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●シーサイドタウン
小倉 杏子
は、母の日のプレゼントに悩んでいた。
「何か贈るでありますよっ……といっても何をお贈りすればよいのかわからないでありますね……」
実家暮らしのときは「そんなものいらん」の一点張りだった母を思う。
一般的にはカーネーションを贈るらしいが……
「お、お店に行けばきっと、何かあるであります!」
志波 拓郎
は、福岡の母に母の日のプレゼントを送ろうと考えてシーサイドタウンにやってきた。
(予算は自分と兄貴で合計3000円かな……届くのは、母の日の後だけれど)
思った通り母の日フェアで賑わっている。
フェアの案内図をもらって、お店を一通り見る。
(誰かのために選ぶのって、すごく悩むし時間かかるけど楽しいよな)
「あれ……?」
向こうで店員さんと話している少女に見覚えがある。
あの時
も、左頬に大きなガーゼを貼っていた……
「カーネーションはいかがでしょう?」
「う……隊長殿、じゃなかった、お母さんはお花なんて愛でるような人ではありませんし……」
「では、こちらのハンカチなどいかがですか?」
「お、オススメされてもお母さんが何に喜ぶのか私には……ッ」
(大変そうだな……)
「げ……撃沈、でありますッ」
がくりと肩を落とす杏子。
「……ダメであります、私なんかにはお母さんが喜ぶものわかんないでありますよ」
いつも不機嫌そうだった母に、何を贈れば喜んでくれるのか。
杏子は本気でわからなくなった。
「あ、あの……だ、大丈夫?」
頬のガーゼを触りながらべそをかく杏子に、見かねた拓郎は声をかけた。
「あ……サッカーの、黒猫組の人でありますか?」
覚えてくれていたようだ。
「……ちょっと、……休憩しながら何がいいかを考えて……みたらどうかな? 喫茶店、か何処かで」
迷いながら拓郎はそう提案してみた。
しばしの間のあと、杏子が答える。
「……ありがとうであります。でも、またお休みの日に、母に会いに行くであります!
直接お会いして何が嬉しいかお聞きするでありますよっ!」
涙をごしごしぬぐい、拳を握って杏子は言う。
「……昔から、私とは違って明瞭でハッキリした人でありますから。ハッキリ聞いたほうがいいであります」
「そう……それも、いいかも……ね」
拓郎は一人で喫茶店に向かった。
(……あ、甘い物食べたいからじゃないよ? ちょっと考え纏める為だよ(汗))
自分も母の好みなんてよくわからないけど。
たぶん母は何を贈っても笑顔を見せてくれるんじゃないか、と思う。
最上 るるか
は、シーサイドタウンで「Cutie Kitty」の読者モデルの仕事を終えて自由になった。
早めに上がったのでショッピングして帰ろうとして、親子連れとすれ違う。
三つ編みの女の子は、両親らしき男女と手をつなぎ嬉しそうだ。
「あたしにもあんな頃があったっけ」
るるかの母は不動産関係のキャリアウーマン。父は専業主夫で二人は学生結婚だった。
(パパはママに頭が上がらなくって、それでも仲良しに見えたんだけど……)
ある日突然パパがいなくなった。
(リコンしたのよって言われても意味がわからなくて。
いつか帰ってくるんだと思って、テディベアをだっこしてずーっと待ってたなあ)
ママはあたしそっくり、とるるかは思う。
ホントは弱虫で泣き虫の癖に意地っ張りで強がり。
(ママ元気かな?
寮に入ってからめっきり会うの減ったけど、お互い忙しいから予定が合わなくて……)
知らず知らずのうちに、見慣れた場所にきていた。
るるかはスマホを取り出し、メールをうちはじめる。
『用? 別にー
どうしてるかなってさ
たまにはいいじゃん』
(ねえママ。あたし知ってるんだよ
パパがいなくなって暫く
あたしが寝ちゃったあと
缶ビールをイッキしながら泣いてたよね
あの馬鹿ー カイショなしーとか息巻いてさ
ヤケ酒ってヤツ? オヤジくさ~)
打ちかけた文を、思い直して消す。
『……ねえ 久しぶりに会わない?
会社の近くまで来てるの
読モのバイト料入ったからおごったげる
母の日だもん
好きなの頼んでいいよ』
すぐに来た返事に、るるかは頷いて返信する。
『知ってるよ。
ママがあたしの出てる雑誌を全部持ってる事。
毎月発売日に買ってくれてる事。
大好き ママ』
喫茶店から出た拓郎は、ようやくプレゼントを決めた。
「送料と重さと大きさ……そして予算……、うん、これがいい、かな」
拓郎は花の刺繍がはいったハンカチを購入した。
「あとはこれを送れば……ちょっと封筒に入れたら物足りない……
……予算少し余ったし、メッセージカードも添え、よう」
こういう機会にしか書かないしね、と苦笑する。
「ささやかだけど……いつも、ありがとう:二人より」
あとは兄貴に連絡して、寝子島の写真を用意してもらおう。
(どうせ自分の写真、こっそりとってたりするんだろうし……)
今日はその辺にいないだろうな、と外に出てあたりを見まわす。
「ん」
赤毛のギャル風の少女が、手を上げているのが見えた。
視線の先には、颯爽としたスーツの女性。
その表情を見たとき拓郎はなぜか、兄を思い出した。
外見に似たところなどないはずなのに。
「仲がいい親子、なんだろうな……」
なんだか気持ちがほっこりした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年05月22日
参加申し込みの期限
2013年05月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年05月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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