this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
駄菓子屋のプリンセス
<< もどる
1
…
8
9
10
11
12
つぎへ >>
「剣崎先輩お久しぶりアルー」
座敷にあがった畑中華菜子は、剣崎エレナにぺこりと頭を下げました。
「あーら剣崎さん、奇遇ですこと! ここで会ったが百年目……じゃなくて、せっかくのご縁です。私たちとお菓子をいただきませんこと?」
買ったばかりの駄菓子をどっさりと抱えて、財前華蓮も登場です。
――剣崎さん、ギャフンと言わせてさしあげますわよ。
華蓮は不敵な笑みを浮かべると、お菓子のパッケージを次々と開けました。
エレナが、スタイル維持になにかと気をつけているというのは聞いたことがあります。ということはつまり、駄菓子のような高カロリー食品は天敵と言うこと。だからエレナはあれだけ、駄菓子屋に入るのに躊躇していたにちがいないのです。
こうして入った今だって、剣崎さんは駄菓子が食べたいけれど、カロリーが怖くてかなり我慢しているはず――華蓮はそう予測を立てて結論を導きだしました。
――ということは、私が目の前で駄菓子を食べれば剣崎さんも我慢できずに駄菓子を食べる……イコール剣崎さんがデブる!
「オーッホッホッホ! お会いできて嬉しいですわぁ! たくさん食べちゃいましょうね!」
思わず高笑いもでちゃいます。言うなり華蓮はムシャムシャと、カロリー爆弾みたいなお菓子をつぎつぎと食べ始めたのです。
ギットギト油たっぷりのスナック菓子……美味!
砂糖をかけまくったドーナツやチョコ……美味!
脂肪分だらけのアイスクリーム……美味&美味!
「……あら、安い割に結構いけますわねこれ。さあ剣崎さんもご遠慮なく!」
「あなたこそ、遠慮なくどうぞ」
ミニサイズのチョココロネを、ぽいっと口に入れてエレナは言いました。
なんということでしょう。
エレナの前にもお菓子の山があったのです。
一本十円という驚異的な安さを堅持する棒状スナック菓子が、籠一杯にありました。その周囲にはすでに開封済みのゴミもたくさんあります。
チョコレートバーが丸太のようにぎっしり積まれています。手つかずのチョコもまだまだあります。
ドーナツだっていっぱいあります。ミニケーキやアイスだって、たくさん。
しかもその半分くらいは、もう食べられているのです……!
恐るべきかな、魔法の言葉
『ダイエットは明日から』
、という話ですね。
なんだか気怠そうにエレナは言います。
「ちょっとお腹がいっぱいになってきたところなの。買いすぎてね……ぜんざいカレーさん、あなたが減らすのに協力してくれると嬉しいわ」
この言葉には、華蓮の血もたちまち瞬間沸騰しました。
「
だから私の名前は財前華蓮ですって言ってるでしょうが!
なによ剣崎さん! 自分の頭みたいなチョココロネなんか食べて! 共食いですわ共食い!」
「チョココロネじゃないわ! 次期生徒会長に対してなんたる無礼! 謝罪を求めます!」
「だったら先に、そのぜんざい発言を謝罪なさい! ていいうか次期生徒会長だなんて誰も認めておりませんわ!」
キー、とか危険な奇声が飛びかいました。
「あ……あの、現生徒会長、止めないでいいんですか……」
おろおろして御巫時子が海原茂に聞きますが、彼は落ち着いたものです。
「放っておけ。あの二人もつかみあいのケンカをするほど愚かではない。自分たちで解決方法を見つけるだろう」
と素っ気なく言い放って、彼はただ、静かに駄菓子カツロールを口にするのでした。
「……美味いな」
茂の予想は当たりました。
どこでどうなったのやら、エレナと華蓮の対立は、斜め上の方向ながら、ひとつの解決方法にたどり着いたのです。
「駄菓子屋のケンカは駄菓子で決着を付けるのが道理。こうなったら、このチョコバー十本を先に平らげたほうの勝ちとしませんこと!?」
華蓮は立ち上がっていました。ぐっとチョコバーを何本も握って突きだします。
「負けたほうが謝るのね、それで結構よ。ほえ面かかないことね!」
エレナも立ち上がっていました。
二人の燃える視線が激突し、バチバチっと火花を立てています。
「それって勝っても負けても……」
市橋誉はたいへん冷静な指摘をしようとしたのですが、もう両者とも聞く耳を持ちません。
華蓮の黄金の髪が躍りました。
エレナのダークブロンドも踊りました。
両者がどかっと勢いよく畳に座ったためです。そして、
「せーの!」
で怒濤のチョコバー早食い競争(狂騒?)がはじまったのでした。
「それって勝っても負けても……、
太りますよね?
」
ですが、誉の問いかけはどちらにも届きません。
華蓮とエレナの戦いは結局、ほぼ同着で引き分けとなりました。
そして二人とも翌日体重計の上で、真っ青になったという話です。
<< もどる
1
…
8
9
10
11
12
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
駄菓子屋のプリンセス
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年05月19日
参加申し込みの期限
2013年05月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年05月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!