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狂気は月夜に笑う ~マシナリア・サイドストーリー~
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◆序章「夜闇に溢れる黒い影」
漆黒の闇が広がる夜の町中。
寝静まっているのか人々の姿は誰一人として見えない。
皆、扉を閉め切り夜の町のもめごとには不干渉を決め込んでいるかのようだった。
それがこの商業都市で身を守る為の術であるかのように。
「本当に静かねぇ……まるでだれも住んでいないかのようだわ」
背の高い筋骨隆々とした人物がその街路に佇んでいる。
その周囲を黒いもやがゆっくりと回転し、次第にそれらは人の形を成していく。
黒い兵士の形を成したそれは剣を振り上げるとその人物――
尾鎌 蛇那伊
へと斬りかかる。
鋭い剣が上段から迫るが尾鎌はさして驚いた様子もなく、半身引いてそれを躱す。
「だめね、それじゃアタシには当たらないわよ?」
完全にノーガードとなった影の兵士の腹部に尾鎌の拳が突き刺さった。
回転を乗せた強い一撃を受け影の兵士は存在を保てずに霧散する。
そのまま尾鎌は流れるような動きで腰を低く落とすと右足を軸に回転、周囲で形を成し始めていた黒い兵士達を一息に薙ぎ払った。
文字通り街路で暴れる尾鎌の周囲を仲間達が駆けて行く。
彼らが目指すのは町の奥、ツクヨがマエトロを守って戦っている場所である。
影の兵士達が彼らを追おうと形を成そうとするが完全に形を成す前に尾鎌によって粉砕され、それは叶わない。
「だーめ。ここは通行止めなの。もし通りたければアタシを倒してごらんなさい」
静かに戦闘の構えを見せ、一切の隙を消す尾鎌を強敵と判断したのか黒い兵士達は一体ずつ襲い掛かるのをやめ、距離を取って数を次第に増やしていく。
一体、また一体と増えるそれらの数はあっといまに数十体に達する
「あらあら大人気ね、アタシ。でもそういうの……嫌いじゃないわッ!」
一斉に襲い掛かってくる黒い兵士の集団は先程とは打って変わって一糸乱れぬ連携攻撃を見せてくる。
右から二人が斬りかかったと思えば、尾鎌の死角を狙って左から一人、背後から一人が違う角度で斬り込んでくるのである。
尾鎌は最初の二人の攻撃を躱しつつ掌底で武器を弾き返すと回し蹴りで粉砕、続けて左と背後目掛け両の拳が裏拳を放つ。
迫っていた二体の黒い兵士は裏拳の衝撃で霧散しそれぞれの武器が地面に落ちてカランっと音をたてた。
「武器は普通の剣を使っているのね。どこから持ってきてるのかしら?」
拾い上げたその武器を背後から気配を殺し迫っていた黒い兵士へと投げる。黒い兵士は躱せずに壁に縫い付けられ、じたばたともがいてから静かに消えていった。
「不意打ちはもっと静かにやりなさい。殺気がバレバレよ」
そういう尾鎌の周囲にはまだ黒いもやが充満し次々と黒い兵士達が生まれている。
「まーた数で押してくるつもり? いいわ。何度だって相手してあげる」
◆
尾鎌と少し離れた屋根の上に立つ少女がいた。
彼女の視線は遠くで戦う金髪の少女……ツクヨの方を見ている。
「なんか信用できないんだよね、ツクヨって……でも、今やる事が何かはわかるから」
少し顔を伏せた後、彼女――
篠原 翠響
は走り出す。
彼女の知らぬうちに身体が軽くなり、その身は疾風の如き速度を得る。
走る彼女に並走する様に黒い兵士が出現し、空を横に滑りながら彼女との距離を詰めていった。
右から襲いくる凶刃を身を捩って躱すと地面を蹴り、篠原は空を飛ぶ。
空中で宙返りを披露しつつ篠原は足元に迫っていた黒い兵士を足場に更に高く跳んだ。
踏みつけられた黒い兵士はバランスを崩す様に落下していき、地面へと叩きつけられて霧散する。
屋根に出現した三体の黒い兵士が取り囲む様に空中の篠原に飛びあがって襲い掛かるが篠原は身体を回転させ、回し蹴りでそれらを一蹴した。
直後、篠原は屋根に着地すると身体を低くして走った。
黒い兵士達の刃が彼女を捉えようと振るわれるがその速度について来れる者はいない。
強く屋根を踏み切り、落下しながら篠原は追いかけてきた黒い兵士達に蹴りを打ち込んでいった。
地面から次々と湧き出しては襲いかかる黒い兵士達を篠原は鋭い蹴りで沈めていく。
「ごめんね、一緒に落ちてくわけにはいかないの」
そういう篠原は一体の黒い兵士の頭を踏みつけるとそれを足場に高く跳び、屋根の上へと再び降り立った。
「この数じゃ……突破は無理ね。でもこうやって惹き付ける事でみんなが楽になれば、きっと」
一体の黒い兵士が眼下の道を進む者達に向かおうとしたがそれは篠原によって防がれる。
「だめっ! いかせないっ!」
身を屈めた篠原は右足を軸にして素早く足を一回転、黒い兵士を吹き飛ばすと跳躍しその腹部を踏み砕く。
身体の中心を砕かれた黒い兵士は苦しそうに震えながら消失していった。
篠原を警戒しているのか、黒い兵士達は距離を詰めずにゆらゆら揺れている。
それに対し篠原は静かに立ち、ゆっくりと呼吸を整えていた。
屋根を少女が舞っていた頃、その下の街路を走る者達がいる。
その二人は道を塞ぐように出現する黒い兵士を蹴散らし、一切速度を緩めずにツクヨの元へと向かっていた。
「うおぉぉおーッッ! あのたわわに実った二つのメロンにダイブしたいぜぇぇーーッッッ!」
そう叫ぶ
冴木 竜司
の身体は声に呼応するかのように熱く滾り、振り抜いた剣の一撃は目の前に立ちはだかった黒い兵士を易々と両断する。
二つに斬り飛ばされた黒い兵士は霧散し形を失った。
「すごいんだべな、オラじゃそうはいかないべ」
竜司の後ろを走る
鈴野 海斗
もそうはいうが壁から黒い兵士が湧き出た瞬間にその首を飛ばしている。
「すごくないさ……俺はただ、いたいけな少女が虐げられているのが我慢できないってだけだ」
竜司と海斗が路地を抜けた時、目の前には二人の少女がいた。
片方の少女は衣服を血に濡らしながら綺麗な金髪をなびかせ紅く長い剣を振るっている。
その表情は満身創痍でありながらも嬉々として笑顔を浮かべており大きく見開かれた紅い眼は敵を見つめていた。
「あららら、あららら! イヴァ、貴女の力ってこの程度なんですかぁ? 手負いのツクヨを追いこめない程にぃ?」
もう片方のイヴァと呼ばれた少女は身の丈をゆうに超える大鎌を振り回し、大型武器とは思えない速度で金髪の少女の剣と打ち合っている。
「貴女と比べないでください! 傷つく程に力を増すドMとは違うんですよっ! いい加減討ち取られてください、裏切り者ッ!」
「裏切る? 何を勘違いしているんですか、私は元よりハガなんとかなんていう妖しい人が作った妖しい集団に属したつもりはありませんよぉ?」
「貴様ぁッ! ハガル様の崇高な名を汚す愚か者ッ! ハガル様の名のもとに、このイヴァが引導を渡してあげますッ!」
イヴァは大鎌をゆらりと構えなおすと紫色の炎を纏わせ、十字に振り抜いた。
金髪の少女は防御姿勢を取ったが、衝撃の方が大きかったようで吹き飛ぶ様にして激しく地面を転がっていく。
少女……ツクヨの転がっていった方向の先に見えるのは戦闘で崩れたのであろう瓦礫。それらは無造作に散らばっているが尖っており、ぶつかればただでは済まないだろう事は明白だった。
「だめだっ! その方向には崩れた瓦礫が……ッ! くっ! イヴァちゃんの方は一旦任せたぜッ!」
「ちょ、イヴァちゃんってどっちだべな――――もう行ってしまったべ。ま、あっちに走っていったというこっちゃ、向こうの大鎌を持っている方がイヴァちゃん……だべな。さーて、いっちょやってやるべ」
落ちていた黒い兵士の剣を拾うと海斗は刃渡りと重さを確認するとそれを左手に構え、右手にはちーあ印の剣を構えてイヴァの方へと走っていった。
一方、竜司は海斗を残し一気に飛び出すと転がっているツクヨを抱き抱える様にキャッチし、空いている手でブレーキをかける。
「うぉぉぉおっ! とまれぇぇぇっ!」
転がっていくツクヨと竜司は瓦礫にぶつかる寸前で止まり、二人は事なきを得た。
「あひゃはっ……優しいんですねぇ? 見ず知らずの私を助けるなんて。それとも自殺願望ですかぁー?」
「ははっ、少女を助けるのに理由はいらないってね。それよりも君の名前を聞かせてもらえるかな」
「変わった人ですねぇー。いいですよぉ、私はツクヨです」
抱き抱えたツクヨを壁際に座らせながら竜司は言った。
「そうかツクヨちゃんか、いい名前だね。じゃあ、助けたお礼に今度そのたわわに実ったお胸様を触らせてください!」
そう言われたツクヨは狂気を孕んだ笑顔を崩さないまま、自分の胸部分の衣服を少しはだけながら胸を寄せる。
「好きなんですねぇーここ。まあ、ここを好き勝手にしていいかどうか、考えておきますねぇーふふふ」
その言葉に笑って背を向けた竜司は真面目なトーンで言った。
「それに、この戦闘に介入する理由……実はもう一個あるんだ。あの子……イヴァちゃんに今度こそ言葉を届けたいんだよ。」
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3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年12月20日
参加申し込みの期限
2016年12月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年12月27日 11時00分
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