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理想の恋人はじめました!
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今日も今日とて、
鬼崎 あやめ
には定食屋『おにざき』での仕事が待っている。
店のエプロンを身につければ、背筋が伸びるような心地がした。
(というか、働かないとお店潰れて路頭に迷っちゃう……ええ、頑張らないと!)
ぐっと拳を握り、気合いを入れるあやめ。と、その時。
「へえ、こんな店で働いてんのか」
あやめの耳に、どこか尊大な声が届いた。
瞬時に看板娘としての笑顔を作って、そのまますぐに振り返る。
「と、いらっしゃいま……え?」
声の主の姿を見留めるや、あやめは戸惑いに大きく目を見開いた。
立っていたのは、ウルフカットがよく似合う、目つきの鋭い少年。
年の頃は、あやめと同じくらいだ。
口元に緩く笑みを湛えるその顔が、知った顔と重なって見えて、息をすることさえ忘れる。
けれど――その錯覚は、間もなくして消えた。
ここで出会うはずのない相手だったし、じっくりと見れば、似てはいるけれど違う人だ。
息を整えて、あやめは再び声を漏らす。
「……貴方は誰ですか?」
「誰って、はっ、野暮な質問するんじゃねえよ」
馬鹿にしたような、それなのにどこか甘やかな色の滲む声で、少年が言った。
にぃと口の端を上げて、続けることには。
「俺様は、お前の理想の恋人だ」
「はっ? 私の理想の恋人?」
つかつかと歩み寄ってくる少年を前に、あやめは頭をフル回転させる。
(……いやいや、理想の恋人ってこの人がそんな訳ないじゃないですか!)
いかにも偉そうで、強引な態度。
こんな人が自分の理想の相手であるわけがない! とは思うものの、
(……まあ、気になりますけど……)
なんて、そのかんばせと、それを彩る強気な表情を見れば、そんな想いも過ぎってしまう。
少年の唇が、いっそ妖艶に音を紡いだ。
「いいか、よく聞け。俺様は、お前をペットにしにきた」
「私をペットにしに来たって……おい! ペットって何ですか!?」
あやめが叫んだのと、少年が所謂壁ドンであやめを壁に縫い付けたのは殆ど同時。
けれど、あやめは怯むことなく少年をキッと睨みつけた。
「……私の理想だか何だか知りませんが、絶対貴方のペットになんかなりません!」
「へえ?」
余裕の態度を崩さない少年に、あやめは密かに触れようとする。
ろっこんを発動させ、少年を魅了してやろうとの考えだ。
(逆に私の魅力でこき使ってやります!)
トリガーを引かんと、少年に触れ、とびきりの笑顔を作ろうとした瞬間、
「きゃ!?」
あやめは、伸ばした腕を、ぐい、と痛いほどに掴まれた。
「生意気なことすんなよ。可愛がってやるから、な?」
「ちょ、ちょっと! 離してください!」
「誰が離すか、馬鹿。ああ、いいこと教えてやるよ」
くつ、と喉を鳴らして、少年はあやめの耳元で、ゾクリとするような甘い声で囁き零す。
「――俺様を構成する要素に、お前のご主人サマも入ってるんだぜ?」
「……はい?」
ご主人サマ、ご主人様……。
頭の中にあやめにとってのその人――
富士山 権蔵
先生のSっ気溢れる微笑が浮かび、
「えっ? ええーっ!?」
目の前の少年の笑みがそれに被って見えて、あやめは愕然とした。
衝撃的な一言は、けれども何故か、確かな説得力を帯びている。と、その時。
――カチャ。
隙を突かれた挙句にあやめの首元を彩ったのは、まごうことなく『首輪』だった。
「って、ちょっとー!? 何してくれてるんですかー!」
「っくく、いいじゃねえか、似合ってるぜ。俺様の物って感じ、するしな」
うぐぐ、と首輪の外れないもどかしさに歯噛みしながら、少年を睨むあやめ。
「くっ! 例え何をされようとも……私はペットなんかになりませんよ!」
威勢良く言い放つあやめだったが、その数時間後。
「はぅぅ……ご主人様……おやめくださいぃ……!」
そこには、「こんなに優しく虐められたらあやめはもう……!」とか呟くあやめの姿が。
目のハイライトが消えている。
あやめ嬢、すっかり少年の支配下に置かれた様子。
「どうだ? この俺様に、身も心も支配された気分は? なあ、あやめ?」
「はい、ご主人様……最高ですぅ……!」
顎をくいっと持ち上げられて、あやめは恍惚として応じる。
少年――改めご主人様が消えた後であやめが自分自身にショックを受けるのは、もう間もなくの話である。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年02月09日
参加申し込みの期限
2017年02月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年02月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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