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授業風景 ~1年4組の場合~
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「あの、せんせ、い……いい、ですか?」
それまで大人しかった赫乃が恐る恐ると言った感じで手をあげる。
教卓に近い席だったのでずっと久保田先生たちの話を聞いていたのだが、なかなか発言する機会がなかったようだ。
「その人、は、きっと、すごく、人見知り、だと、思い、ます。先生の、思い、に答えようと、して……けど、恥ずかしい、から、言えなくて」
赫乃はそこまで言い切ると人々の視線から逃げるように下を向いてしまう。自分も、そうだから。
「だから、いきなりに、みえ、て、きっと、その人は、ずっと、先生の、思いに、答えたくて……勇気を、振り絞って、告白、したんだと、思い、ます」
決意したように顔をあげ、久保田先生をまっすぐに見つめる。
「赤い薔薇、の、花言葉……は……【あなたを愛します】」
赤い瞳に薔薇の影を映しながら。
「プレゼント、に、もっていって、あげるの、は。どう、ですか?」
「いいんじゃないか。同じように、お前も惑わしてやれば」
裕也も少しいらいらしたように言葉を繋げる。
「それぐらい駆け引き上手になればいい。生徒に慰められるようなままじゃだめだろ。……ちょっとは元気出せ、み……みわちゃん先生」
呼びなれない「みわちゃん先生」という呼び方に照れたのか、そこまで言って裕也はそっぽを向いてしまった。
「月は追いかければ逃げていきます。捕まえたければ、水に映すのが一番じゃないかしら」
美野梨もクールな表情を崩さないまま呟く。
「青い月は見ると幸せになるっていう言い伝えもあります。恋も青い月も、出会えるのは貴重で特別なこと。そんな素敵な時間を悩むだけで終わりにしたらもったいないと思います」
「ね、先生……一度、もう、一度、お会いして、みるのも、いいと。思い、ます」
綾花と赫乃に後押しされて、久保田先生も心が決まったようだ。
「みんな……ごめんね。ありがとう、私、返事するよ!」
おおっと教室から声が上がる。
「オッケーするアルか?」
「今は、まだ。もう一度会って、この人と一緒に居たいと思えたらオッケーすると思う」
授業開始時の久保田先生とは打って変わって、目には力強い光が戻り、心なしか肌も綺麗になったように見える。
愛する生徒たちに励まされて、いろいろと吹っ切れたようだ。
「こんな形になっちゃって、ほんとにごめん。みんなの言葉で勇気が持てたよ」
そして久保田先生は宣言する。
「このチャンス、逃してなるものかぁあああ!!!」
「いいぞーみわちゃん先生その意気だー!」
「とうとうみわちゃんが報われる!」
「授業中断されなくてすむ!」
「いや、まてよこの場合惚気で中断される確率も……」
教室のあちこちから応援のような、そうでないような言葉が飛び交う。一気ににぎやかになった教室内。
昼寝にどっぷりとはまっていた生徒たちも、級友たちの声で少しずつ目を開ける。
「ん、どうなったの?」
「一件落着、よ」
昼寝から目覚めた煉に直が端的に答える。
煉は興味なさそうに「そうか」とだけ呟いて椅子に座りなおした。
「神木君は恋してないの?」
「いきなりなんだ……」
「別に。聞いてみただけよ」
「いたっ」
落書きに飽き、教科書の影に隠れて居眠りしていた陵平は、どこからともなく飛んできたノートの切れ端に眠りを妨げられた。
くしゃくしゃに丸められたそれを開けば、ゆるいうさぎのキャラクターが「起きろー!」と書かれたプラカードを手にしている。
誰だ? と見渡すと、茉菜が陵平の方を見てにやにやと笑っている。
その姿に、陵平は小さく苦笑いをこぼした。
「これは落書きって言っていいサイズじゃないよ……?」
一方茉菜は落書きの出来に至極ご満悦。使っていたノートのほぼすべてのページにお手製のうさぎさんが描かれていた。
途中からぱらぱら漫画仕様になっている。2匹のうさぎが人参を取り合っている様子が丁寧に描かれていた。
「ふふふー、今日の授業は楽しかったなー!」
ノートを眺めながらとても楽しそうな茉菜であった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
時織椎
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年05月31日
参加申し込みの期限
2013年06月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年06月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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