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世界が終わりそうな夜に
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【Epilogue、あるいは、夢を見たあとに】
そして、気がつけば夜明けの時間は近づいていた。
* * *
ボクサー人形(
新田 亮
)はラビに謝られていた。
「……すまない! 君がボクサースタイルのファイターであると知りながら僕はっ……」
「いや、負けは負けだ。……それにこれはボクシングの試合じゃない。いい経験になった。ありがとう」
ボクサー(亮)はラビに握手を求めた。
「……!」
それに、ラビは感極まった表情をする。
と、そこにカクテルグラスを二つ持ったモブねこが近づいてくる。
「試合の後の一杯に、こちらのキール(ノンアルコール仕様)はいかがでしょうか。カクテル言葉は――『最高の出会い』」
ボクサーとラビは無言のまま杯を受け取り、一度だけ互いのグラスを鳴らしてそれを一気に飲み干した。
二人のファイターに他に余計な言葉は必要なかった。
* * *
ラピ(
曖浜 瑠樹
)は、ひとしきり健闘を称えあったラビ(ファイターラビット)を誘って、夜明けを見たいと思った。
「ラビくん、一緒に夜明けを見に行こうよぉ」
「夜明け?」
目をパチクリさせるラビを誘い、城のテラスに向かったラピ(瑠樹)はそこで寝子島に陽が昇る瞬間を見た。
「ああ、戦いのほかにもこんなに美しいものがあるんだな……」
「そうだねぇ。オレ、今夜見た景色を日記に書くよぅ。それで絶対、絶対に忘れたりしないんだぁ……!」
瑠樹はそう言って、目覚めた後は必ず日記をつけようと固く固く胸に誓いを立てるのだった。
* * *
そして、翌日――。
* * *
恵御納 夏朝
は、自室で目を覚ますとまずハルくんの姿を探した。
「……あれ? ハルくん、そこにいるってことは……」
そして、夏朝は自分が元の姿に戻っていることに気づいた。
順序が逆な気がしたが、それよりも重要なことが夏朝にはあった。
「そうだ、絵を描かなきゃ……! 忘れないうちに絵を、特にねこさん達の絵を……!」
使命感にせきたてられるように、夏朝は寝間着のままスケチブックに向かって手を伸ばした。
* * *
加藤 神々ノ黄昏
は、夢の主には会えなかった。
「おぼえていますか? 私がフェンリルちゃんになって、フェンリルちゃんが私になったのでございますよ?」
神々ノ黄昏はフェンリルちゃんを抱き締めながら、そんなことを訊ねた。
返事はなかったが、神々ノ黄昏は満足していた。
城でのあれこれは楽しかった。
それに、なんとなくではあるが、気づかないうちに主にも会えていた気もするのだ。
(今思えば、あの落ち着き払ったバーテンさんこそが夢の主様であったのかもしれません)
それならば、感謝の気持ちは伝えられていたのだ。なら、きっとそれでいい。
ひとまず彼女はそう信じることにして、気持ちを切り替えて、朝の支度に取り掛かるのだった。
* * *
青山 絢
は目を覚ますと、先程まで自分がその姿になっていたひよこのストラップをじっと見つめた。
「よくよく考えると若干サイズ比のおかしい夢だったわね……」
ぽつり、と現実が染み込んでくる頭で考えた言葉を呟いてから、絢は息を漏らして笑う。
「まあ、いいわ。悪い夢ではなかったもの」
そう。それが一番だ。どうせ見るなら、悪い夢より、いい夢がいい。
だから、今日もいい夢を見て眠るべく、絢もまた一日の活動を開始していく。
* * *
鎌八 まもる
は、目を覚ますと自分を抱いていた。
「あれ……? どうしてこんなところにいるんだい、オレ?」
寝惚けた目でそう呟いてから、全てが夢であったことを思い出す。
「そうか……。でも、いい夢だったな。次に、にゃんこたんに会ったらぬいぐるみを交換してもらわないとな」
あの香りにつつまれて眠ったらいい夢が見られそうだ。
そんなことを思い、まもるも朝の準備を始める。
* * *
響 タルト
も、自室で目を覚ましていた。
「いつもはろっこんで猫になるんだけど、たまにはうさぎも悪くないね!」
タルトもまた夢の中の自分に満足しているようだった。
「それにしても、ムッシュくんがいつもあの抱き枕を抱いて寝ていると思うと、ちょっと可愛いよね」
くすくすと微笑みつつ、タルトもまた朝の支度を開始するのだった。
* * *
自室で目を覚ました
赤銅 スフィア
は、いまだ夢と現実の狭間にいるような気分だった。
「もう少しハッタ・ヘイヤと一緒にいたかったな……」
少し悲しげに、ハッタ・ヘイヤのぬいぐるみをぎゅっと抱きしめて、その赤い目を見る。
すると、スフィアにはハッタ・ヘイヤが自分を勇気づけてくれている気がしてきた。
夢の中で、君はあんなに楽しそうに友達に囲まれていたじゃないか、と。
「……うん。そうだね。ありがとう」
スフィアはハッタ・ヘイヤにそう微笑みかけて、いつもより少しだけ上機嫌に朝の支度を開始した。
* * *
滝原 レオン
も自室で目を覚まし、それが夢であったと気づいていた。
「なんだ、夢かよ……」
あまりにも子供っぽく、それでいて女の子っぽい夢を見てしまったことにレオンは頭痛を感じる。
と、そのとき、レオンは視線を感じた気がして、ましろの方を振り向いて、そして微笑む。
「ああ、そうだな。なんだかんだで楽しかったし、ま、いいか!」
笑顔でそう結論づけて、レオンはそっと『ましろ』に手を伸ばすのだった。
* * *
遠野 まほろ
も夢から覚めていた。
「……あれ? 夢、だったの?」
そのことに、まほろは少しガッカリする。
せっかくコウメイが大切にされていると言っていたことに喜んでいたのに、もしかするとそれはただの思い込みだったのかもしれないと。
だが、その後、まほろは友人達からそうではないと知らされることになる。
この夢は、大勢の人間が共有した夢であって、決して単なる夢幻ではないのだ、と――。
そのことに、後のまほろがホッと胸を撫で下ろしたのは、今更言うまでもないことである。
* * *
ところで、
八神 修
は、翌日も、ラビの姿を見かけていた。
まだ夢を見ているわけではない。
ただ小さなおもちゃ屋のショーウィンドウの中に、昨日の夢と同じような服を着たファイターラビットの姿を見かけたのだった。
「また会えたな、ラビ」
どうやら夢というやつはどこかで現実に繋がっているらしい。
そんなことを考えながら、修はそのぬいぐるみを買い求めるために、そのおもちゃ屋の入口をくぐった。
〔了〕
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あとがき
担当マスター:
水月 鏡花
ファンレターはマスターページから!
というわけで、ご参加頂いた皆様お疲れ様でした。
MSの水月鏡花です。
今回はぬいぐるみ回でしたが、いかがでしたでしょうか?
みなさんのぬいぐるみ愛に満ちたアクション、読んでいて楽しかったです。
『らっかみ!』ならではの、ほのぼのストーリーを楽しんでいただけたなら幸いです。
それと、今回はアドリブキャノンをぶっ放しすぎた気がしますが、これもPBWの醍醐味ということで、生暖かい目でご容赦頂けると嬉しいです。
それでは最後になりましたが、ご参加頂いた方、ここまでお読み頂いた方、そして「らっかみ!」に関わる全ての方々に感謝を。
ではでは、またどこかのあとがきでお会いできることを祈って。
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担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
11人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年10月26日
参加申し込みの期限
2016年11月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年11月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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