突然だが、ゾンビだらけである!
ゾンビのあふれた大型ショッピングモールの中に取り残されたあなたは死の恐怖に震えていた。
――と、見せかけてぇ!
「どうした、スコアが伸びていないぞ。ゾンビ殺しは我が二連勝ということでよさそうだな」
商品棚の間から飛び出した
葦原 忍穂は、持っていた金属バットのフルスイングで出会い頭のゾンビヘッドをぱこーんと吹っ飛ばした。
勢いのあまり折れたバットはその場に捨て、代わりにフリスビーを掴んでシュート。遠くのゾンビにぱこんと当たって、ゾンビはもんどりうって転倒した。
「少し休憩していただけだ。侮らないで貰おうか!」
一方で
浮舟 久雨はレジカウンターの下から立ち上がると、ホチキスのオバケみたいな大きな文房具を銃のように持ち、群れを成すゾンビへ右から左に掃射した。
弾切れとみるや直接投げつけ、カウンターを転がるように飛び越える。
腰に下げていたホルスターから一般的な料理包丁を抜き、思い切りスローイング。
額にさっくり刺さったゾンビは仰向けにぶっ倒れた。
「さて、今日はどちらがハイスコアをとるか……勝負といこうではないか」
その後も二人はその辺にあるスポーツ用品や食器類を駆使してゾンビというゾンビをキルアンドキル!
うーあー言いながら秒速半歩ずつしか進めないゾンビなど、知恵深き現代人の敵では無いのだ!
さあ君も、レッツゾンビキル!
こちらはゾンビゲームめいた世界を舞台にしたIFシナリオとなっております。
ゾンビの百倍くらい強いパワーをもって、ゾンビの大群をばっさばっさと殺しまくっていく痛快アクションをお楽しみいただけます。
■世界観と状況
本来の世界戦とは異なるIF世界。寝子島シーサイドタウンはゾンビだらけになりました。
ゾンビ的なウィルスめいたサムシングがなんやかんやして人類がどーにかなっちゃったのです。
無限に沸くのかなってくらい大量にぽこぽこ出てくるゾンビを殺しまくり、この世界をエンジョイアンドエキサイティングに生き抜いています。そう、人類はぶっちゃけゾンビより強かったのです。
とはいえずっとゾンビをモグラ叩きしてても疲れるのでアウトレットモールに立てこもっていたのですが、なんかの拍子に大量にゾンビが流れ込んでしまいました。
ゾンビをばかすか倒しまくり、仲間と合流したりたまに遊んだりしながらゾンビだらけのモールを脱出するのです!
■この世界でのルールとガイド
あなたはゾンビに噛まれても全然平気な抗体を持っています。
けれど噛まれ続けると動きが鈍くなってくるので、数分間は休憩しないとマズくなるでしょう。
そうならないために、モールの中にあるものを使って戦ってください。
皆さんもご存じの通りシーサイドタウンのモールには銃とか刀とか売ってないので、野球のバットやチェーンソーや生クリームいっぱいのケーキとかを使って戦うことになるでしょう。
■おまけ機能
このシナリオは健全なお子様も安心してご覧頂けるように残虐な表現を極力避けてお届けしております。
よって出血は緑色のインクに代わり、ゾンビの腕とか首はフィギュアみたいにスポーンととれる仕様となっております。
衛生面やらを頭の外においやって、爽やかななゾンビ無双をお楽しみください。