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授業風景 ~1年4組の場合~
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「で、今回上手くいったらもちろん私たちにご飯ぐらいは奢ってくれるんでしょうね?」
ふと、エヴァがそんな言葉を漏らす。
「へっ?」
「埋め合わせしてくれるんでしょ? そうね、クラスのみんなで焼肉なんてどうかしら。お会計先生持ちで」
扇子の奥で口元がにやりと笑う。
授業時間を潰してまで恋バナにのってやったのだ。それくらいの要求はありなんじゃない? とばかりに。
「う、埋め合わせってそういう意味じゃ!」
「なんならクラス親睦会の意味を込めてもいいんじゃないかしら? まだまだあまり話したことのない人も多いし」
エヴァは学級委員である華奈子に「ねぇ?」と同意を求める。
純粋に久保田先生を応援している華奈子は、これが後押しになればとばかりに大きく頷いた。
「ご褒美があれば人間頑張れるアル! 焼肉じゃなくても、私の家のラーメン食べたらいいアル! 美味しいアルよ!」
「よけ、れば、うちの、薔薇、を、持って行って……くだ、さい」
赫乃も久保田先生の恋が成功するようにと後を推す。赫乃は星ヶ丘寮の庭に薔薇園をつくり、自ら世話をしている。
先生が望むのなら、丹精込めて育てた自分の薔薇を持って行ってほしいと、そう思った。
「高梨さん、も……どう、ですか?」
「ふぇ!?」
いきなり話を振られて彩葉はびくりと反応する。が、すぐに先ほど自覚した恋心を思い出し急激に顔の温度を上げる。
「や、ま、まだそんな、そんなあれじゃないし!」
普段明快に話す彩葉がしどろもどろになりながら手を振って否定する。
が、そんな彩葉の手をしっかり掴むと赫乃はまっすぐに彩葉の瞳を見つめた。
「想い、を、伝える、だけじゃ、ない、です。恋心を、忘れ、ない、お守りに。押し花、で、しおり、なんて、どう、ですか?」
「お、お守り……」
赤い薔薇。あなたを愛します。自覚してしまった恋心から目を逸らさないように。そんなお守りがあってもいいかもしれない。
「よけれ、ば、今度、お休みの、日に、でも、薔薇園に、いらして、ください」
精いっぱいのお誘いに、うつむいてしまう赫乃。そんな級友を前に彩葉は庭いっぱいの綺麗な薔薇を想像してちょっとだけ笑顔になる。
「いいかな? 赫乃ちゃんのおうちって星ヶ丘、だよね?」
小さく頷く赫乃。その姿ににこりと笑うと。
「赫乃ちゃんさえよければ、行ってみたいな。あ、みわちゃんも一緒にどう?」
「えっ、行ってもいいの?」
こくこくと頷く赫乃。級友を誘うことに少し勇気を出したようだ。
「じゃあ決定! 楽しみだな!」
楽しそうな彩葉を見て、赫乃は先ほどの自分の勇気を少しだけ誇らしく思う。
考えているだけじゃなくて、自分から行動する。今回の授業で学んだことだった。
「みっちゃん先生が元気になってよかった。恋に積極的な、いつものみっちゃん先生だね」
綾花がほっと胸をなで下ろす。しかしプリティヴィはどこか不服そう。
「決心したのならこんなところで授業をしていたらだめ。何事もスピードが大切。速さはすべてを凌駕する」
「まあまあ、人には人のペースがあるんだよ」
「しかし婚期というものが……」
「みっちゃんまだ十分若いよ!?」
プリティヴィの発言についつい食い気味でつっこみを入れてしまう綾花。幸い、久保田先生の耳には入っていないようだ。
「はぁ……積極的であれ、日本の女性たちよ!」
プリティヴィの祈りのような言葉に久雨は苦笑する。なかなか難しい祈りだ。
「久雨はどうなの。好きな人、いるんじゃないの?」
「わ、私のことはいいだろう! そういう貴様はどうなんだ!」
「私か? ……。そんなことより」
「ナチュラルにスルーするなよ!」
久雨の言葉を流し、プリティヴィは向き直る。
「日本人は幸せだ。幸せの渦中にいるから幸せであることに気付かない。もったいない。許された権利は使うべき」
「も、もっともだ……」
「まだまだ日本について勉強する必要があるわ」
悟ったような物言いに久雨は少しだけ尻込みしてしまった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
時織椎
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年05月31日
参加申し込みの期限
2013年06月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年06月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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