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■シーン2:縁もゆかりも
ショッピングモールの話をしよう。
本土に建設されたショッピングモールは、屋内でありながら開放感を得られる建築デザインと最新の建築技術や内装技術を用いた工夫によって、軽くバカンス気分を味わえる施設になっている。
テーマはご存じの通り『ねこじまふーど』。
寝子島の山から海まである豊かな自然と開発されたオシャレな町並みをモールの中で表現しようという試みは、テーマパークの趣すら持っていた。
「なんか、島の感じとかわんねーな……」
天井を見上げて呟く
北里 雅樹
。
特殊ガラスによって見える広い空と、巧みに配置された観葉植物。
お店まで持ってきたせいか、空気の香りすら寝子島を思わせた。
「そう? かなり違うと思うけど」
ドイツとドイツ村くらいには違う。と、
椎井 莉鳥
は転々と並ぶ雑貨店を眺めた。
ニャレッジヴァンガードのようなイイ意味でとち狂った店もあれば、可愛い文具やぬいぐるみを扱うファンシーショップもあれば、コーヒーやチョコレートの輸入雑貨店もある。
極端なセレクトだとは思うが、休日を過ごすに当たってはこのくらい端から端まであってくれた方がいい、とも思う。
「で、行きたいところあるの?」
「ゲーセンかな」
「ゲーセンって……」
新しくできたショッピングモールへ来てゲーセンって。
などと思いつつ。
莉鳥は微笑以下の笑みを浮かべた。
「そう言うと思った」
初めて見かける方のために説明しておくと、莉鳥と雅樹には恋人関係だったことがある。
過去形である。今はきっぱり別れて疎遠になったかと思いきや、友達として仲良くやっている。
恋愛関係が解消したからといって全ての関係が決裂するほど、人間は雑にできてはいないものだ。
二人は百円玉を持って、ゲーム筐体に放り込む。
プレイヤーが日本の警察官になって犯罪現場に突入するというゲームらしいが、即座に銃撃戦になるというトンデモ設定のゲームである。特徴は筐体の下に身を伏せると障害物に隠れた判定になるという、よく刑事ドラマで見る銃撃戦を再現したものである。
ゲームのチュートリアルを受けつつ、雅樹は横目で莉鳥を見た。
「椎井、勝負すっか」
「キル数で? デス数で?」
「んー、両方!」
さあ突入だ。シロイコナの密売現場に踏み込んだ二人を待っていたのは、何でか知らんけど全員銃で武装したヤクザの群れだった。
ソファーの裏から飛び出してきたエネミーを即座に撃ち殺す莉鳥。
反応が早いというか、思い切りがいい。
こいつ眉一つ動かさずに射殺したぞと思いつつ、こういうゲームかもしれんとも思う雅樹である。
普通、オンナノコとガンコントローラー式のシューティングゲームをすると『きゃーこわーい!』とか言いながら頼ってくる相手を軽やかにフォローして好感度を上げる展開になるものだが、莉鳥はそういうのと無縁そうだった。
だから友達でいられるのかも、しれない。
「なあ、いま警官が絶賛射殺中だけど、アリなのかこの状況」
「よく見なさいよ。キル数に逮捕者って出てる」
「えー、生きてんの? あれで?」
何とか狙いをつけて射撃する雅樹と違って、莉鳥は物陰から出たところを機械のように正確に撃っていく。よく見れば構えもかなりビシッとしていた。
ついでに言うと全員ヘッドショットだった。
「おっ、ボスだぞ!」
シロイコナ密売業者のボスとやらが出てきた。
銃弾十発くらい打ち込んでもピンピンしてる謎の敵である。
「銃がきかねえ!?」
物陰に隠れるのを忘れた雅樹の画面に、でかでかと『殉職!』と表示された。
ぱっと見ると、莉鳥が物陰に身を隠したまま銃だけを露出させて流し打ちしていた。
くいくいと手招きされ、同じく物陰に隠れる雅樹。
銃弾が遮蔽物に当たってはじけていく音がする、銃を構え、莉鳥と目を合わせた。
音が一瞬だけ止む。
頷き合い、同時に飛び出し、全力で撃ちまくった。
「なんで俺が負けるんだよ」
「いちいち実況するからでしょ」
結果を述べるまでもなく、雅樹は勝負に負けていた。
キル数でもデス数でも。あ、逮捕数でも殉職数でも。
二人はゲームを終え、ファッション売り場をふらふらと歩いていた。
デパートのファッションコーナーは種類ごとに、それも性別や年齢ごとに区分けして配置されているものだが、ショッピングモールは個人経営の店舗が広くちりばめられる形で配置されている。
革製品やジーンズを主に扱う店や、クラシックフレンチな店や、帽子の専門店や、パンクな衣装を扱う店や……大雑把に男性向けと女性向けに分かれてはいるが、結果として男女が一緒に歩いて回るように設計されていた。
二人にとっては、配られた商品券の使いどころである。
紳士服専門店。というかスーツの専門店をちらりと見て、雅樹は口を開いた。
「椎井さ、お父さんと仲直り……」
つい口を突いて出た台詞に、莉鳥は黙って春物セーターを眺めている。
その話はしたくない。無表情にそう書いてあった。
「ま、できそうにない、か」
莉鳥がカフェの制服を着てトレーを掲げていた。
急な展開で申し訳ない。経緯を説明しよう。
ファッションエリアを回って、そろそろ休憩でもとカフェに立ち寄ったところで、雅樹が職業体験の広告を指さしたのだ。
やってみろよとは言わないが、彼の顔に書いてある。
『制服姿が見てみたい』と書いてある。
莉鳥はため息交じりに首を振って……。
「こうなったのである」
「何、モノローグ?」
無表情でコーヒーカップをテーブルに置く莉鳥。
学校制服を覗いては、普段ユニセックスな私服を好む莉鳥である。(恐らく店主の趣味で)女性らしさを強調したカフェの制服は、恐ろしく莉鳥に似合っていた。
細身のジーンズを普段使いで着こなす彼女がスカートをはくのだから、当然と言えば当然か。
「客には笑顔だろ?」
「分かってる」
莉鳥はそう言うと、別のテーブルへと歩いて行った。
ほどよく笑顔を浮かべ、テキパキと注文をとる姿。
仕事と割り切れば笑えるのか。
彼女はなんでもできるな。
と、思ったか思わないか。
雅樹は黙ってコーヒーをすすった。
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年10月27日
参加申し込みの期限
2016年11月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年11月03日 11時00分
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