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理想の恋人はじめました!
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買い物を終え、両手に荷物を抱えて家路を辿ろうとしていた丁度その時。
「真白ちゃん! ……良かった。やっと会えた」
急に名前を呼ばれて、
白 真白
はくるりと振り返った。
そこに立っていたのは、真白の理想を形にしたような少し年上のお姉さん。
おっとりといかにも優しげな微笑をかんばせに湛えて、お姉さんは真白の隣に並ぶ。
内心ちょっぴりドキドキしながらも、真白はお姉さんに問いを投げた。
「えっと、何の用かな? どこかで会ったこと……あった?」
「会ったことはないけど、真白ちゃんのことはよく知ってるよ。お手伝い、させてくれないかな」
荷物、重いでしょう? と手を差し出されて、戸惑う真白。
「え? だけど……」
「いいじゃない、ちょっとは甘えて? ……だって私、真白ちゃんの恋人だもの」
「私の、恋人……?」
お姉さんが柔らかく紡いだ言葉を、繰り返す。
目前で起こっているのは、いかにも不可思議な出来事だったけれど、
(……何だか、すって受け入れられちゃうよ)
と、恋人と名乗るお姉さんの存在に、真白の心はそれが当然のように開かれていた。
母性溢れる、という言葉が似合うあたたかく包み込むような眼差しも。
短いやり取りの中でもわかった面倒見の良さや、真白を甘やかしてくれるところも。
真白の心を、そっと解きほぐしてくれる。だから、
(いきなり恋人が……どうしよう、すごくうれしい)
なんて、真白の胸は益々ドキドキとするのだ。
「ほら、真白ちゃん。片方ちょうだい?」
「じゃぁ、お願いするね。えっと……」
荷物を一つ渡しながら、真白ははたと気付いた。
目の前のお姉さんの名前を、自分が知らないことに。
「ねえ、名前は?」
「私の場合は、名前にあんまり意味はないかな。だから、真白ちゃんが望むままに」
そう託されて、真白は「うーん」と首を捻った。
「私の望むまま……望む……そうだ、『ノゾム』ってどうかな?」
「うん、わかった。じゃあ、私の名前はノゾム。ふふ、ありがとう、真白ちゃん」
「気に入ってもらえた? それじゃぁ、行こっか」
そうして2人は、そのまま真白の家へと。
買ってきた荷物を一緒に片付けたら、
「ちょっと、疲れちゃったね」
なんて、リビングに腰を下ろして真白はほっと一息、休憩モードに突入だ。
流石は恋人、勝手知ったるという感じで、ノゾムが2人分のお茶を運んできてくれた。
「あ、お茶入れてくれたんだ。ありがとー」
「いえいえ。私は真白ちゃんの恋人で、真白ちゃんよりもお姉さんだもの」
茶目っ気混じりに言って、ノゾムは真白の傍らへと優美な所作を以って座る。
真白が思い切ってその膝の上に収まれば、後ろからぎゅうと抱き締められた。
ノゾムの控えめな胸が、真白の背に当たる。
触れる温もりが、とても心地良かった。
「真白ちゃん、あーん」
「ん、このチョコレート美味しい。ほら、お返し」
「ふふ、ほんとだ、美味しい。……真白ちゃんは優しいね」
お菓子の食べさせ合いっこの最中、真白の頭を撫でたノゾムの手のひら。
「ん……ちょっとくすぐったい」
「ええ、頭撫でただけだよ? じゃあ、これは?」
「あ、ちょっと変なとこ触らないでよ」
恋人らしい、甘く楽しいじゃれあいの時間。
(こういうのいいよね)
と、真白はそっと口元を緩めた。
そして――2人の時間はあっという間に過ぎ、夕暮れ時。
膝の上に抱かれたまま、真白は前に回されたノゾムの腕をぎゅっとした。
「……もう、終わりなんだね」
「そうだね。私、真白ちゃんの恋人でよかったなぁ。すごく、嬉しかった」
「うん、私も。一緒にいれて、うれしかったよ」
ねえ、と、真白は強請るような声を出す。
これが多分、ノゾムへの最後のお願いだ。
「最後に、膝枕してもらっていいかな?」
「勿論、いいよ。私、真白ちゃんにね、沢山のことしてあげたい」
「えへへ、ありがとう」
甘えるようにして、ノゾムの膝に頭を乗せる。
柔らかな感触とノゾムの温度は、真白をうつらうつらとさせた。
「――じゃぁね、楽しかったよ」
ノゾムの微笑みが、閉じる寸前の双眸に映って、瞼の裏に残る。
真白が次に目を覚ますと、そこには、『恋人』の残り香だけが漂っていた。
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担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年02月09日
参加申し込みの期限
2017年02月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年02月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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