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この架け橋を渡りたくば――
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羞恥心で顔を真っ赤にしながらしれっと大学の方向へ走り去って行く碧南を全員で生暖かく見守っていると、ふと、群衆の後背から男の高笑いが聞こえてきた。
「ハァーッハッハッハッハッハ!」
しかし、振り向けどその姿は見えない。
「どこを見ているのです、俺はここにいますよ!」
声のする方を見れば、電柱の上に仮面を付けた黒服の男がいた。
「俺の名は
クロセル・ラインツァート
。――ルシフェルさん、あなたの名を聞いて駆けつけた者の一人です。一度、話をしてみたいと思いましてね」
とう、と彼は電柱から飛び降りる。翻るマント。「地元だから安心」「本土だと見られない」「島唯一で島一番」。そのマントには寝子島の企業の宣伝広告がプリントされていた。
「変なヤツが増えた」
とは群衆のみならず自称ルシフェルすら抱いた感想だ。
一瞬怯んだ自称ルシフェルは、しかしそれでもメゲなかった。
「ほう、かの高名なクロセルの来訪とは、我が名も世に馳せたものだな」
「なんでも偉大なる儀式をしているだとか」
いかにも、と自称ルシフェルは頷き、自身のマントを翻しながら橋の上に描かれた魔法陣を指し示す。
「これこそが我が異形なりし偉業。この儀式が完遂されれば、“世界概念”が変革するであろう」
なるほどそういう設定だったのか、と群衆は高笑いする自称ルシフェルを生暖かく見つめる。
「しかし、ここの人間はいささか多過ぎる。このままでは我が儀式にも支障が……」
ふと高笑いをやめ、急に苦悩する表情へと変貌したクロセルはやはり、と頷いた。
「あなたもまた、この世で苦悩する者の一人なのですね……」
「然り。我が身堕天なりしものとは言え、元を正せば人なればこそ」
「我々のように力ある者にも例外なく訪れる苦悩だ」
しかし、とクロセルは言う。彼の後背にいる群衆をマントをはためかせながら指した。
「ルシフェルさん、彼らを見て下さい。彼らも今、苦悩している。この橋が使えないがゆえに、です。我々悩める者がまた、新たな悩める者を生んでしまっている……。ここはひとつ、儀式の場をどこか人気のない場所に移すことはできないでしょうか」
「スフィンクスの問いかけの如き難題だな。儀式に適した場は限られている」
ふむ、とクロセルは考え込むようにマントで口元を覆う。実際は口元の照れを誤魔化すためなのだが。
「確かに、儀式の環境は大切でしょう。しかしルシフェルよ、あなたの力ならばその環境を作り変えてしまうことさえ不可能ではない」
あからさまに「ええ、そこでそういう設定生やしてくるの?」といった表情を見せる自称ルシフェル。クロセルにちょっと共感してしまっただけに、その瞳には「決してこいつと同類にはなるまい」という決意が表れていた。
「我が力量を正確に見切るとは……さすがだな、クロセル」
「一人の力では難事であっても、二人の力を合わせれば解決することもきっとできるはずです。さあ、ルシフェル。俺の手を――」
取れ、と言おうとして、クロセルは膝を屈した。ここに来て羞恥心の限界に達したのだ。
「くっ、ここからがスポンサーへのアピールタイムだと言うのに……」
悔しげな呻き声が漏れ出る。26歳といい歳してお茶の間のヒーローなどと自称しているクロセルには、特にろっこんの影響が大きかったのだろう。彼の何事にも動じない鉄の心をもってしても、それは例外ではなかったのだ。
慌てて羞恥でうずくまるクロセルに駆け寄って治癒魔法と称し、ポージングと共に詠唱を始める自称ルシフェル。完全に追い打ちというか死体蹴りであった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
豚野郎
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
バトル
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年10月24日
参加申し込みの期限
2016年10月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年10月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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