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水守 流
と
本居 陽毬
の場合
クエスチョン。
女の子から『温泉宿に行こ♪ 二人で♪』とリズミカルに言われたら、男性諸君はどう応えるだろうか。
水守 流
は拳を握り貯金をはたき男の目をして自宅を飛び出しはるばる来たるは宇奈月である。
相手は美少女
本居 陽毬
。俺は一体いつこんなフラグを踏んでしまったのか。陽毬ちゃんがピンクの花柄浴衣でぽっと頬を染めて振り返るうなじとほつれげのコントラストがああまぶしや――という所まで想像した段階で。
「水守くんみてみて、入善ジャンボスイカのソフトクリームだって! こっちもジャンボなのかな!」
「真冬にそんなの食べたらしんじゃうぞ」
「白エビのかき揚げ丼だって!」
「お昼ご飯はさっき食べたでしょ」
「宇奈月地ビールだって!」
「意味わからずに言ってるだろ! 本居ぃ!」
色気より食い気の陽毬である。
ああさてはアレだな。俺を男性にカテゴライズしてないな?
「見て、つべつべのまんじゅうだって! どんなお饅頭かな!」
とか言いながら、既にお饅頭を買ってぱくつく陽毬がいた。
今日も二人は平常運行である。
「ももぐもぐ、もぐも」
「俺がお土産用に買ったお饅頭が空になった理由を説明したいのは分かるがせめて日本語でたのむ」
「んぐ……おいしかったから」
「せめて納得できる理由をたのむ……!」
畳にがくりと膝を突く流である
時は夕刻ご飯の時間。
俺たちに入浴シーンなんて必要ないぜとばかりに全カットされた彼らをお部屋で待っていたのは、お膳に盛られた豪華なお夕飯であった。
あとお土産のまんじゅうを平らげた陽毬だった。
ちなみに二人が予約したのは和室ベッドルームという、畳部屋にベッドが二つどーんと置いてある部屋である。男女だっつーのに。
部屋に戻ったら湯上がりの陽毬がちょっぴりほてった頬で振り返ったのでよもやと思ったが、お饅頭からっぽにした時点でそれは違うとハッキリ分かった。
思ったより平常心を保てる流である。
ああなんだろうこの気持ち。おじいちゃんが孫を連れて旅館にとまるこの気持ち。
とはいえ。
陽毬のおかげでこの旅館を堪能できているのは紛れもない事実。
なにせ目の前には豪華な料理が並んでいるのだ。
お饅頭くらいくれてやろうではないか。
「まあいいや、夕飯にしよう。いただきます!」
「いただきます!」
ぱちんと手を合わせ、箸を手に取る。
さて、折角なので本日の献立(板長お任せコース)を端から順に紹介してみよう。
まず小鉢、ホタルイカの酢味噌和え。もともと柔らかくもきゅっとした歯ごたえのホタルイカをやんわり甘い酢味噌であえたこの料理はさっそく富山ならではのご当地グルメだ。
ちんまりとしたホタルイカを箸でつまんで頬張れば、引き締まってはいるがしかし柔らかな歯ごたえと味噌の優しい風味が広がっていく。
もうこれだけ延々食べていてもいいくらいだが、まだ小鉢だ。
続いて八寸、前菜の盛合せをまたいで炊き合わせの鰤大根。これは春や夏の場合のどくろの煮付けになる。北陸ではよくとれるのどくろという魚を使った煮物で、ほくほくとして油もしっかりのった美味しい魚である。もちろん冬のブリも負けていない。日本海からやってきたブリと大根をあわせたこの鉄板煮物で、心も体もとろけること請け合いである。
だがまだ序盤。
造り、地魚のお造り。進肴、ブリのたれづけ。といった具合に地元のお刺身をふんだんに味わったあと、やってくるのがメインのおかず。
焼き物、氷見牛のあぶり焼きである。
凹凸のついた石板に乗った分厚い牛肉がしゅうしゅうと音を立てながらやってくるさまはまさに絶景。
氷見牛といえば富山最大の牧場氷見で生まれたA4~5ランクの高級黒毛和牛だ。
富山あるあるだが山に囲まれたせいか東京や大阪に出て行くことは少なく市場にもあまり出回らない(けどほんとは出回らせたいらしい)牛肉なのだ。
その味わいたるや美しく、舌に乗せただけでほろりと溶けて、身体の一部と化していく。
が、なぜだろう。
「高級肉だからかな。一枚しかない。せめてもう一枚食べたかっ……あ」
向かいのお膳には二枚のっていた。
陽毬が明後日の方向をむいていた。
目がシンクロナイスドスイミングだった。
「本居ぃ……!」
よーし献立の解説を続けちゃうぞ。
蒸し物、酢の物、椀物と色鮮やかに並ぶこの会席料理。
ひとつひとつ解説しているともう大変なので省略してしまうが、着目したいのは揚げ物としてドンと置かれている白海老から揚げである。
ここ富山は水の美しさから白エビの美味しい土地としても知られ、さくさくむっちりとした歯ごたえはくせになるだろう。椀ものの白海老つみれも黒部名水を用いた味噌のソースにつけて食べるとこれはもう……と、そろそろ尺も限界である。
流は招待された側と男の度量でもって、陽毬にお肉とエビの唐揚げと甘味をあげるという男気を見せて、この緒夕飯タイムを終了とした。
さて、雪祭りだ。
しつこいようだが、美少女との旅行である。
一緒に雪積もる町の祭り屋台を歩くというのは、なんとも青春を感じさせる一コマだ。
「水守君りんごあめあるよ! たこやきも!」
「本居ぃごはんはさっき食べたでしょ」
などと言いつつ財布のひもを緩めてしまうのは、なにも祭りの空気があるからというだけではなかろうて。
そして暫く歩いていると……。
三頭身になった陽毬がリンゴ飴片手にハッと顔をあげた。
「やきにく!」
「いや、これは違う……見ろ本居」
流が指さしたのは『名水ポークのお鍋(無料)』という豪快な看板だった。
「おなべ!」
わーいと言って走って行く陽毬。
鍋を受け取り、ふーふーしながらお肉をほっこり見つめる二人。
そんなとき、空を彩るように花火が上がった。
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担当ゲームマスター
青空綿飴
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
11人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年12月01日
参加申し込みの期限
2016年12月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年12月08日 11時00分
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