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寒い朝に起きる時は、いつも眠気との戦いだ。
「うー、ねむ……」
温かな布団から手を伸ばし、けたたましく時刻を知らせる目覚まし時計のアラームを切る。
うどんで呼ぶ猫が、何やらふうふうと唸って警戒していた。アラームがうるさすぎたのかな、と思いながらうつ伏せで寝ていた身体を起こすと、布団の中に冷気が入り込んできた。思わず、
来島 アカリ
は身震いする。
「ジャマ……」
さらりと肩口から流れてきた黒髪を払って、硬直した。髪が伸びている上に、心なしか声も高い。
「いや、え、ウソでしょ……?」
まさかと思いながら恐る恐る胸と股間に手を遣れば、胸は僅かに膨らみ、反して股間にあるはずのものが無い。
「ただでさえ女みたいなのに、女の子になっちゃうなんて……絶対おかしいだろ、こんなの……」
頭を抱えるアカリ。たまに女に間違われることはあっても、まさか本当に女になってしまうとは想像だにできなかった。
しかし仮に神魂の影響だったとしても、短時間でぽんと治るものとも思えない。それまでは女として生活する必要がある。
「そ、そう兄ならなんとかしてくれるかな……」
ふと思い浮かんだのは、自分の幼馴染の
如月 蘇芳
だった。
ともかくこの格好ではどうしようもない。寝間着から普段着に着替え、大きめのコートにフードを被り、アカリは蘇芳の家へ向かった。
「なにこれ……胸?」
蘇芳が違和感を覚えて身体を起こすと、がくりと前の方に重心が傾く。
視線を落とせば、そこには一抱えほどもある大きな乳房があった。普段よりも高い自分の声と合わせて考えて、多分女になったのだろうと見当を付ける。何が起こったんだろう、と首をかしげるが、その考えもどこか他人事のような無関心さがある。
「まあ、こういうこともあるのかな……」
飽きた風に呟いて切り捨てた時、ちょうどインターフォンが鳴らされた。
「こんな時に来客?」
さて、どんな演技で追い返そうかと考えながら玄関先のモニターを見ると、そこにはフードを被っているものの、よく見知った人がいた。
「あれ、もしかしてアカリ君?」
驚いたように声を上げると、うんうんと玄関に立つアカリが頷く。幼馴染が相手ならば追い返すような道理も無い。蘇芳はすぐに玄関を開けてアカリを迎え入れた。
「お待たせ。外、寒かったでしょ」
「え、あれ、その格好……もしかして、そう兄ぃも?」
ぱちくりと目をしばたかせながらアカリは驚く。
ああ、と応じるように蘇芳が声を上げたが、実際は「ああ、アカリ君もなのか」と気付いただけだ。元々が女顔のアカリに対して「普段と大して変わらないから言われるまで気付かなかった」などと言おうものなら拗ねられてしまうだろう。アカリをからかうのは面白いが、困っているアカリを更に困らせ続けるのもかわいそうだった。
「汚い部屋でごめんね。さっき起きたばっかだったから」
「う、うん、お邪魔します……」
自室に通すとアカリがベッドに腰掛けたので蘇芳もその隣に座った。蘇芳の言葉に反して、部屋はシンプルで掃除もよく行き届いていた。
「アカリ君がここに来たのって女の子になったからだよね?」
「うん……朝起きたら女の子になってて……。多分、そう兄ぃもそうだよね?」
ああやっぱり、と蘇芳は得心しながら頷いた。
「それで、そう兄ぃなら、なんとかしてくれるかなって、思って来たんだ」
まさかそう兄ぃもすっごいお姉さんみたいになってるとは思わなかったけど、と苦笑するようにアカリは頬を掻く。
「うーん……、俺にはどうにも。でも、きっとすぐに元に戻ると思うんだよね。なんとなくだけど」
「だと良いんだけど……」
さらりと言い放つ蘇芳とは対照的に、不安そうに溜息をつくアカリ。別にどっちでも良いと思っていそうな蘇芳と女に見られたくないと常日頃から思っていそうなアカリとではだいぶ事態に対する受け止め方も違うようだ。
とりあえず、と蘇芳が微笑む。
「アカリ君はちゃんとした下着をつけたほうが良いよ」
「下着って、俺ちゃんと……」
「うん、だから女性用のやつ。そのままじゃみっともないよ」
「えっ……」
アカリもみっともないと言われたショックと女性用下着を勧められた困惑を表情から隠せない。「本当に付ける必要があるの……?」と戸惑うが、結局はアカリもうんと頷いた。
「そう兄ぃが言うならきっと必要なんだよね……」
「いい子だ。それじゃあ脱いで」
「えっ、ぬ、脱ぐの!?」
「当たり前だよ。じゃないと付けられないじゃないか」
タンスから女性用の下着(なぜ持っている)をいくつか見繕いながら言う蘇芳。
アカリも普段なら素直に従うのだが、幼馴染とは言え男の蘇芳に女の子の身体になった自分を見られる恥ずかしさや、蘇芳の外見が変わっただけとわかってはいても、やはり綺麗なお姉さんに見られてしまうという緊張感が綯い交ぜになって、裸体を晒すというのもなかなかに勇気のいることだった。
「あ、あっち見てて。こっち見ないでね?」
「結局見られるのは同じなのに」
恥ずかしがるアカリに、蘇芳はおかしそうに笑う。自分のはこれで良いかと、一番大きいサイズの上品なワインレッド色の上下セットを付けてみる。ショーツはヒモとレースの「そういうデザイン」だから良いとして、ブラジャーの方がどうにも乳房が大きすぎてカップからはみ出してしまう。さらにそう軽くはない胸をブラジャーで支えるというのだから、ブラ紐と肩に掛かる負担もなかなかだ。
なるほど女性も大変だな、と蘇芳はまるで他人事のように頷きながら振り返ると、いそいそと服を脱ぐアカリが見える。
ふと悪戯心が湧いて来て、そろりとアカリの後ろに立ち、上着を万歳して脱ぐタイミングを見計らってその胸に手を伸ばした。
「ひあっ!? そ、そう兄ぃ、な、なんで胸、揉んで……!?」
「アカリ君胸ちっちゃいね。大体Bカップくらい?」
「だ、ダメ、そう兄ぃ……。いい加減にしないと怒るよ、もうっ!」
「そんなに怒らない怒らない。胸の大きさを測るためだよ。ほら、これとかサイズ合うんじゃない?」
笑いながら選びだしたのは、比較的サイズの控え目なしろと水色の可愛らしいデザインの上下セットだ。ほら、と蘇芳が手渡すと、釈然としない表情でアカリはショーツを穿く。
「と、ところで、さ。俺、その……ぶ、ブラジャー、の、付け方、わかんなくて…」
「ああ、そんなこと。ほら、背中向けて。あとちょっと前かがみ気味になって」
ブラ紐を通させて位置を調整し、バックホックを掛けて脇から肉を寄せ、ストラップを調整して完成。
「さ、さわ、触られ……」
「いや、だって触らないとムリだから。仕方ない仕方ない」
脇から肉を寄せる過程で胸を触られたのがどうにも気になるらしく、顔を真っ赤にして口をぱくぱくさせるさせるアカリに対し、あくまでどうということは無いという風に蘇芳は手をひらひらと振る。それがまたアカリを複雑な気持ちにさせるのだが……。
蘇芳は苦笑しながら、後ろからぎゅ、とアカリを抱きしめて頭を撫でる。
「ほーら、怒らない。ちゃんと付けられたでしょ?」
「う……そうだけど、お、おっぱい! 当たってる!」
初心だなぁ、とくすくす笑いながら蘇芳が更に押し付けると、また胸が柔軟に押し潰れる。
「当ててるんだよって言ったら?」
「も、もう、からかわないでよー!」
「ははっ、ごめんごめん」
笑いながら離れると、赤面しながらも少し残念そうな顔をするのだからアカリは本当にからかい甲斐がある。
「……そういえば、そう兄ぃ、どうしてブラの付け方とか詳しいの? さらっと部屋から女物の下着とか出てきてるし……」
「うん? ああ、それはね」
適当なワイシャツを見繕ってアカリに貸して、自分もまたそれに袖を通しながら考えるように少し視線を逸らす。
「秘密、かな? ほら、女は隠し事をした方が魅力的って言うし」
「秘密って……むー……」
蘇芳は人差し指を口元に当てて悪戯っぽく笑い、アカリは不満そうにむくれる。性別は反転すれど、二人は本質的には変わらない。
その後、コーヒーを飲みながら二人は慣れない身体で一日を過ごした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
豚野郎
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
お色気
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年11月21日
参加申し込みの期限
2016年11月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年11月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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