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<三羽烏の襲撃2の2>ループ世界に囚われ、無限ループ中です
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●ループ:X2・4月上旬のシーサイドタウン駅(7)●
【ねこでん:屋根の上】
星ヶ丘方面へ向かって走る電車の内部に、6人の仲間が閉じ込められてしまった。けれどもすぐに残りのメンバーが追跡を開始し、同じ電車の上で再び、コウモリのバッツを包囲する。
屋根の上で今バッツと対峙しているのは、
渥美 ニナ
、
新江 天懸
、
風雲児 轟
の3名。その敵を挟むように、進行方向の屋根にはコトドリになった
御巫 時子
がいる。そして上空を旋回してコウモリの逃亡を押さえているのは、カラスに変身中の
山田 勘三郎
、という位置関係だ。
『ちくしょう、またか! 5人掛かりでまた性懲りもなく、
〈頼れる仲間がいる俺たち〉アピールか! いい加減にしろ!』
勝手に劣等感を刺激されてたちまちキレるバッツに、
新江 天懸
がチッと舌打ちして唾を吐き捨てる。
「知るかよ、俺はつるんでるつもりもねーし。
だいたいお前だって三羽烏とやらの1匹なんだろ、仲間がいるじゃねーか。
あっもしかしてお前、あの3羽からも、まともに相手にされてないとか……?」
『うわああああああ! 言うなー!』
図星だったみたいだ。悲鳴を上げるコウモリに、
山田 勘三郎
も空から声を投げる。
『まー確かに4匹目の三羽烏とか、微妙だもんな……。
つーかどうせなら、「我こそ唯一の四天王」とか、
「三羽烏の頂点に立つ第四の幹部」ぐらい言えや!』
そんな新江と山田を制して、
風雲児 轟
が1歩前に出ると、バッツに改めて問い質した。
「聞いたぜ! 俺の仲間をろっこんで洗脳して、
スタジアムで戦わせてるそうだな。
お前がクローネに協力してる理由は何だ?」
風雲児はいきなり実力に訴えるようなことはせず、まずは相手の言い分を聞こうとする。
「もしクローネに嫌々従ってるなら、みんなの洗脳を今すぐ解除してくれ。
その後一切手出ししないと約束するなら、こっちも何もしない」
『ハア? ぷぷぷ、嫌々従ってるだってぇ?』
けれどもバッツの返事は、あの日月透への回答と大差のないものだった。曰く、クローネ様はボクのすることを全部許してくれるから云々。風雲児もさすがに呆れて、説得が無駄だと思い知る。
「仕方ねえ。なら、実力行使に出るまで……!」
『へえ、でもそんな無駄口を叩いていて良かったの?』
5対1で周りを包囲されている状況だというのに、けれどバッツは余裕綽々でニヤニヤ小狡い笑みを浮かべている。
御巫 時子
は不審に思い、周囲への警戒をいっそう強めた。
(でも操られてる乗客さんも、さすがにここまではよじ登ってこれないでしょうし。
コウモリさんは、いったい何を考えて……)
そこでハッと気付いたコトドリ時子は、電車の進行方向を振り向き、目をまんまるに見開いた。
『トンネルです……皆さん、この線路はトンネルに向かっています……!』
星ヶ丘住まいの時子は、よく知っている。シーサイドタウン駅と星ヶ丘駅の間には、エノコロ岬を東西に貫通するトンネルがあるのだ。走る電車のすぐ前方に、まさにそのトンネルの黒々とした入口が見えてきて、コウモリがついに爆笑する。
『だーから言ったじゃないか、無駄口なんて叩いてる暇あるのって。
さあ、洞窟の暗闇へ……このボクのホームグラウンドへようこそ!』
【寝子電本線:エノコロ岬トンネル】
ガタタン。為す術もなくねこでんがトンネル内部に突入し、陽の光がたちまち失われた。闇の中で
渥美 ニナ
が叫ぶ。
「暗闇の中でバッツに咬まれたら、即洗脳されて全滅です!
電車がこのトンネルを抜けるまで、恐らく1分と掛からない筈……
皆さん、それまでは何としてでも吸血を防いで下さいよ!」
ニナはそう言いながらもすぐに、トンネルが完全な真っ暗闇ではないことに気付く。電車にはヘッドライトが付いているし、車内からも明かりが外に漏れ出ているからだ。
バサバササッ!
その彼女のすぐ傍を黒い影が横切り、ニナが反射的に手を伸ばした。
(そらおいでなすった……手袋してますから、深く咬まれなければ大丈夫なはず!
ろっこんで接着して、スマキにしてやります!)
けれども、その黒い影が慌てて「カー!」と鳴いて、
『カーカ、カー!(のわあっ、違うぜ俺だぜ! 山田だぜ!)』
「あっ……す、すみません!」
危うく味方を攻撃する所だった。カラスの山田、今日は良く別人と間違えられる日だ。
『カアー!(これじゃ迂闊に動けねえな、多少明るくても
やっぱり地の利は、あのコウモリの方にあるか?)』
「エコーロケーションとやらで、見えなくても関係なく飛べますからね」
「エコーロケーション? なら、これでどうだよっ!」
暗闇から聞こえた今の2人の声に、今度は新江が応じた。右耳の傷に触れて、血の付着した指でボタンの1つをガラスに変え、例の安全拾得器の金属部分をそれで擦る。
イイイイイイイイイイイ!
途端に人の耳にも不快な摩擦音が発生し、さらにその音がトンネル内部でワッと反響した。
『ギニャーーーーーーーー!!?』
(え……!?)
悶え苦しむバッツの悲鳴が、時子のすぐ耳許で聞こえ、時子はまさに今自分が狙われていたことを知る。危うく血を吸われる寸前だった。時子は新江の機転に感謝しながら、自身も電車のキーッと鳴るブレーキ音を、コトドリの声真似でさらに重ねる。
(高周波でコウモリさんのエコーロケーションを、このまま妨害し続ければ……
皆さん、トンネルを抜けるまで頑張って下さい……!)
「やい、バッツ! 狙うなら俺の血を吸いに来い!」
そして暗闇に潜む敵に向かって、風雲児も敢然と叫ぶ。
「バッツ、お前は結局、弱者でも被害者でもねえ!
自分勝手な言い訳ばかりして、立場を理由に好き勝手やる卑怯者だ!」
けれどもこの挑発には、バッツは上手く乗ってこなかった。暗闇から声だけが聞こえ、
『キキッ、自分が囮になるつもり? けどさ、そんな全身スーツで
完全防備してる奴の所に、のこのこ血を吸いになんか行かないよっ!』
ザ・ストレイトのヒーロースーツ姿が、この状況ではかえって裏目に出てしまった。けれど風雲児は今のバッツの発言から、狙われているターゲットを絞り込む。
(俺も、それに渥美も全身防備でガードが固い。なら次に狙われるのは……?)
そこで背後から光が射し、ハッと振り向いた風雲児は、トンネルの出口がもうすぐそこまで来ていることに気付いた。全員を勇気付けるように声を出す。
「みんな! あと少しでトンネルを抜けるぜ! 最後まで頑張……」
タタタン! 再び陽光の下にまっすぐ飛び出すねこでん、その屋根の上で風雲児が目撃したのは、新江に向かって今まさに飛び掛からんとするコウモリの姿だった。
「!!? 新江っ、逃げろ!」
「いや任せろ!」
新江は安全拾得器を突き出し、マジックハンドでバッツを捕まえようとする。けれどもその棒を巻くようにスルリと避けて、新江の右耳めがけて飛び付くバッツ。そこにはさっきろっこん発動にも使った、血の滲んだ傷がある。
『咬まなくたって、血さえ吸えば洗脳できるんだからねっ。
キシシシシッ! これでオマエもボクの操り人形さっ!』
「させるかよ」
新江は咄嗟に引き千切ったピアスで、そのコウモリの牙を絡め取る。
『ハガッ!?』
「砕けろおっ」
驚愕に凍り付いた表情のまま、手の接触面からガラスに変えられていくバッツ。そのまま流れるようなモーションで、新江はそのガラスの彫像を思いっ切り、電車の屋根に叩き付けた!
ガッシャ〜〜〜〜〜〜ンン!
「駄目だ新江……そのコウモリを倒しては!」
エッ、と新江が顔を上げると、そこに
サキリ・デイジーカッター
が立っていた。他のメンバーと共に走る電車内に閉じ込められていたサキリだったが、屋根で戦闘の物音がしていることに気が付き、彼だけはろっこんでテレポートしてこれたのだ。
そして屋根一面に散乱したガラスの破片──バッツの残骸を見たサキリが、肩を落とす。
「遅かったか……また最初からやり直しだ」
「えっ? おいおい、何だよ。倒しちゃまずかったのか?」
前のループの時のやり取りを知らない新江は、きょろきょろするばかり。けれどもそこにニナが走ってきて、粉々に砕けたガラスの破片を手に取り、しばらく点検する。
それから顔を上げ、おもむろにこんなことを言うのだった。
「いえ、これは……ひょっとすると、今度は上手くいったかもしれませんよ?」
新江とサキリ、そして集まってきた風雲児と山田、時子の5人が、怪訝そうに顔を見合わせる……。
寝子電本線トンネル出口にて新江──三羽烏の1匹、コウモリのバッツを撃破?
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担当ゲームマスター
鈴木二文字
前回シナリオ
<三羽烏の襲撃2>星ヶ丘とシーサイドと旧市街で同時テロです
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
動物・自然
定員
50人
参加キャラクター数
50人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年01月31日
参加申し込みの期限
2017年02月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年02月07日 11時00分
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