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Nekojima Nyantasy ~暗雲の章~
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■終着点
「やあみんな、よく来たね!」
武道はからからと笑って剛たちを出迎えた。
大勢の冒険者に混じってげっそりとした顔をする修。
「長年姿を見ないと思ったら、こんな所に隠れていたのか」
見回すと、そこは綺麗に整えられた地下の部屋だった。床や天井が金属でできていて、不自然なほど平らだ。現代の建築技術で作れる部屋でないことは一目瞭然である。
「これが、世界樹の幹なんですね。私も初めてみます」
ほえーと言いながら地面にぺたぺた触る美咲紀。
「そう。それで……これがお待ちかね、『世界樹の枝』だ」
背後のパネルを開くと、巨大な柱のようなものが地面から上に向かって聳え立っていた。
顔をしかめる剛。
「枝っちゅうより大樹やな。この先に実でも成るんか?」
「その通り。鋭いねえ。みんなが『世界樹の実』って呼んでるものはここで製造されてるんだ。第二世界にこちらのエネルギーをわたして、余ったちょっぴりのエネルギーを排出する仕組みみたいだねえ」
「……待ってくれ。言っている意味が既によく分からない」
手を振って話を遮る修。
「こちらのエネルギーとは?」
「『ほしのちから』って呼ぶみたいだけど?」
「ほし……」
現代文明においては、天文学という言葉自体が存在していない。星が空に浮いているなんだかキラキラしたものだというのは分かっているが、自分たちの立っている場所もまた同じ星であるという考え方自体ができていないのだ。
「ま、百聞は一見にしかずってね。今から向こう側の世界へのゲートを開くつもりだ。皆はあっちへ行って、世界侵食の原因を突き止めて欲しい。できれば止めて欲しい」
武道はそこまでいって、透明な筒の中に自分の身体を滑り込ませた。
ゲートを開くために自らの生命エネルギーすべてが必要になることは、この際黙っておくことにした。後で分かればそれでよい。
「じゃあ皆、準備はいいよね。緊急クエスト、『第二世界へ行け』。開始しまーす!」
ばちばちとしたエネルギーが渦を巻き、世界樹の枝の周りに無数の円環を生み出していく。
やがてそれらが一つの門を形作ろうとした――その時。
突如として、爆発が起きた。
金属の壁が破壊され。世界樹の枝の前に銀色の人狼が現われたのだ。
誰あろう、蛇那伊である。
「こいつが枝か。おもしろい……!」
柱をへし折り、エネルギーの渦の中に飛び込む蛇那伊。
「こいつが欲しかったんだ! 最強の……さい、きょう、の……ち、か……ガアアアアアア!」
途中から人の言葉を話せていなかった。
どころか人の形状も、狼の形状すらも逸脱し、奇っ怪な粘液が無理矢理寄り集まったような怪物へと変貌していた。
「あいつ。各地の戦場に割り込んでいたと思ったら、これが狙いだったのか……」
「どういうことだ!?」
「自分が最強の生物になりたかったのですよ。だからって迷惑すぎです!」
ぷんすかしながら弓を構える美咲紀。
修もまた、魔術を練り始める。周囲の冒険者たちも一斉に武装を展開した。
「ここまできて、こいつらの邪魔はさせへん」
そして剛もまた、自らの全力を叩き込むことに決めた。
全身の皮膚が半分ほど鱗に覆われ、鋭い爪や尾がはえ、竜の翼が背中を突き破って現われる。
「一度は死にかけた命や。ぱーっと仕掛けたる! 俺の魂、持ってけや狼野郎!」
やがて瞳までもを竜に変化させた剛は、怪物と化した蛇那伊へと突撃した。
一方その頃。
陽太は全ての自動バリスタを撃ち尽くし、自動蜂も使い尽くし、精根尽き果てたというようすでゴーグルを上げていた。
村は半壊。しかし住民はみな森へと避難し、村を襲っていた兵隊たちも皆倒れている。
その中心には、蛇腹の剣をたずさえたサキリと水晶を翳すトモエの姿。
そして鳥たちと歌によって意志を交わすアリーセたちの姿があった。
春彦はふらふらとした足取りで、兵士たちの大将へと詰め寄っていく。
「俺たちの、勝ちだぜ……大将」
「馬鹿な。あの方から任された軍隊が、破れる筈など……」
亨は満身創痍だった。
破壊された銃を杖代わりにして歩き、しかし躓いて倒れる。
が、倒れた瞬間に彼の姿は消えていた。
「あれ? どこに消えたんだ?」
「逃げたようね。もう、気配がないわ」
敵をしりぞけ、村を守り切ったことを確信した彼らは互いに健闘をたたえ合い、最後はハイタッチで締めよう――としたその時、巨大なエネルギーの柱が魔王城から立ち上った。
「うわっ! なんだ!?」
銃座から転げ落ちそうになってばたつく陽太。
春彦は、魔王城……正確にはその地下に埋まった世界樹から吹き出したエネルギーの塊をただただ眺めていた。
この世界にさらなる変革が持たされる予感を、抱きながら。
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
神話・伝説
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年01月25日
参加申し込みの期限
2017年02月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年02月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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