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■
神嶋 征一郎
と花とバイオリン
恐らく紀元前にこの世界に音楽が生まれ、21世紀になろうという今日まで愛され親しまれ、きっと何世紀経っても変わることがないであろうその背景と理由を、考えたことがあるだろうか。
音楽なんて無意味なものと語る者もいる。そうかもしれない。
音楽は全く変化しないと語る者もいる。そうかもしれない。
しかし逆に言えば、意味を持つ必要が無く、何億人もの手を経ても変化することがない、不滅不変の軸だと言えはしないだろうか。
これはそんな音楽を今代において受け継いだ、ある青年のお話である。
空気を揺らす糸がある。強固に張り詰めた糸と糸が震えるたびに、空気が悲鳴となって散っていく。それを時折押し込んでは、波を作っていく。
バイオリンという楽器の音。
神嶋征一郎が奏でる、バイオリンの音。
音に感情が乗るという言葉があるが、厳密にはそうではない。感情を込めて楽器を『操作』すれば、当然がちゃがちゃとした耳障りな音になってしまう。楽器を身体の一部として、身体から感情を発することで初めて感情は乗るという。
それはさながら、喉と慣らして声を発するさまに似ていた。喉の振動伝達命令に感情を込めれば、喉はつかえがらがらとねじれてしまう。それは失語症の症状によく似ている。
征一郎の楽器は、そんな瀬戸際にあったと言って……差し支えないだろうか。
「停滞は、何も生まない。変わらなければ」
人間は成長する。だからといって音まで一緒に成長してはくれない。自らでそれを作成しなければならない。少なからず征一郎はそう思っていた。
そして同時に、自らの一部を切り替えるというその難題に苦しんでもいた。
演奏をやめ、バイオリンを下ろす。
すると、弦とは異なる不思議な声が空気を震わせた。
『何を迷うことがありますの』
幻聴かと思い首を振るも、声がやむことはなかった。
『一代目も心配していたわ。あたくしたちの本当の価値にたどり着いていないけれど、認めてはおりますから』
やがてそれがバイオリンから聞こえるものだと気づいて、征一郎は慌てることをやめた。
『あたくしを扱うに足りずと思えば、切り捨てますわ』
「余計なお世話だ。お前(悪魔)だって使いこなしてみせる」
征一郎は再びバイオリンを構え、弓を添えた。
『ほっほっほ。仲がおよろしいことで』
背後の花がはやし立てる。
バイオリンが曲に文句をつける。
けれど知ったことでは無いとでも言うように、征一郎は演奏を続けた。
次の朝がくるまで、演奏がやむことはなかった。
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担当ゲームマスター
青空綿飴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年01月17日
参加申し込みの期限
2017年01月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年01月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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