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世界が終わりそうな夜に
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【Dance and Battle!】
その頃、ダンスホールではフェンリルちゃん(
加藤 神々ノ黄昏
)とうさたん(
響 タルト
)が踊っていた。
「ほらほら、フェンリルちゃん! もっと情熱的に! もっとセクシーに! もっとBL的に!!」
「……お、おう?」
ダンスホールをくるくる踊りながら、フェンリルちゃん(神々ノ黄昏)はうさたん(タルト)のスパルタBL教育を受けていたが、ぶっちゃけ意味がわからなかった。どうかそのままのフェンリルちゃんでいてほしい。
ひとしきり踊ると、音楽が鳴り止んで、パートナーを交代する時間となる。
(こ、このウサギの方は……とても情熱的で、お話も楽しいのですが……ときどき何を仰っているのかわからないのでございますっ……!)
そう思ったフェンリルちゃん(神々ノ黄昏)は、上手い事言って、うさたん(タルト)と別れた。
そして、適度な運動と雰囲気に酔って高揚した気分で次のパートナーを探す。
(おや、あそこにかわいらしいひよこの方がいらっしゃいますね……)
フェンリルちゃん(神々ノ黄昏)は次の相手に狙いを定めて、ゆっくりとダンスホールを歩き始めた。
その頃には、すっかり場の雰囲気に酔って、当初の夢の主を探すという目的は頭からすっぽり抜け落ちていた。
* * *
ひよこ(
青山 絢
)は、いまだ壁の花のままだった。
あるいは、この夢が覚めるまで、ずっと壁の花であったということもありえたかもしれない。
だが、そのとき、ひよこ(絢)に声をかけるものがいた。
「おう! そこのひよこ! 俺と一曲踊らないか!」
フェンリルちゃん(神々ノ黄昏)である。
「……黒い、犬?」
絢はひよこの目をぱちくりとさせた。
それは粗暴な言動に似つかわしくない可愛らしい犬の縫いぐるみであった。
普段なら、ひよこ(絢)は、すげなく断るところだっただろう。
だが、今日は不思議と気分が良かった。
「……いいわ。一曲だけならね」
そう言って、ひよこ(絢)はふわりとフェンリルちゃんの頭の上に乗り、一緒に(?)束の間の舞踏を楽しんだ。
* * *
一方、フェンリルちゃんと別れたうさたん(
響 タルト
)は、再びウマのぬいぐるみ(
鎌八 まもる
)のもとへ戻っていた。
「よし、それじゃあ今度はオレ達が踊ろうぜ。ウマとウサギのフォックストロットなんてオツなもんだろ? 奴らに見せつけてやろうぜ」
「え~? しょうがないな~♪」
言葉とは裏腹に、見渡す限りのぬいぐるみカップリング祭りでご機嫌のタルトの返事は色良いものだった。
こうして、ウマとウサギのダンスも始まり、チークタイムに突入すると二人は頬を寄せ合って踊る。
「はは、うさぎの姿でもいいにおいするんだな。そうだ、今夜の記念に帰ったらぬいぐるみ交換しないか?」
「交換? 身体を交換するって流行りの映画みたいだねー。僕はいいけど、ムッシュくんポニーテールなしで寝られるの? ああ、この帽子ポニテがあるかー」
そんな会話をしつつ、二人のダンスは進行していく。
* * *
その頃、ついに衣装が決定したラビ(ファイターラビット)もまたダンスホールに連れて来られていた。
「……僕は、いったい何をやっているんだ?」
ラビは、シンデレラや白雪姫もかくやという、ひらっひらでふりっふりのドレスで着飾らされていた。
「おー、似合うぞ! ラビ! やっぱり俺とハムタロウの見立ては正しかったな」
と、ましろ(
滝原 レオン
)は、その可愛らしさに太鼓判を押す。
「ああ。ラピ(
曖浜 瑠樹
)や、ハッタ・ヘイヤ(
赤銅 スフィア
)のタキシードという案も捨てがたかったが……やはり君にはそのドレスが似合う。さあ、踊ろう!」
そう言って、まず最初にラビを誘ったのはハムタロウ(
八神 修
)だった。
ハムタロウ(修)は最初に登場したときのようにラビの頭に乗ると、ラビとシンクロした動きでアーティスティックな踊りを見せた。
それはずっとずっと見ていたくなるような、ずっとずっと踊っていたくなるような華麗な舞だった。
だが、いつまでもラビを独占しているわけにはいかない。
彼(彼女)はこの場にいる皆のマイフェアレディ(ジェントル)だからだ。
「交代だ! ハッタ・ヘイヤ!」
そこで、ハムタロウ(修)はハッタ・ヘイヤ(スフイア)にバトンタッチする。
「は、はいっ……! ラ、ラビさん……! つ、次は私と一緒に踊りましょう!」
いつもなら引っ込み思案な性格で躊躇してしまうところだったかもしれないが、今夜のスフィアは違っていた。
大好きなハッタ・ヘイヤの身体が、一緒に衣装を選んでくれたぬいぐるみの友人達が勇気をくれていた。
だから、ハッタ・ヘイヤ(スフイア)は、くるくるくると果てしなくまわり、どこまでも踊る。
そして、
「ラ、ラピちゃん、交代しましょう!」
と、今度はハッタヘイヤ(スフィア)とラピ(瑠樹が)バトンタッチする。
「うん! それじゃあ、次はオレと踊ろうよぉ!」
そう言って、今度はラピ(瑠樹)がラビ(ファイターラビット)が手を取り合って踊り始めた。字面でも見るとややこしいことこの上ないが、絵面で見るともっとややこしかった。なにしろ姿もドレスも大変良く似ていたのである。
「楽しいねぇ。それじゃあましろちゃん、交代しよっかぁ♪」
「よっしゃ! せっかくだからダンスも楽しむぜ!」
さらに、ラピ(瑠樹)からましろ(レオン)へとバトンが継がれる。
くるくるくると、終わらないワルツを世界が終わりそうな夜に紳士淑女が舞い続ける。
「……凄い! ダンスって、こんなに熱いものだったんだ……!」
ラビが感極まった様子で、呟く。
そんなときだった。
「待て! 感動するのは、この俺を倒してからにしてもらおう!!」
「「「な、なんだってーーーー!?」」」
どこからともなく現れた人型のぬいぐるみに、一同は大きく目を見開いた。
* * *
ボクサー人形(
新田 亮
)は、見ていた。
ファイターラビットことラビが様々な縫いぐるみと踊る中で見せる、その動きのキレや、身体能力の高さをじっと見ていた。
そして、思った。
このラビというファイターと手合せがしたい、と。
だから、気がつけば叫んでいた。
「待て! 感動するのは、この俺を倒してからにしてもらおう!!」
「上等だ! 貴様を倒して、僕はこの舞踏会の神になる!」
ラビはノリノリだった。
そして、圧倒的な早着替えで元の道着姿に戻ったラビは、ボクサー(亮)とともにダンスホールのはずれにやってきた。
ギャラリーとして、ラビと行動を供にしていた面々もついてきていた。
そして、
「それじゃ先に地面に背中を付けるか、気を失った奴が負けってことでいいな?」
「望むところだ!」
ルールが決定したところで、いつのまにかそこにいたモブねこが、いつの間にか用意してあったゴングを鳴らした。
ほとんど本能的にボクサー(亮)は駆けていた。
(一撃でノックアウトにしてやる)
先手必勝の一撃を食らわせるべく、屈強なボクサー人形の拳を放つ。
しかし、ラビも伊達に『ファイター』の名を冠しているわけではなかった。
両腕で、ガッチリとボクサー(亮)のワン・ツーをガードすると、続けざまにカウンターの強烈なブロウを放ってくる。
「……ッ」
予想外に早く、正確な一撃。
それをボクサー(亮)は紙一重でかわして、反撃の反撃に移る。
((……こいつ、デキるッ!))
想像以上の好敵手の存在に、二人の闘志は熱く燃え盛った。
「……ラ、ラビさんっ! 頑張ってください!」
と、ウサギ仲間のハッタ・ヘイヤ(スフィア)の声援が飛ぶ。
「ボクサーのおにいさんも頑張ってなぁ~」
と、ラピ(瑠樹)も応援の声を上げる。
二人の声を呼び水にするようにホール全体から声援があがる。
戦いのボルテージはいやがうえにも増していく。
それで、興奮してしまったのだろうか。
気がつけば、ラビはボクシングでは反則技の『ラビットパンチ』をぶっ放してしまっていた。ラビットなだけに。
「……っ!?」
これにはさすがのボクサー(亮)も対応できなかった。いや、ボクサーだからこそ対応できなかったのだ。
後頭部を狙う苛烈な一撃に、ボクサー(亮)は倒れ、一時的に気を失った。
ボクシングなら、ラビの反則負けだが、これは一種の野良試合(ストリートファイト)。
基本的なルールより、合意の上で結ばれたルールの方が優先する。
「WINNER!」
と、モブねこがラビの腕を高く掲げたときには、ラビ自身が呆然としていた。
無意識かつ反則スレスレの技による勝利を得た試合結果に、自分自身納得していなかったのだろう。
だが、そんな試合に対するギャラリーの反応はというと、
((((まあ、うさぎ(ラビット)だもんなぁ……))))
と、誰もがだいたい納得しているような感じなのであった。
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担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
11人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年10月26日
参加申し込みの期限
2016年11月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年11月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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