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工藤 耀
とサッカーボール
往年のキャッチフレーズ、『ボールは友達』を知ってるか?
作品名や登場の経緯は伏せるとして、長らく語られすぎて亜種や反語まで生まれてなんだか原型が無くなったような気がするな。
工藤耀はこのねじくれたバージョンばかりを聞いていたからきっと認めはしないだろうけれど、彼は本当の意味で『ボールは友達』な少年だったんだ。
今日はそんなお話をお届けしようと思う。
工藤耀、高校一年生。彼にとっての相棒と言えばこのサッカーボール。
市販のそれとは違って黒い五角形部分にハートのマークが刻まれているのが特徴だ。コンパニオンキューブって知ってるか? いや、お話がそれるからサッカーボールに戻すけれど……彼とボールの出会いは中学校への入学時期だった。
元々サッカー少年だった彼はマイボールを蹴り回してボロボロにしてしまったんだが、それを見かねてか将来性を想ってか、耀は当時使っていたボールより一回り大きい五号球を買うことにしたんだな。
サッカーボールというのは安くても一個につき千円札一枚、高いと五千円札が旅立っていくようになるから中学生には恐ろしくキツい買い物だったんじゃあないかと思う。
けれど当時の耀少年はよしゃあいいのに高いボールを手にとって買うことにしたそうだ。
いや、『よしゃあいいのに』は言い過ぎかもしれないな。高いボールだけあって頑丈だし、どれだけ蹴り回しても傷つかない。
耀少年はそうなることを見越していたのかって? どうだろうなあ、彼は他とはチョット見た目の違うハートマークのサッカーボールを手にとって、『こいつが俺の新しい相棒だ』と思ったそうだぜ。世に言う一目惚れというやつだ。
中学生にもなってハートマークは恥ずかしいと思うかい? でもそこが、耀の耀らしいところなんだと思うがね。
さてと、この辺で耀の人柄を語っておかないといけないか。
彼はご想像に違わず未だにサッカー少年なわけだが、目指す先はミッドフィルダー。
要領がよく頭の回転も速く、空気が読めて人に好かれる……ことが要求されるポジションだ。腕もさることながら人間性がモノを言うんだな。
本人はどう思うか知らないが、きっとピッタリだと思うぜ。細かいことで悩んだり、人の気持ちに右往左往するサッカー少年だからな。
けど今日はちょっと、悩みすぎなんじゃあねえかな。
『おい、膝に力を入れすぎじゃあねーか』
「おっとわりい……って!」
耀はマイボールを足でホールドしてから二度見した。
「お前が喋ってんのか!?」
『他に誰がいるってえんだよ』
「まあ……」
『大体お前は膝を乱暴に使いすぎなんだよ。そのうち関節壊すぜ。集中がきれると足の骨に任せて乱暴に動いちまうんだから、肩と首をもっと使いな。胸でモノ考えてるつもりでよ』
「お、おう……なんか的確だな」
会話でもするみたいに、耀はリフティングをしながら話し始めた。
『当たり前だ、ずっと見てきたんだぜ。あの四号球も……』
「四号球も?」
頭の上にマイボールを乗っけたまま、耀はふと倉庫にしまい込んだ古い四号球を思い出したのさ。
『あいつによろしく頼まれてからの付き合いだ』
「……そっか」
『焦るなよ』
「分かってる」
『彼女を大切にな』
「急になんだよ!?」
ボールを取り落として慌てる耀に、マイボールががなり立てる。
『だから集中力をきらすんじゃあねーよ。首だ首、あと肩!』
「お、おう……なんだよボールのくせに、生意気だぞ」
『相棒だからな。このくらいが丁度いいんだよ』
「…………」
それから暫く、二人……っつーか一人と一個はいつも通りの練習をしながら日が暮れるまで過ごした。
マイボールがいつまでも喋るなんてことはなくて、夜家に帰った頃にはもう喋らなくなっていたそうだ。
そんで倉庫にある四号球を引っ張り出して、なんとはなしに磨いてみたりしたのさ。
なんでもない一日の、ちょっと不思議な話ってやつだ。
大体、言葉なんて交わさなくても毎日会話してたようなもんだ。変わったことなんて、もしかしたら一個も無かったのかも知れねえや。ハートボールの旦那も相変わらずってえことさ。
うん?
じゃあこの語りは誰のものかって?
はっはー、誰だと思うね?
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担当ゲームマスター
青空綿飴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年01月17日
参加申し込みの期限
2017年01月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年01月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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