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「カヤ、遅いな」
「そのうち合流すればいいさ」
四人の冒険者は足取り軽く歩いていた。依頼はほぼ完了、あとは店側と話して分配するのみだ。
「金貨と宝石、なにより魔法の道具があったのは良かった」
「売ってもいいし、使いようによっちゃそれ以上の価値があるな」
古い魔法の品はそうそう手に入るものではない。傍目にも貴重とわかるアイテムはどれほど有用か分からない。
しかし、冒険者たちの足は強制的に止まることとなった。
通路の先に、待ち受ける人影があったのだ。
「一度だけ勧告してやろう」
人影の声が洞窟内に響く。
フード付きコートを被った、赤毛の少年だ。
その姿は全身がほのかに発光し、はっきりと見ることができた。
「貴様等が盗んだお宝を元の場所に戻せ。そうすれば見逃してやろう」
「何を言ってるんだ?」
あまりにも堂々とした物言いに、カタナが眉を寄せる。
「俺たちは盗んでなんかいないぞ」
「正当な依頼に基づいてのものだ。盗んだと言う理由は?」
ハルトが静かに質す。しかし返ってきたのは笑声だ。
「そうか、あくまでシラを切るなら、容赦はしない」
少年がコートを脱ぎ捨てた。その身体には朱色の紋様が走っている。
血のような色のそれが、赤く発光していたのだ。
「こいつ、指名手配の……!」
異様な相手の様子に、ゴウが何かに気づいた瞬間、
「盗賊どもに裁きを下す。正義執行! 悪は死ね!」
洞窟内に紅蓮が吹き荒れた。
少年の紋様から噴き上がった火炎が壁となって、通路を封鎖する。
蛇のようにうねり、伸び拡がってくる炎に冒険者たちは慌てて後退した。
「アイツ、賞金首のアカバネ・ユウキだ!」
「ああ、思い出した」
ゴウの警句に、カエデが合点した。
「元冒険者で、今は王国貴族を何人も殺した殺人鬼にしてテロリストだな。ま、家族を貴族の陰謀で殺されたってのが原因らしいが」
「それがなんで襲ってくるんだよ!」
カタナは炎を突っ切ってきたユウキを見据えた。生み出された火は彼を侵食することはないのか、その身体に火傷の一つもない。
「正義執行!」
「うるせえ!」
ユウキの剣と、カタナの刀が激突する。勢いはユウキの方が上だ。打ち合う鋼の悲鳴を響かせ、ユウキの腕が跳ね上がる。刀が上方に押し上げられ、転瞬、剣が地を抉りながら奔った。斬撃を纏う炎がカタナの胴に弧を描き、両断する――かと思われたが、残像を残してカタナは跳び退いている。
「へえ、不思議な魔法を使うな」
「お前ほど派手じゃないけどな」
『加速』して避けたカタナは胴の傷を見る。軽装の鎧は溶け崩れていた。
「これならどうだ!」
ハルトが長剣を振るい、風を呼び起こした。風は炎とぶつかり、洞窟内を激しく揺らす。
「風か、面白い。俺の炎とどっちが強いかな!」
「くっ……」
炎の奔流がハルトの風を圧迫する。剣の振り下ろしを行わねばならないハルトは、長引けば不利だ。
「いったん退くぞ! 最悪崩れるっ」
ゴウが声を張り上げた。数度にわたる激突で洞窟の天井に亀裂が入り、破片が落ちてくる。
「させるか……誰だっ」
ユウキが追撃しかけ――後方からかすめた矢に顔をしかめる。
「いくよ」
カヤが、ハルトの風で穴の開いた炎の壁を駆け抜けていた。立て続けに矢を放つ。
「ナイスだ。お前はそこでじっとしてろ」
カエデの手が翻り、矢とナイフがユウキをその場に釘づけにする。
冒険者たちはその間に、元来た道を引き返していた。カヤもそこに合流する。
「逃げるか、悪党!」
「テロリストにゃ言われたかないな!――軽いぜ!」
ゴウは手近な大岩を持ち上げ、天井に投げ上げる。
それがダメ押しとなった。
戦闘の余波に耐えきれなくなった天井が、大音声を奏でて崩れだす。
冒険者たちが見ている前で、土砂はユウキともども通路を埋め、吊り橋をも破壊していった。
「必要なら火の粉は払う覚悟だったが、そんなレベルじゃなかったな」
ゴウが息を吐く。
「結局あいつ、なんだったんだ?」
「高利貸しの一味だよ」
カタナの疑問にカヤが答えた。
「僕たちを消すつもりみたい」
「なんでだよ、利子分の金が返って来た方が得じゃねえか」
「裏がある……ってとこか。それよりこの状況どうする」
カエデの意を、ハルトが継いだ。
「出れなくなったな」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
叶エイジャ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
NPC交流
定員
15人
参加キャラクター数
14人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年10月29日
参加申し込みの期限
2016年11月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年11月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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