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「劉、これも食え!」
テラス席。胃に優しいスープばかりを選んで口に運んでいた、
ジニー・劉
の目の前に、
神無月 文貴
が血も滴る真っ赤なレアステーキをドドンとお見舞いした。
「チ、関わり合いになりたくねーから、シカトしてたのに……」
「ああ? デカイ声で言えってばよ。で、童貞は捨てたか?」
ジニーが嫌がる程、文貴はしつこく絡んでくる。
オゴリ酒に気をよくし、だいぶ飲んでいるようで、ジニーの首に腕を回して離さない。
「ほっとけ、それともオンナ紹介してくれんのかよ」
「その気があるなら、紹介してやるぜ。どんなのが好みだ? 恥ずかしがらずに言えよ童貞。
最悪男に走るって手もあるが、まあ飲め飲め! おーい、オーダー!」
酒は未成年に配慮して自由に取れないため、スタッフを呼びつけてボトルで注文する。
「おい、下戸なんだよ俺は。知らねーぞどうなっても」
文貴の娘自慢を肴に、運ばれて来た酒をヤケであおった瞬間、呼ばれて彼らは一旦 屋内へ。
「よお、婆さん。楽しませてもらってるぜー!」
まず文貴が進み出る、不躾な態度も千代子は気にしない。
文貴は懐から出した魚拓を広げる。
「これはうちで飼ってる鯉の魚拓だ、赤斑壱号と黒斑弐号。イケてる名前だろ」
「硬派なお名前ですのね」
「わかるかい、婆さん。この鯉が昔誘拐されてな、犯人はなんと
サンマさん
だ」
「サンマさん? どなたですの?」
「寝子島のマスコットキャラ、サンマの形してんだ」
女性恐怖症のジニーは、少々距離を取りつつも話をフォローする。
「うちの鯉があんまり別嬪だから、やっかんだのさ」
「まあ……」
千代子が表情を曇らせるのを見て、文貴は満足したのか笑い出す。
「てのは嘘で、真犯人は俺の娘だった!
庭の池じゃ狭くて可哀想だから、バケツで川に運ぼうとしたんだが、間一髪舎弟に引き止められた訳。
娘は優しいからな!」
「結局のろけに来たのかよ。その割に、携帯繋がらねーっていつも……」
文貴が間髪入れず、ジニーの頭を小突いた。
文貴に代わってジニーは、星ヶ丘の
薔薇園でのエピソード
を語る。
「そこの白薔薇に触れて誰かを思い浮かべると、その人物に対する感情によって色が変わるんだとさ。
面白いだろ? 行って確かめてみろよ。俺の薔薇が何色に変わったかって?」
それは……ヒミツ。
隠された事で、千代子は甘酸っぱい想像をしただろう。
だがジニーは構わずテラスに戻ると、煙草に火を点けた。
紫煙を吐き出した所で、薫に声を掛けられた。
女性相手に動揺しなかったのは、回ってきた酒のせいか。それとも薫の風貌のせいか。
「劉さん、体調は大丈夫ですか?」
「……なあ、聞いた話じゃ、あんたも母親に捨てられたんだって?
俺も母親にゃロクな思い出がねえ。あの日、俺の薔薇はどす黒く染まったのさ。母さんの事を考えてたから。
なあ、あんた。世の中にゃいない方がマシな親もいるって思わねえか。
俺は生きてる時も死んでからも、ずっと母さんを憎んでる。本当はこの手で殺したかった」
僅かに震える手を、ジニーは握りこむ。
他ならぬ親から傷つけられた自尊心は、青年となった今でも簡単に拭えるものではなかった。
「私にとって親と言えるのは、育ての父だけです」
「……はは、物騒な話をしちまったな。俺は
シーサイド九龍
の情報屋。何かありゃ連絡くれ」
「何故、その話を私に?」
ジニーはふと首を傾げる。そう言えば、何故だ。
これは情報屋としての癖か、それとも……。
――勘。
まっすぐ見つめ返す薫から、視線を逸らせない。
「劉さん。ひょっとしたらお近くを、お騒がせするかもしれません」
「それはどういう……」
「劉、てめえ何抜け駆けしてんだ!?」
文貴が割り込んできた。ジニーの頭を押さえつけると、薫に猛烈アピールを開始する。
「美人だな、あんた。俺の事も診てくれよ」
呆気に取られる薫の耳元に、文貴は思わせぶりに口を寄せる。
「……で、もれいびなのか?」
「何故、そう思われます?」
「んや、何となくだよ。今回の食事会も、あんたが計画したそうだが……。そっか。
ま、どの道悪用しねえで楽しむなら、特に言うこたねえ。次は二人きりでデートしてくれな!」
ジニーがまた襟首掴まれた。
「なあ、聞いてくれよ。うちの娘がよォ」
「勘弁してくれよ!」
ずるずる引き摺られて行くジニーに一礼すると、薫は踵を返した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月14日
参加申し込みの期限
2013年08月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年08月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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