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●ステッラ・デッラ・コリーナ
食事会当日。
南仏をイメージした超高級リゾートホテル『ステッラ・デッラ・コリーナ』に、続々と参加者が集まって来ていた。
梅雨の晴れ間、風も穏やかで、海を見渡せる開放的なレストランは明るい。
その入り口で主催者である
拝島 薫
が、参加者に確認を取っている。
「本日は、ようこそお越しくださいました。
恐れ入りますが参加者の皆さんを把握したいので、お名前とどのようなお話を頂けるのか、ご説明願います」
声やぱっと見だけでは性別不詳な薫を、訪れた者は思わず凝視してしまう。
(いや、よく見ると明らかに女性だな……首筋が細すぎる。
手首の関節も、男があんな風に曲げるには、素質や鍛錬が必要だ)
少年剣士、
御剣 刀
の視点は最終的に薫の胸で止まり、彼は自分の判断の正しさに頷く。だが運悪く並んでいた、
弘明寺 能美子
に冷たく睨まれる事になった。
(やだ御剣さん、どこ見てるの? ……やっぱりむっつりなのね)
(う? 弘明寺がまた、俺を睨んで? あ……、ち、違っ、たまたまっ!)
目線で会話が交わされ、能美子がぷいと横を向く。
先日
船上で能美子を守り
稼いだポイントが消えてしまう……刀はガクリと肩を落とした。
しかし能美子は、決して怒っているわけではない。
(商店街は専門外だったけど、ここは私のフィールド。少しはいいところ見せるわよ)
必要なかったとは言え、衣装まで気が回らなかった刀に引き換え、能美子は身支度に手抜かりはない。
上品な中にも若さを感じさせるワンピースは、見る人が見ればわかる一流ブランド品。
流れる黒髪も、能美子の磨きぬかれた美しさに花を添えている。
続いてスケッチブックを手にした、
旅鴉 月詠
がやって来た。
月詠は制服姿だ。同じ様に制服で来た
後木 真央
のよれた胸のリボンに気付くと、きちんと整えてやった。
「制服は正装になるから、これでOKだよ」
次いで月詠は真央をベンチに座らせ、櫛で真央のねこっ毛を梳く。自分より小柄な月詠に手入れをしてもらう真央は、まんざらでもなさそう。月詠の手がしなやかに動くたび、首から顎にかけてを掻いて貰う猫のように、至福の顔をした。
「にゃっふぅー、月詠ちゃんアリガトなのだー♪」
「どういたしまして」
どんなに梳いてやっても、ぴこんと跳ね返るアホ毛は「ご愛嬌ってやつだな」と、そのままに。
逆巻 天野
は、
八神 修
と入り口で話し込んでいた。
「君も来てたんだね」
「逆巻はマダムに、どんな話をする予定なんだ?」
「僕は
九夜山が浮かんだ
時の話をしようかと……作り話のように話せば、方便だと思ってもらえるだろ?」
「ああ、ちなみに……」
修は、
六月一日宮 檸檬
から話を聞いている薫をチラと見て、声を落とす。
「拝島さんは、もれいびだ」
「そんな情報をどこで?」
「昨日、挨拶に行った時に聞いたんだ」
「へえ、抜け目ないなぁ」
感心する天野に、修は曖昧な笑みを浮かべる。
あの後、修は三下一族について調べていた。
レストランで皆を待ちわびる千代子夫人は、70代後半か。車椅子に身を預けている。
彼女には五人の息子がおり、そのうちの一人が寝子島に家を持っていた。
千代子が暮らすのは、恐らくそこだろう。
修は その事について、現時点では他の者に明かしていない。
「六月一日宮檸檬さんですね、ご参加ありがとうございます……今、中からいらっしゃいました?」
何故かレストランから出て来た檸檬に、薫は驚く。
「ああ、俺タダ券持ってたから。一足先に、ビュッフェいかせてもらったんだ!
食事会にも参加するから、よろしくな!」
爽やかに白い歯を見せる檸檬も、三人四脚
第三区間
梅チームの選手だった。
こんな展開を誰が予測し得ただろうか。ビュッフェ2回戦をする者が、2人も現れるとは。
「……はい、かしこまりました。本日はどのようなお話を?」
「島横断三人四脚の時の話をしようと思ってるぜ」
「ああ、299号線の……わかりました、よろしくお願いします」
「ウッス! よーし、第二ラウンドも頑張るぞー!」
檸檬の足捌きは、まだ軽快だ。あれなら確かに、まだまだ食べれそう。
真央といい恐るべし。
「参加って先着順だったんだな。さとみちゃんの分も、ちゃんと申し込めたぜ。やっぱり『俺は幸運だ』な」
吉祥寺 黒子
が舌を出す。
ところが入り口で、黒子は呼び止められてしまった。
さとみ
は黒子が最近、時間を割いて様子を見に行っている幼い少女。事故で両親を失い、孤児となっている。
今日は黒子の見立てで、爽やかな水色のワンピースを着て、レザーのホットパンツ姿の黒子に寄り添っていた。
黒子と さとみを見比べた薫は、戸惑った。
「失礼ですが、貴女のお子様ですか?」
黒子が咽せる。
「違う! 俺がそんなに老けて見えるかよ?
……ま、まあ、こんなかわいい子だったら、いつでも……って、ちょっ、何言わせんだよ!」
否定したりデレたり忙しい黒子の微笑ましさに、周囲の者は笑い声を漏らす。
「笑うな! あ、いや。
この子は、さとみちゃんって言うんだけど、俺にとっては……そう、妹みたいなもんだ。
ちゃんと申し込んだし、俺が監督する」
黒子は さとみの肩を抱き寄せて続ける。
「この子にとって滅多にねェ機会だし、こういう経験や交流は貴重だかんな……。
その……えーと、ワガママ言ってスンマセン!
もし良ければ、この子も食事会に混ぜてやってくんねェかな?」
上目遣いに見上げる黒子を制して薫は膝を折り、さとみと目の高さを合わせる。
「さとみちゃん、食事会には約束事があるんだけど、いいかな?」
「うん、なあに?」
さとみの注意が向いている事を確認し、薫は話を進める。
「レストランには体の悪いお婆さんがいます。危ないので走り回らないでね。
そして さとみちゃんにも、お婆さんが楽しくなるように、励ましてもらえたら嬉しいな。出来ますか?」
大丈夫だろうか? 黒子は柳眉をひそめたが、さとみは元気に頷いた。
「出来ます!」
「ありがとう、よろしくね」
黒子はホッと胸をなでおろす。
「料理の皿を持って大勢の人が歩き回るから、衝突しないように気を配ってあげてください」
「ああ、わかってるって! 俺に任せてくれよ。さあ行こう、さとみちゃん」
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月14日
参加申し込みの期限
2013年08月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年08月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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