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春風のいたずら
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○ハルくん、待って!
「何か今日、風が強いね……」
恵御納 夏朝
は、
猫パペットのハルくん
を手にお散歩をしていた。
暖かさにも油断せず、夏朝の服装はコートにズボン。
(春一番、にはまだ早い気もするけど……今日はズボン履いてるから強風でもパンツとかは見えないし)
すれ違った男の子がちょっと残念そうだったのは気のせいだったろうか。
(……けどハルくん、軽いから飛ばされないように気を……)
つけないと、と思ったとたん、強風に煽られた。
(!……って、春風にハルくん持って行かれたー!?)
猫パペットのハルくんがはるか上空に、舞い上がった。
「わぁぁぁ、は、ハルくん待ってー!?」 夏朝はひたすらハルくんを走って追いかけた。
そのままジャンプして……手を伸ばす!
「よし、届いた!」
何とか捕まえてほっとした夏朝だが。
「……いや、普通に届いたんじゃなくて……」
着地するはずの夏朝の足は、空を切った。
「僕まで宙に舞い上がってる!?」
神魂の影響だ、となんとなく思う。(どうしよう……そうだ、ろっこんで僕を重くすれば……)
そう思い夏朝はねこシールを取り出したが、下を見ればたくさん人が歩いている。
皆夏朝には気づいていないようだが。
(って『ひと』沢山な普通の場じゃ無理ー!?)
その時さらに風が吹き、夏朝の手からねこシールが離れていった。
「ええええっ、ちょっと待ってー!」
もう内心あわあわ……! な夏朝である。
(いや、でも……待てよ?)
夏朝は思う。
(今は……一時的に『空を飛べてる』状況なのかな)
夏朝のろっこんはものを軽くしたり、シールを飛ばしたりはできるけれど。
(僕もハルくんも単独では空飛べないし、こんなふうに神魂の影響でもなければ……)
そう思うと、気持ちが楽になる。
慌てていた夏朝は、気を取り直した。
「落ち着いて……風が収まり地に付くまで、少しの間だけ、空中遊泳を楽しもう……かな?」
ねこシールが近くに漂ってきて、無事夏朝はシールを取り戻した。
気がつけば人がいないところまで飛んできていた。
「あれ、あの木に誰かいる……!」
「おーい、大丈夫か」
上のほうから一瞬そんな声を聞いた気がしたが、そちらを向いても鳥の群れがいるだけだった。
「気のせいかな? それよりあれ、浅山さんみたいだ」
(なんとか落ちはしませんでしたが、どうしましょう……)
舞い上がった小淋は、スカートが木の枝にひっかかったままぶら下がっていた。
こういうとき大声で助けを呼べないのは不便だ。
「よかった、止まってる。でもどうしよう……」
追いついてきた桜も途方に暮れた。
木登りしても女の子を支えられそうにないし、下で一人で受け止めるのも無理だ。
「落ち着いて、木の枝に捕まって!」
そう声をかけるが、もし枝が折れれば真っ逆さまだ。
「誰か……助けて! そうだ、はしごを借りれば」
助けを求めて、桜が辺りに人がいないか探していると。
ちょうどそこへ夏朝が飛ばされてきた。
「浅山さん! 大丈夫、今助けるよ」
そう言いながら、枝を掴み木にしがみついた。
(恵御納さん!)
助かりました……と小淋は安堵した。
夏朝はまず自分が飛ばされないよう、シールを貼って自分を重くした。
そして別のねこシールを小淋に貼ると同時にその腕を掴む。
「軽くなれ」
それから小淋のスカートを木の枝からはずし、軽くなった小淋をかついで慎重に木から下り始める。
「あ、はしご使ってください!」
はしごを拝借してきた桜も下から補助し、二人は無事地面に降りることができた。
『ありがとう、助かりました』
夏朝がシールをはがした後、小淋はスケッチブックでお礼を言った。
「どういたしまして。君もありがとう。あれ、どこかで……」
お礼を言って桜を見た夏朝は、どこかで会ったような? と既視感を感じた。
それは桜のほうも同じだったのだが、とっさに思い出せない。
どこで会ったか思いつく前に、夏朝は声を上げた。
「あっ、浅山さんスカートが……」
枝にひっかけたのか、少しだけ小淋のスカートの端が破れていた。
「僕がもっと気をつけてはずせばよかったね」
恐縮する夏朝に小淋は微笑む。
『とんでもない、恵御納さんのせいじゃありませんよ。家で直せるから大丈夫です』
小淋がスケッチブックに文字を書いている間に、桜は気づいた。
「あっ、
入学試験の時
の……」
「えっ? もしかしてあのとき受験に来てた子?」
夏朝も、なんとなく思い出した。
「はい、おかげさまで合格できました! 4月からよろしくお願いします」
「合格おめでとう。こちらこそよろしくね」
そうだ、と夏朝は声をかける。
「また飛ばされないようみんなで一緒に行こうよ。ええと、君も……」
「水上桜です。駅ビルに買い物に行くところだったんですけど、途中までご一緒してもいいですか?」
「もちろん。僕は恵御納夏朝」
『合格おめでとうございます。浅山小淋です』
小淋もスケッチブックを見せる。
三人は、仲良く自己紹介をしながら歩き出した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
お色気
定員
10人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年12月02日
参加申し込みの期限
2016年12月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年12月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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