなで上げると、近くに停めていた愛馬に跨がった。
愛馬っていうか子供用自転車だった。ショッキングピンクの補助輪つきだった。
「どきやがれ!」
猛スピードでキコキコしながらゾンビの群れに突っ込んでいく。
ゾンビはゾンビでウヴォアーとかいいながらドミノ倒しで避けていく始末である。
「さすがに俺のドラテクには手も足も出せねえか」
ニヤリと笑う天懸。この調子でピッチピチのシャツとか着ちゃおうかなとか思い始めた頃、後ろから蹄の音が追いついてきた。
「ハイ! 楽しそうね!」
愛馬に跨がる
バニー・オークレイ
だった。
愛馬っていうか普通に馬だった。
ショッピングモールに馬が入るのはマナー的にどうかって? 周りの光景見てからいいなさいよ!
当然ゾンビはばかすか馬に撥ねられては倒れていく。しょうがないよね、ゾンビだし。全身にガタがきてるし。
二人はウィンクひとつで心を交わすと、スピードを上げてモール内を爆走した。
ゾンビというゾンビを撥ね飛ばし、オブジェの斜面を駆け上がって同時にジャンプ。
逆光を浴びながら、見上げるゾンビの群れへと狙いを定めた。
「撃ち放題だぜ、やるか!」
「イエス、ジェロニモー!」
バニーは指をパチンと鳴らすと、馬からぴょんとジャンプした。
指鉄砲の二丁『指』銃を構えると、上下反転したまま眼下に乱射。
ゾンビを次から次へとクラッシュさせると、くるくる回転しながら再び馬へと跨がった。
その間にも天懸は愛馬(プリティサイクリング号)の後ろにくくりつけたビールケースからボールをひっつかむと次々に投擲。
ゾンビたちの顔面にべっこんべっこん野球のボールがめり込んでいく。
着地し、バニーは翼のように広げた両腕で空気弾を乱射。左右から掴みかかろうとしたゾンビたちが一斉にのけぞった。
「シルバーの上からだとよく見えるわ」
「そいつはいい、じゃあちょっと寄り道していこうぜ! 欲しいオモチャがあるんだ!」
「オーケーイ!」
馬のいななきと自転車ベルが鳴り響く。
ゾンビだらけの世界は今日も平和だった。
ラップのリズムを想像して頂きたい。
エレキギターとドラムの音と、黒人ラッパーとコーラスも想像してほしい。
その上で、
新田 亮
をご覧いただきたい。
金属バットとハンマーをクロスして背負い、スポーツヘルメットと分厚い工事用ベストを纏い、ついでにネイルガンをぶらさげ肩に巻いた弾帯には無数の釘がストックされた新田亮をご覧頂きたい。
いまあなたの想像力の限界に挑戦していますよ。
「俺は新田亮。ゾンビアポカリプスの世界を生き残る高校生だ」
自分でモノローグを語る新田亮をご想像頂く暴挙。
「ガソリンスタンドで大型トラックを手に入れ安全な旅を続けていた俺だったが、あるときうっかりゾンビを巻き込みショッピングモールへと突っ込んでしまった」
タイミングよくウヴァーといって起き上がるゾンビにネイルガンを浴びせる亮。
「新しく車を調達する必要がある。できれば食料や武器も欲しい。俺は仲間を探しながら、ショッピングモールを探索す………………」
寝具売り場。
這いずってきたゾンビをゴルフスイングで吹っ飛ばそうかなーと構えたところで、むくりと起きた
水上 桜
と目が合った。
よっしゃ、表現力と想像力の勝負や。
バリバリ寝起きの桜が、横髪一本口にくわえたまま殺気だった目で見てくるさまをご想像できようか。
ついでにハート型のもちもちクッションを胸に抱え、ナイトキャップをかぶったさまをご想像いただけようか。
さらには周囲でへし折れたゾンビの群れが小さな山を築くさまもご想像できちゃうだろうか。
「ひとが……」
抱き枕みたいに布団に入っていた金属バットをぬらりと抜く桜。
ベッドの下から這い出してきたゾンビが背後で両手を挙げた途端、振り向きもせずにバットを振り込んだ。頭がサッカーボールみたく飛んでいく。
「ゆっくり寝てる時に、ゾンビの群れを入れてんじゃあないわよ」
えっこれ怒られるの俺なのか? と思って周囲を見回す新田。
対する桜はナイトキャップを脱ぎ捨て、パジャマのままベッドから這い出した。
「頭痛い」
「あ、はい」
こういうひとには逆らわない方がいい。亮の本能が無意識に敬語を使わせた。
「着替えるから、ゾンビころしといて」
「……はい」
ハンマーを握り、衣装試着室の前に陣取る亮。
後ろで女子中学生が着替えているというのになんだろいうこの恐怖感。
亮は黙々とゾンビの頭をパーンしながら時間が過ぎるのをまった。
暫くするとシャッというカーテンを引き開ける音と共に制服姿の桜が現われた。
ゾンビ汁(控えめな表現をしております)まみれのバットを床に引きずりながら頭を40度くらい傾けた女子中学生をご想像頂きたい。
ホラーだよそれは。
「頭痛い。ジュースとってきて。オレンジの」
「はい!」
亮が『はい』しか言わなかった。レアケースである。
急いで近くの自販機へダッシュする亮とは反対に、桜は寝具売り場になだれ込んだゾンビの群れへと歩き始めた。
「戸締まりサボった馬鹿は誰よ! ぶっ飛ばしてやるから!」
バットを一振りすればゾンビの頭が五つとび、もうひと振りすれば七つ飛ぶ。
亮はそんな光景を肩越しに見ながら、『トラックで突っ込んだ犯人』を永遠に黙することに決めた。
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担当ゲームマスター
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
スポーツ
バトル
ゲーム
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年02月11日
参加申し込みの期限
2017年02月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年02月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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