this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
授業風景 〜1年9組と10組の男子の場合〜
<< もどる
1
2
3
4
5
…
7
つぎへ >>
先頭に飛び出したのは
神条 誠一
だった。
運動量の要求されるバスケ部なだけあって、持久力もありそうだ。
軽やかな走り出しでトップに立った彼はちらりと後ろに目をやる。
「さって、ビリは一番にジュースおごるってどうだ?」
「はぁ!?」
「なんでそんなこと!」
抗議を上げる後ろ組に、誠一はふふんと笑う。
「何か賭けたほうが盛り上がるだろー?」
「知らねーよ。こちとらお前みてぇにガチじゃねぇんだよ」
「ちぇノリ悪いの」
「賭けるなら、本気で勝負する気のある奴らですればいいんじゃないか?」
そう言ったのは、
風雲児 轟
だった。
「……風雲児か。確かお前、運動部じゃないよな? ついてこれるのか?」
「心配ご無用。こっちは”とある事情”で体力作りには余念はねぇ」
ビッシィと親指をおっ立てた。
轟はローカルヒーローとして、日夜、活動に精を出しているのだ。
「毎日トレーニングしてるこの成果! 5kmぐらいじゃ物足りないぐらいだぜ!!」
「おもしれぇ!!」
二人のすぐ後ろには、
光村 日向
、
風鳥院 鷲羽
、
鮫ノ口 礼二郎
がピタリと張り付いている。
先頭グループに入ることで風よけしつつ、体力を温存しようという魂胆だ。
(僕も負けない……! トライアスロンでは勝てたけど、走りだけでも勝てないと。僕が力をいれてるのは”走ること”だから……)
穏やかな日向の目にも闘志が見える。
(身体は小さくとも、遅れはとりませんよ。小さい身体には小さい身体なりの戦い方があるんです。この機会に、風鳥院家の男子の意地、体育科に轟かせてあげましょう……!)
鷲羽は優しそうな目に、鷲の如き鋭い光を宿らせる。
(……皆、いい目だな。アツイ奴らに囲まれると、こっちも気合いが入る……!!)
礼次郎は興奮に身を震わせた。
「そうだな。やるからには一番を目指さないとな」
その後ろ、先頭集団のお尻にいるのは
森野 熊吾郎
。大きな身体ながら、しっかり前の5人とペースについていってる。
(皆、すごいなぁ……。おいら、一番になれるかなぁ……)
一見、のんきな熊吾郎だけど、名前に入った”熊”の字は伊達じゃない。
(マイペース、マイペース。最初はマイペースですよぉ。闇雲に飛ばしても後半ヘコたれますからねぇ)
じわじわとホットプレートが熱くなるように、彼もまた名も無きこの勝負に闘志を燃やすのだった。
「おやまぁ、お揃いで。ランニングかい?」
軒先に水を撒いていた近所のおばちゃんが声をかけた。
「はい、体育の授業中です」
礼儀正しく礼二郎は挨拶する。
「そうかい。車に気を付けるんだよ」
「はいっ!!」
今度はまわりの生徒も元気に返事をした。
カーン! と小気味いい音がして、青空にボールが吸い込まれた。
どこのクラスだろう、第2グラウンドではソフトボールに勤しむ生徒の姿が見えた。
先頭集団に少し遅れて、グラウンドの横を過ぎるのはガチでもテキトーでもない、フツウ勢。
「はあああああ〜〜腹減ったぁ〜〜〜」
梅影 裕樹
は、くちから深海魚ばりに胃が飛び出すほどため息を吐いた。
もうすぐお昼のこの時間。どこからともなく漂ってくるごはんの匂い。
「あ……あそこの家、昼は焼き魚だ。あっちからはカレーの匂い……うおお、ラーメンのすっげぇいい匂いもするぅぅぅ!!!」
「さっきからうるせぇ!」
「ほんまや。匂い匂いってわざわざ言わへんでもわかっとるわ」
新庄 武蔵
と
浅沼 柳司
は顔をしかめた。
「こちとら持久走ってだけでダリーんだから、腹まで減らせんなよ」
「俺の所為じゃねぇーよ。こんな時間に外で走らせる浅井先生が悪いんだよ」
「……っておい。そっちコースやあらへんで」
「はっ!」
柳司に言われて、裕樹は我に返る。
「……いけね。匂いにつられてコースから出る所だったぜ、やばいやばい」
「ゴールするまで我慢だ、我慢」
マウルが言った。
「今日の昼は俺が腕によりをかけて作るから楽しみにしといてくれ」
「な、何を作る気だ?」
「それは……ゴールしてのお楽しみだな」
マウルは不敵に笑う。そしてペースを上げて、裕樹の横を通り過ぎていった。
「く……ランニングはとっとと終わらせて昼メシだ!」
裕樹もペースを上げた。
「……やれやれ、お前ら食い物の話ばっかだな」
金戸 幸虎
は肩をすくめた。
陸上部で、特に長距離が得意分野が幸虎なので、このぐらいのコースなら早朝にしてる日課のランニングより楽なぐらいだ。
「……つか、問題は”腹が減った”とかじゃないんだよなぁ」
「ん?」
唇を尖らせたのは、
虹村 千秋
。
「だってそうだろ。野郎ばっかの持久走なんて! 最低限1位とったら女子からキスが貰えるぐらいの特典をつけてもらわないと……やる気が出ないっ!」
「お前はそっちかよ!」
「あー……でも困ったな」
「何が?」
「俺はクラスの女子全員好きだし……誰かからってなると不公平だよな。うん、そうだ。1位はクラス全員からのキスにしよう。これで平等。参ったね、こりゃ」
「だめだこいつ……」
幸虎は呆れた。
けれど幸虎を更に呆れさせたのは、桜台に向かう交差点に差し掛かった時だった。
道を歩く大学生ぐらいのチャンネーの姿に、千秋は目を皿のように丸くし、わなわなと震えた。
そう、ここは”外”。例え、むさ苦しい男子に囲まれるゴーモンの如き体育でも、ここには女子がいるじゃないか。世界は広大じゃないか。
牛が赤マントを見たら突進してしまうように、千秋もまた女子と見たら見境なく突撃してしまうのだった。
「そこのプリケツのおねーさん。良かったら俺とランチしないか。美味いA定を出す店を知ってるんだ」
「それ学食だろ!」
「あ、そっちのおねーさんも俺と!」
雨崎 荒太郎
は窓の外を眺めていた。
3組は数学の授業中だった。静かな教室にカリカリと板書する音が響く。
荒太郎も書き取ろうとペンをとるがなんだか肩に重しがのっかり、どうも手が仕事をしようとしない。
「…………ふぅ」
正直、数学は苦手だ。絶賛ストライキの手を説得するのにも疲れ、自然と目は窓の外へといってしまう。
(9組と10組は体育かぁ……)
第2グラウンドの向こうを走る人影が見えた。
(体育科かぁー。体育の授業となると、普通科より大変だったりするのかなー)
もやもやと頭の上に浮かぶのは、竹刀を持った浅井先生に追い回され、何10kmも走らされる過酷すぎるイメージだった。
(ちょっと違うかな……でも、僕も少年ラグビーやってたからね、スタミナには自信あるんだー。あそこに交じっても、そこそこいい順位狙える気がするー)
とは言え、彼が挑むべきは敵は5kmの道程ではなく、目の前のわけわからん設問だ。
「…………はぁ」
手のストライキはもうしばらく続くな、と荒太郎はげっそりそう思った。
<< もどる
1
2
3
4
5
…
7
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
授業風景 〜1年9組と10組の男子の場合〜
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
梅村象山
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年05月12日
参加申し込みの期限
2013年05月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年05月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!