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能美子は月詠の話を受け継ぎ、参道商店街での体験を話した。
「私が楽しかったこと……それはサンドウィッチマンですわ!
人と広告の織り成すバランス。凄いものを発見して、思わず興奮致しましたわ」
「サンドウィッチマン? 軽食屋さんの事かしら?」
「いえ、体の前後に看板をベストのように掛けるんです。
俺は仲間とサンドイッチマンをして、参道商店街の店の宣伝をしました。
目立つ衣装や看板を考えて、宣伝希望を聞いてチラシを作って色々準備をしました」
「まあ。お婆ちゃんなのに物知らずで、お恥ずかしいわ」
「そんな事はありませんわ、マダム。
私も御剣さんを偶然見掛けるまで、見た事も聞いた事もありませんでしたもの」
能美子の声に、刀もその日のとんちんかんな能美子の受け答えを思い出して頷く。
「最初は俺の目付きが怖かったのか、誰にもチラシを受け取ってもらえなかったんです。
それを見かねた弘明寺と、もう一人の女の子が手伝ってくれて、凄く助かりました」
「仲がよろしいのね」
「私も人前で浴衣を着たり、人に声をかけたり初めての体験で。外には楽しいことがいっぱい……」
あ、と楽し気だった能美子の表情が強張る。千代子が体が不自由なのを思い出したからだ。
(私ったら……浮かれて出しゃばった真似を……)
「弘明寺が和服で来たのは驚いたけれども似合ってて、もう一人手伝ってくれた娘もその後着替えてくれました。
二人とも綺麗だったし、皆もついつい目がいっちゃうのか宣伝は上手くいきました」
繊細な能美子が恥じ入るのに気付かない刀は、尚も話を続ける。
能美子がそっと千代子の顔色を伺えば、気にした様子は無い。むしろ溌剌と語る刀に、興味を向けている。
能美子はホッとした。
「俺はもう一人の娘を見ていたら、何故かチラシを受け取ってもらえるようになって。
千代子さんには、その理由が分かりますか?」
「傍に大切な人が居て、安心したからかしら」
思いやりって伝わるものよね、と千代子は言う。
刀は能美子と顔を見合わせ、刀は確りと、能美子はややぎこちなく頷いた。
気を取り直した能美子が続ける。
「今度は食事ではなく……お散歩とか、お買い物を一緒に出来たら良いですわね。
商店街はマスターしたので、サンドウィッチマスターと皆で案内は出来ます」
能美子は自信たっぷりだ。
(サンドウィッチマスターって、俺の事!?)
再びずっこけそうになる刀だが、能美子の嬉しそうな顔を目の当たりにして、力が抜けた。
(まあ、いっか……)
「参道商店街には色々な店がありますし、是非見に来て下さい、その時は俺達が案内します」
「嬉しいわ」
「良かったら千代子さんの話も聞かせて下さい」
刀に促され、千代子は思案し、島では息子の家に厄介になっているのだと言った。
「次男の別邸だけれど、五男が住んでいてね、風光明媚な島だと聞いたものだから」
「なるほど、家族も一緒なら心強いですね」
肯定しつつも、千代子の言葉の歯切れは悪い。
家族という言葉を耳にして、
八神 修
も輪に入った。
「マダム、お会い出来て光栄です」
上品なラベンダーのブーケを差し出せば、千代子は手に取って無邪気に喜ぶ。
「ラベンダーはお好きですか?」
「ええ、お花は皆大好きよ」
香りを楽しむ様に、特に含みは感じない。
「お子さんは、ご子息だけなんですか?」
修の問いに千代子は頷く。
「ええ、全員息子よ。娘がいれば、話し相手にもなってくれたのでしょうけれど……」
足元に目を落とす千代子に、修は素早く話の流れを変えた。
「俺も一人暮らしなので、猫が家族なんです。名前は『ミルク』って言うんですよ」
「あら、かわいらしいお名前ね」
「はい、
カラスに襲われて怪我をしていた
所を助けたのが縁で。
校長室に預けていたのですが、懐いたので俺が引き取る事にしました」
「大切にされているのね、幸せな猫ちゃんだわ」
千代子に言われ、修は思わずはにかんだ。ミルクがそう感じているなら、本当に嬉しい。
「面白い話があるんですよ。
まだ名前で迷っていた時、思いついた名前を色々言ったけど、どれも気に入らない様子で。
でもミルクが、自分からミルクの入った皿の前で、にゃあと鳴いたんです」
「それでミルクちゃんに?」
「ええ」
「まあ、ほほほ」
(上流階級の女性って、本当にあんな風に笑うんだな)
刀は妙な事に感心した。
「さとみちゃん、美味しいかい? ほらハンバーグもあるよ」
口についたソースを拭ってやりながら、
吉祥寺 黒子
は微笑む。
「それ食べたらアイスクリーム取って来てやるからな」
さとみは満面の笑みだ。
(良かった……俺は味覚がダメになってるから、どんな味かわかんねェけど。
さとみちゃんの笑顔で美味しいってわかるからな)
「吉祥寺さん、さとみちゃん。お食事中に失礼します、千代子夫人へのお話、そろそろいいですか?」
「あ、いけね。忘れてたぜ。それ食べたら、行こう さとみちゃん」
「うん!」
黒子はウェブ上に存在する仮想世界で
有名人とバンドを組んだ話
や、
工学部
の仲間と
ロボットを作った
時の話をしようと考えていた。
ところが今日も、女神は惜しみなく働いたようで。
「さとみです! 今日はお婆ちゃんのために、黒子お姉ちゃんと一緒にブリピュアダンスを踊ります!」
「……な!?」
養護施設で一緒に踊ってあげていたので、振り付けは分かるが。
(こんな事になるとはな……いい歳して美少女戦士ダンスかよ、めっちゃ恥ずかしいぜ!)
レストランの小さな特設ステージで、小学生とお尻フリフリして踊るハメになった黒子。
思わぬ展開に会場は盛り上がり千代子も大層喜んだが、黒子は上気した頬を冷やすためアイスをいくつも消費した。
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担当ゲームマスター
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月14日
参加申し込みの期限
2013年08月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年08月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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