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雪に松明、夜空に花火、宇奈月温泉雪祭り
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■
椿 美咲紀
と
八神 修
の場合
「ほわー、見事な山河なのです……」
椿 美咲紀
は大窓から望む光景にしばらくぽかーんとしていたが、ノックの音に気づいて振り返った。
「美咲紀、俺だ。入ってもいいか」
「どうぞー」
扉を開けて入ってきた
八神 修
は、部屋の雰囲気に小さく頷いた。
オーソドックスな作りをした和室で、一般的な床の間が備えられている。だが驚くべきは障子戸を挟んで向こう側のエリアである。
こういった部屋には大抵ある窓際エリアは、壁一面がガラスで覆われ、備え付けのシングルソファに腰掛けてみればそばを流れる黒部渓谷と黒部川がパノラマで眺められるという特別仕様の部屋なのだ。
ベッド仕様の部屋にも広い窓はついているが、下側が板張りになっているので見えるのはあくまで山々の風景である。その点、この上下に開けた光景は豪華だ。
美咲紀と修はそれぞれカメラを取り出し、その光景を納めるが……。
「写真を撮るといつも思う。においや光のまたたきや広がりを画角の中にどうしても納めきれない」
「けど、思い出すことはできるのです。伝えることも」
などと言いながら、手帳にさらさらと今度の新聞記事にすべき内容を書き付けていく美咲紀である。
「まだ明るいが、温泉に行っておくか?」
「ですね! お肌つやつやになっておきましょー!」
手帳をぱたんと閉じて、美咲紀は両腕をぐっと伸ばした。
ホテルの温泉は岩風呂と御影石風呂の二つがある。
要するにごつごつしてるか平たいかの二種類なのだが、美咲紀は御影石風呂を選ぶことにした。
くっきりと仕切られたタイル状の石が並ぶ湯船に足を浸し、窓際へと歩いて行く。
冷えたつま先から、すこし熱いくらいのお湯が膝下を包んでいく。
マツやモミジで彩られた美しい庭を眺めながら、ゆっくりと膝を折って身を沈めたならば、温泉のぬくもりが腰から肩へ登っていくのが感じられるだろう。
方までつかり、石床の手を突いたところで、はあと息をもらさずにはいられまい。
「ほあー。シュー君はどうしてますかねー」
一方その頃、修は露天風呂の岩に背をつけて遠く望む山々を眺めていた。
「天然温泉は、やはりいいな……」
暫くして。
風呂場から浴衣姿で出てきた修を、一足先にあがっていた美咲紀がコーヒー牛乳片手に出迎えた。
「お肌つやつや! 更に美少女になりました!」
「美咲紀ははじめから美少女だよ」
「う、うん……そういえばシュー君はそういうこと言う人でした」
ふいっと顔を背ける美咲紀である。
「そろそろ食事だ、部屋に戻ろう」
さて、食事である。
わざわざ一人ずつ別々に食べるこたあないので、美咲紀の和室にまとめて運んで貰っていた。
食事の良さについてはまたそのうち語るとして。
「ほたるいかおいしいです」
語彙力が軽く死んだ美咲紀が、天井をぼんやーり眺めながらお刺身をもぐもぐしていた。
修も、その気持ちはよく分かる。
人間美味しいものを食べると語彙力が死ぬのだ。
イカではあるが柔らかく、そしてほんのりと甘みをもった身である。
姿煮にしたとて一口サイズのホタルイカなので、刺身となると傘の部分とあと少しといった具合で、かなりちんまりした食材だ。
それだけに料理としてお刺身が出回ることも少ない。
旅館の板前が丁寧に包丁を入れたのだろう、舌の上に優しくとけるイカの身が、修の心を和ませた。
あと語彙力の死んでる美咲紀にも和んだ。
「ハッ、このままじゃいけないのです。お料理の写真もしっかり残さなくては」
まだ箸をつけていない小鍋を開いて写真にとる美咲紀。
修はそんな様子を眺めながら、夜の祭りを想った。
やんわりと積もった雪を踏んで歩く。
思い出のマフラーをまき直し、夜空を見上げた。
「庭に降る雪は千重敷くしかのみに思ひて君を我が待たなくに……か」
ふと振り返ると、美咲紀が松明を差し出していた。
それを受け取り、苦笑する。
「漆黒に冴える星の光、風に運ばれひらりひらりと舞う雪、どちらも見飽きなくてな」
修の様子に何かを察したのか、そうでないのか。
美咲紀は彼と同じく星空を見た。
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担当ゲームマスター
青空綿飴
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
11人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年12月01日
参加申し込みの期限
2016年12月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年12月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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