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寝子島高校
【卒業生を送る会】寝子晴れっ、跳躍っ、新たな一歩でにゃーっ!
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●桜色、スイート
マリベル・ロイス
が手持ちのビデオを回している。
「さすが寝子島高校! 皆さんの熱意が伝わってくる後夜祭ですね!」
マリベルは
結梨亜・カールシュテイン
と一緒に、三年生に突撃インタビューしたり、送る会でパフォーマンスをした人々に話を聞いて回っている。
さて、歓談の声賑わう中、
高梨 彩葉
と
志波 拓郎
は、並んで料理を見て回っていた。
「どれから先に食べるか迷っちゃうね。あ、うみねこのかき揚げ美味しそう~」
「せっかくだし、いろいろ食べたい……甘い物あるかな?」
「しばっち甘党だもんね。見て、ソムニウムのデザートがあるよ!」
彩葉に手を引かれてスイーツの前に来ると、拓郎は桜のシフォンケーキを取る。
お皿の上は油絵のパレットのように色とりどりで、それを順に頬張ってゆくのは至福以外の何物でもない。
デザートは後回しにして一口おにぎりから手を付ける彩葉に対し、拓郎はいきなりシフォンケーキを頬張った。かと思うと、拓郎の眠そうな目がほそぉく蕩ける。
「コレ自分好きかも……」
「ほんと? じゃあ私もあとで食べよっと」
彼が幸せそうにしているのを見るのは嬉しい。長く伸ばした前髪の奥、彩葉の瞳もにこりと細くなる。
「それにしても……先輩たちともあと少し……か……」
拓郎は保護者と喋っている三年生や動き回る二年の先輩たちに目をやった。
「そういえば来年は兄貴達の番だね」
彩葉の兄も、拓郎の兄も、二年生である。拓郎はふと、目元を拭う三年生の姿と、兄の姿をだぶらせた。
「そうか、来年は兄貴たちが送られる立場になるのか」
「そうだよ。兄貴達もいつか高校から卒業しちゃうんだ、まぁ家族だからすぐ会うことは出来るけどね! そして、私たちももうすぐ二年生……早いもんだよねぇ」
「そう、だな……。兄貴たちの次は自分たちが……あと二年しかないのに、まったく想像がつかないな」
「私としばっちが卒業するときかぁ。どんなふうになってるんだろう」
今より大人っぽくなっているだろうか。進路は決まっているだろうか。……そのときも今と同じように、一緒にいられたら嬉しいな……。
そのとき背後から、おふたりさん、と肩を叩かれた。
マリベルと結梨亜である。
「取材ええかなあ?」
「あ、うん……自分たちでよければ」
「
志波君は送る会でランニングマンを披露してたけど
、どうやった?」
「盛り上がって、よかった。……送るのって悲しいと思ったけど、送る会やパーティみてると、なんだかとても、嬉しい事かなって思えてきた、な」
「高梨さんは?」
「幸せだなーって」
「カッコいい彼の姿を見られて、ですか?」
結梨亜が素で聞き返す。彩葉はちょっぴり頬を染めて首を横に振った。
「そうじゃなくって、というかそれもあるけど……なんて言ったらいいのかな、卒業生を明るく送ろうとする人達がいてこういう会が開けることって、幸せなことだなって」
「私もそう思います! あっ、写真も撮らせてもらっていいですかー?」
うん、と頷き、彩葉は拓郎の隣に立ってピースサインをした。ちらと見上げれば、拓郎は、照れている様な嬉しいような複雑な顔をしている。彩葉は彼のそんなところが可愛く思えた。
「はーい、ありがとうございましたー!」
次の取材に赴こうとするマリベルと結梨亜に、拓郎はそっと耳打ちする。
「……あとで、撮った写真のデータください」
彩葉と二人の写真がほしい。
マリベルと結梨亜は、拓郎の気持ちを察して、OKサインを作ったのだった。
◇
「うーっ……なんとか送る会も終わったなー!」
伸びをするのは実行委員のひとり、
楢木 春彦
である。
飲み物を載せた盆をもって歩き回っていたが、ある程度行き渡ったようなので小休止だ。
首を回すとゴキゴキと固い音がする。肩が凝ってるなあと思う。
思えば、準備から本番まであれやこれやと忙しかった。
きっと他の実行委員たちも同じだろう。
だからこそ、すれ違いざま声を掛け合う。
「おつかれー。取材、捗ってるか?」
「ぼちぼちや」
まだまだ元気そうなマリベルが答えた。
一方、結梨亜は指を咥えるジェスチャーをする。
「でも全然食べられなくて……」
「たしかに。料理、美味そうな匂いがするだけに、しんどいよなー」
「ですよね。でも私たちは実行委員! 食べてる余裕などないのです! 食べてる余裕など……うぅ」
テーブルの上に並ぶおいしそうな料理の数々にどうしても視線が行ってしまう。
だが、結梨亜は、食べたい気持ちを押し切って、ぶんぶんと頭を振った。
「いえいえ! ここはガマンです!」
「あらあら、実行委員さんもちゃんと楽しまなきゃだめよ?」
早坂 恩
だった。
疲労全開で背中を丸めていた春彦は、先輩の登場にあわてて姿勢を正す。
恩はそんな春彦に微笑みを向けた。
「頑張りすぎないで。今回の送る会はすごく実行委員のみんなが忙しそうで、ちゃんと楽しんでいるのかが心配なの。しばらく代わるから、食べてきて?」
なんてありがたい配慮だろう。春彦の顔に『尊敬』と『感謝』の文字が浮かぶ。
「すんません、確かにちょっと疲れてて……ちゃちゃっと食ってくるッス!」
「ゆっくりでいいわよ。マリベルちゃんと結梨亜ちゃんも。ね?」
恩は柔らかく小首を傾げてほほ笑む。
「じゃあお言葉に甘えて」
「摘まんできます」
おにぎりうまそう、スイーツも外せない、と小雀の群れのように肩を寄せ合い、笑い合う後輩たちに、いってらっしゃい、恩は手を振る。
(あなたたちも、いっぱい楽しんでね)
そのときである。
強烈なカレー臭が漂って来たかと思うと、どよどよと会場がざわめき、野太い声が響き渡った!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
41人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年11月05日
参加申し込みの期限
2016年11月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年11月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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